Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

カンパ 変速機の整備 ビフォーアフター

2013-11-30 20:45:26 | 自転車整備 ディレーラー
先日カンパの変速機の整備を済ませました 保管状況があまり良く無かった
部品が整備によってどの様に変わったか備忘録的に写真を残しておきます





before after



整備前後の全景です 1974年発売の Campagnolo SUPER RECORD 保管されていた自転車の
状態を見ると風雨に晒されていたと想像出来 この変速機も一部錆びや腐食が発生していました







1976年の製造を表す PATENT-76 の刻印 1968年発売の NUOVO RECORD ヌーボレコードと
容姿、構造は同じですが スーパーレコードには一部黒いアルマイト加工がされています







底部のテンションスプリング辺りから上部を見ています 変速機は全部分解し
その後洗浄しましたが錆や腐食部分は別途美装を施しました




 
スーパーレコードになって初めて、ピポットボルトとテンションボルトにチタンが使われました





ディレラー本体裏側にも CAMPAGNOLO の文字が刻まれています この部分も
ヌーボレコードと全く同じです





初代パラレログラム式変速機から続いた凸凹のロゴが この後 1977年にプリントに
変更されます それに伴いパンタスプリングの取付け方法やプーリーケージの形状、
プーリーの位置などに改良が加えられて行きました 歴史の有るカンパニョーロの
中でも名機だと思います

この変速機の整備風景 【 カンパニョーロ リアディレーラー 分解 SUPER RECORD 】

コメント (2)
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タイヤ用エアチャックに 手を加える

2013-11-28 20:35:00 | 自転車部品・用品
エアーコンプレッサーの先端道具 タイヤに空気を入れる為のエアチャックと言う
ものが有ります これには自転車用と言う物は有るのですが競輪バルブと言う
特殊なバルブに使う為に少し手を加えます






これは自転車の英式バルブ専用のエアチャック
今はコンプレッサーに繋いでいない状態ですが
中央部の黄色いパーツが少し顔を出しています






これをコンプレッサーに繋ぐと空気圧に依り
中央の黄色いパーツが押し出されます
空気を入れる時はこの突起にチューブの
バルブが当り 突起が凹む事でチャックから
空気が噴出される仕組みです






チャックの蓋を外してみます
内部のパーツはこれだけでそれ程複雑な構造では
ありません






これが黄色い突起のパーツです 先端は長方形で
その先がやや面落ちしています このパーツの
正式な呼称は調べましたが解らなかったです






これは競輪競走で使うタイヤのバルブで形状は
英式ですが サイズが小さく競輪バルブと呼ばれ
世界中で使われているのは SOYO のこれだけです






そのバルブにエアチャックの黄色いパーツを当てて
みると バルブの穴をほとんど塞いでしまいます
これでも空気は入るのですがもう少し改善して
やりたいですね






この様な小さなパーツですが 空気が通る道を
作ってやれば良いでしょう




リューターと言う手も有りますが 真鍮らしい
柔らかそうな素材なので手作業で行きましょう






黄色いパーツの四面のうち 対面の二面に
溝を刻み空気の通り道を作ってみました




これで使ってみると手を加える前より良くなりました
ただ突起部が長いのでバルブの先端がパッキンに
当り難く少しコツが要ります もう少し考えましょう




先端を少し短くし面落ちを大きくしました




これで良いですね 上手く使える様になりました





これはコスモスのつぼみでしょうか色の濃いお花が咲きそうですね
競輪用バルブを使う事はほとんど無いのですが 用意している以上問題無く使える様に
手を加えてみました  

コメント (4)
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七五三参り

2013-11-27 20:10:57 | よもやま話
子供の成長を祝う日本の行事七五三 この様なものは地方に依ってしきたりも
違うかと思いますが関西では 11月中に神社に詣でるのが習わしだと思います





本日の主役 空流(くうる)くん 良く私の自転車小屋へも遊びに来ます
このお家には着付けも出来る美容師、理容師、ネイリストが揃っていて
こお様な行事の時は困りません




