ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

尾関屋 @愛知県江南市

2017年01月30日 | 愛知県(尾張)

道路が東西南北に通っていないため、自分がどこに居るのかすぐに分からなくなってしまうドライバー泣かせの江南市内を走っていた際に「純手打」の文字を発見して、事前情報無しで入ってみた「尾関屋」。店は団地の棟が立ち並ぶすぐ近くにあるが、周囲はいたってのんびりとした場所。駐車場に車を停め、暖簾をくぐる。店はテーブル席と小上がり席があり、厨房の横にはちゃんと麺打ち場がある。給仕は女将さん(たぶん)、調理は主人と息子(たぶん)。品書きを眺め「天丼うどんセット」を注文した。うどんは一番麺が分かり易い「ざる」でお願いする。天丼とカツ丼では天丼の方が高いのに、「天丼」と「うどん」をセットにするとカツ丼のセットよりも安くなるのが不思議(笑)。

しばらくして両方が運ばれた。「ざるうどん」には刻み海苔がかかっていて、刻みネギと練りわさびが添えられている。早速うどんから手繰ってみる。つゆは甘め濃いめではあるが、この地方の標準からいったら少しだけ薄めだろうか。うどんは強いコシがあるものではないが、ヤワでもなく、しなやかさがあり、なかなか旨い。「天丼」には海老、かぼちゃ×2、さつま芋、オクラが使われていて、天種もつゆにくぐらせてある。ご飯にかけられたつゆも多め。海老が割りとしっかりとした大きさで嬉しいが、かぼちゃとさつま芋で食感が似通っているので、ひとつかぼちゃが減らしてあってもいいかな。うどんの印象がとても良かったので、次は温かいうどんを食べてみようかな。(勘定は¥900)

この後の記事はこちら (2

 


 

↓ 江南市と一宮市の間にある「宮田西閘門」(明治34年・1901・建造)。閘門(こうもん)は現存しないが、その遺構(石積み部分や水路)を見ることが出来る。

 

↓ 閘門跡につながる用水路はコンクリートで蓋がされているが、用水路自体は残っていて水が流れているようで、北側にある新しい設備の堰で治水されているようだ。

↓ 宮田西閘門のすぐ横にある建物(写真下左・建築詳細不明)。軒や窓周りの装飾が近代建築らしさいっぱい。元商店っぽいが…。道路を挟んだ向かいにある住宅(写真下右・建築詳細不明・旧・小島医院か)。昭和初期頃から流行したと思われる日本家屋+洋風客間スタイル。

 

↓ 200m位東にある「丸又フードストアー」(建築詳細不明)。かなり年季が入った建物。壁面に酒造の名前が並ぶ。現「キング醸造株式会社」(金露酒造は倒産)の清酒「金露」の文字も。

 


 

純手打うどん 尾関屋

愛知県江南市後飛保町薬師119

 

( 江南 こうなん 一宮 いちのみや おぜきや 尾関屋うどん店 饂飩 うどん 手打ちうどん 手打うどん てうちうどん 近代建築 近代化遺産 宮田西元杁 宮田用水 )

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In Concert '72 / Deep Purple

2017年01月30日 | ハードロック・へヴィーメタル

In Concert '72 / Deep Purple (2014)

パッケージは新しいが、音源は昔から有名なディープ・パープル(Deep Purple)の1972年のBBC(英国放送協会)ライヴ。2012年にリマスターされ、アナログでだけ発売されたもののCD化。人気のある黄金期の第2期とあって、過去から様々な形で売られてきた音源だ。1970年のBBC音源とのカップリングでCD(未所有・写真下)も発売されていて、その2枚目と同一音源のはず(ただし曲順はこちらが正しいのだとか)。

 

会場となったパリス・シアターはロンドンにあり、元々映画館だったところをBBCが劇場に改造したところ。その為、広くはないはずだが、70年代初め頃から、ツェッペリン(Led Zeppelin)を含む様々なロック・アーティストがここでライヴを行い、オンエアーされ、その音源はブートレグ(海賊盤)の格好の餌食となり、全世界に拡がった(放送用ディスクが各国、各局に送られるので、放送後に闇に流れたのだとか)。そんなBBC音源も今では公式に発売されているものが多くなり、入手は難しくなくなった。

この時期のライヴとしては何と言っても「Live In Japan」という金字塔があるので比べると分が悪いが、さすが昇り調子の時期とあって、ここでも演奏はタイトでテンションも高く、かっこいい。他のアーティストのBBC音源ではありがちだが、放送用のミキシングだからか、あまり音の奥行きが広くなく、少し平坦な印象を受けることが多いが、このCDではリミックスされているからか、随分と音質が向上しているようで、キンキンとした耳当たりは気にならず、臨場感もしっかりある(ただし上記の既出アルバム自体は未聴なので比較は出来ず)。若干時々入るアナウンス(曲紹介)が邪魔だが、きっと一発録音で細かい編集などは出来なかっただろうから、やはり彼らのテンションの高さと、演奏力の高さには驚かされる。

中古店にて購入(¥540)

  • CD (2014/6/23)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Rhino / Parlophone

 

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