20日の叔母のためのカンファレンスの時に、ケアマネとディサービスの施設長から、
またまた、訳のわからない…政府の方針(厚生労働省)の定めた、4月から施行される、
介護保険の改正に伴われる…いくつかの変更によって…
使い勝手の悪いいくつもの問題点(介護保険を利用する人たちのためにならない)!!
が、浮上してきて、またまた現場は混乱しているようです。
叔母が今現在利用している施設も、その変更により、なぜか? 叔母には、
身体的長時間(お迎えお帰りの時間、30分もあるため…朝の9時から夕5時30分までとなり、)
の負担が強いられるようです。
幼稚園児でも、早く帰りたい…お年よりもたぶん早く帰りたい、気持ちだろう。に。
元気なお年寄りばかりではないでしょうに…
とても、体力の無い、お年寄りには、負担だ。だから、といって、ディサービスにベッド(お昼寝用)
の数を人数分は置けないだろうし。
それでなくても、叔母は、暇さえあれば、10分、15分、30分、の細切れ睡眠を朝から何度も
やっている。
それに、看護婦も4月から常駐しなくなる、という。
新しいディサービスの施設を探そうか? 思案中だ。
何とか、現場の意見が反映できる法律改正へまた改正してほしい!! ものです。
なんていったって、大量の団塊世代が利用する時期は、もう、待ったなしなのだから!
今日は、しばらくぶりに私の愛読誌か「高野山教報」からご紹介します。
『十二支のいわれ』
北原隆義(石川県 妙觀院副住職)
十二支がどうしてできたのかを、昔話と本当の理由との二つお話します。まずは昔話からです。
昔々、ある年の暮れに、神さまが動物達に「元旦に神殿に早く着いた順に、その年の大将に
してあげるぞ」と言いました。
この話を聞いた動物たちは、自分こそ一番になろうと支度を始めました。
でもネコちゃんはうっかり神殿に集まる日を忘れてしまい、仲良しのネズミさんの所に
聞きに行きました。
「ネズミ君、神殿に行く日はいつだっけ?」とネコが尋ねると、ネズミは思わず
「元旦から人の家に行くもんじゃないよ。2日に決まっているよ」とウソを言いました。
ネズミはこのとき牛小屋の天井裏に住んでいましたが、大晦日の夜に足の遅いウシがみんなより
早く出発したのを見て、ちゃっかりウシの背中に飛び乗りました。
ウシは暗い夜道を霜柱を踏みしめながら一晩かかって神殿へと向かい、門の前で夜が明けるのを
待ちました。東の空が明るくなり一番鶏が鳴きました。
門の扉がギギーっと開かれたかと思うと、ネズミはぴょんとウシの背中から降りて扉の隙間から
神殿に入りました。そしてまんまと一番最初に神さまに新年のご挨拶を申し上げたのです。
続いてウシが二番目となり、次に一晩に千里を駆けるトラが三番目となりました。
その後ろからウサギ、タツ、ヘビ、ウマ、ヒツジ、サル、ニワトリ、イヌ、イノシシの順で神殿に
入りました。
さて、二日の朝ネコが神殿に行くと、神さまに「顔でも洗って出直してきなさい」と
叱られてしまいました。それ以来ネコは毎日顔を洗うようになりました。
そしてネズミを見るとその時の事を思い出して、追い回すようになったということです。
では、十二支ができた本当の訳を話します。十二支は今から約三千五百年前に中国で
考えられました。お月様が満月から少しずつ欠けて小さくなり、月の光が見えない新月の状態に
なり、まただんだん太って満月の姿に戻ります。
この間の日数が約二十九日で1ヶ月の単位ができ、それを十二回繰り返すと一年になります。
やがてそれぞれの年に名前をつけて十二年で一回りする仕組みもできました。
当時はまだ文字の読める人が少ない時代だったので、多くの人に親しみの深い動物の名前を
あてはめたということです。そのときつけられた年号が、子・牛・寅・卯・辰・巳・馬・未・申・酉・
戌・亥の十二文字だったそうです。
ちなみに日本、中国、台湾、韓国では十二支の動物は同じですが、ヒョウやネコ、ワニが
入っている国もあります。国によって若干の違いはありますが、親しい動物たちがそれぞれ一年を
担当して次の動物に引き継いでいくということです。
私はこれを、十二種類の動物が私たちを守ってくれるんだと受け止めています。
動物たちへの尊敬の気持ちと親しみや信頼の気持ち、いろんな気持ちが心の中にありますが
彼らに見守られていると思うと「しっかりしなくては」と身が引き締まります。
ウソ偽りのない心を持ち、ウソ偽りのない言葉を語り、ウソ偽りのないまことの行いをする。
いつもこのようにできれば有難いですね。
なかなか、面白かったですね。
ウソ偽りのない毎日の積み重ねこそ! とても良い人生だった!
と言えるとよいのでしょうが…
むずかしいですね。