その昔、私は、舞踊家でしたから…
誰よりも…とっても、ステキに綺麗に歩いておりました。
「変形性股関節症」と診断され告知を受ける前から…
痛みのため、肩を下げ、膝を曲げられなくなり、ビッコをひいて歩き、階段に泣きました。
今は、綺麗に歩くよりも…
しっかり、荷重をしてゆっくり歩くことに重点を置いています。
痛みを誘発するまで、歩きません!
ただし、楽しい時は忘れてはしゃいでいますので……例外ですが(笑い)例えば、先日の花見など。
前に知り合いの方で、医師に毎日10000歩、歩きましょうーと言われたからと、
四苦八苦して無理してまで歩いていた方もおりました。
大変失礼ですが、痛みを誘発する行為だとその時思いました。
が、お知らせしても聞き入れてくれなさそうなので…
口をつぐみました。
そんなことを思っていて、しばらくぶりに銀サロ院長、松本先生のブログをのぞいたら…
屈曲伸展硬縮による、綺麗に歩けない、ことが書いてありました。
松本院長のブログhttp://blog.goo.ne.jp/mm1110mm
さすが、信頼している先生は、わかりやすく丁寧に私たちの患者の気持ちを考えていて、
書いてあります。
中には、専門用語を使ってやたら難しく書く方がいらっしゃいますが…
さすが、庶民の味方! さすが、股関節症患者の味方! です。へへへ。ゴマすり?
話を戻します。
★股関節症によくみられる歩行とその対策をチェックしてみました。
股関節症の人には特徴的な歩容があります。その歩行は、その人の股関節の症状をほぼ
正確に反映しているようです。ですから、自分自身の歩行と股関節の関係を正しく理解する
ことが大切なようです。
☆自分自身の歩き方を知る
10人中10の歩き方がある、というくらい歩き方には一般人も個性があります。
ところが、あんがい自分の歩き方は(変なのはわかっているし、と、見ないようにしている方が
多いと感じます)知らないようです。
嫌なものにフタ、ではなく、しっかりと今後のご自身の変股症を改善、進行を予防するために、
ぜひ、 大きな鏡に向って歩いてみましょう。
あるいは、人に頼んで動画を撮ってもらいましょう。
★チェック項目
正面から見て①左右の肩の高さに差はどの程度か
②肩は左右に揺れないか
③左右の腰の位置に差はないか
④膝と足先の向きはどうなっているか
側面から見て①背筋は伸びているか
②腰は反っていないか
③お尻は突き出ていないか
④膝は曲がっていないか
⑤左右の歩幅は同じくらいか
☆では、股関節症によくみられる歩行のパターンとは
1.関節の動きが悪いことによる歩幅や歩隔(左右の開き)の減少 =出っ尻歩き
2.筋力の低下により起こる=悪いほうの足で体重を支えられずに上体がぐらつく=横揺れ歩行
◎出っ尻歩きの対策
・股関節の前側にある筋のストレッチ(ほぐしと運動)
股関節伸展のストレッチ
→うつぶせになり、両手を伸ばしながら体幹を反らしていく。その際に骨盤がベッドから浮かない様に
両足を伸ばします。
→うつぶせになり、片側の股関節の下に座布団や枕などを使って股関節を伸ばしている状態を
維持して、骨盤が座布団などから離れないようにしながら膝を曲げて手で足を持ってお尻につけます。
※あくまでも、ヤバイ痛みが出たら、中止してくださいね。
そもそも、急性期の痛みの人は、安静がいちばんのリハビリです。
リハビリの意味も悟って下さいね。
次回に又、続きます。疲れました。
『変形性股関節症に負けないでね!』