ネイリストが美容師に髪のセットをして貰っています
この美容師さんは昔 コンテストで日本 3位になった
経験の有る腕前




空流くんはパパが大好き 写真スタジオで
記念写真を撮ってからお参りへ向かいます






今回お参りするのは 兵庫県宝塚市に有る中山寺
ここは安産祈願で訪れる人も多く 宮参りや今回の
七五三などの神事を行う少し不思議なお寺です





山門から境内に入り参道を歩くと左右に手入れがされた植物が有ります
黄色が明るく映えています




本堂の手前です お正月にはこの辺は人で一杯です






七五三の申し込みを済ませ 時間までにお昼にします
ニシン蕎麦は 600円 境内の飲食店にすれば街中の
お店と変わらないお値段ですね ビールは外せません
空流くんも かしこく食べていました




理容師 頭は自由自在(笑)






絵馬に願い事を書き奉納します






お参りも終わったので帰路につきます 
参道から山門を望んでいます





この日は生憎の雨でしたが皆が穏やかに素敵な時間を過ごしました
この様な行事を行えると言うのは幸せな事なんでしょうね

中山寺 阪急電車中山駅を降りると目前に有り色々な行事で利用される方も
多いお寺ですね 【 大本山 中山寺 】

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カンパニョーロ リアディレーラー グリスアップ 完了

2013-11-25 20:24:00 | 自転車整備 ディレーラー
カンパニョーロの変速機のグリスアップをしていましたが今回で完了です
少し荒れた変速機でしたが出来るだけの事はしました





分解から始め洗浄後グリスアップを進め前回には上下のプーリーの取り付けまで
完了しています 今回はこのテンションスプリングのケースに有るプーリーケージの
回り止めボルトを取り付ける処から始めます




回り止めに使うボルトはこの様な可愛い物です






今プーリーの状態はテンションスプリングが解放され
上下逆の状態です これをテンションスプリングを
巻き取る方向へ回し正常な位置まで持って来ます






そこでスプリングケースのボルト穴へ先程の
ボルトをねじ込みます 調整の必要は有りません
奥まで締め込めば O.K です 錆止めのグリスも
忘れない様にして下さい






この小さなボルトが変速機本体に当り プーリー
ケージが必要以上に回転するのを防ぎます
これが無ければホイールを外した時にチェーンを
巻き込み 次にホイールを装着する時に大変な
手間が掛かります 大切なボルトですね






次は変速機をアップダウンする為に必要な
パンタスプリングを取り付けます 錆止めに
粘度の高いオイルを塗布しておきます






このスプリングは変速機本体のこのネジ穴部分で
コイル部がボルトで支持されます






スプリングの先端部分は変速機の上部に小さな
穴が有るのでそこへ差し込みます






スプリングの先端を変速機の穴へ差し込みました






スプリングを支持するボルトです ネジ部を含め
全体にグリスを塗っておきます






ボルトをスプリングのコイルに差し 変速機の
ボルト穴へねじ込みます ここはスプリングが
ねじ込むのを邪魔しますのでネジを切らない様
慎重にネジを入れて下さい






最後にボルトをしっかりと締め込みます 使っている
工具は 8mm のボックスレンチです ネジを切らない
程度に強く締めれば O.K です 






パンタスプリングを変速機の中へ収めます ここは
やや力技になります 先に収めてから支持ボルトを
入れる方法でも良いですが どちらにしても
スプリングが仕事の邪魔をしやり易い作業では
有りません






スプリングの丸い部分が変速機の内部と接触し
可動します ここはかなり摩擦の強い部分です
粘度の高いオイルを差しておきます






変速機の上下部分に位置調整用のアジャスト
ボルトを取り付けます






ボルトは全ネジでスプリングを通してから
取り付けます スプリングの長さが違いますが
短い方が上側 ロー側の調整ボルトに使います






これは上側です マイナスドライバーで締め込みます





これは下側 トップ位置調整用です ボルトにも
バネにもグリスは塗っておきましょう






これはシフトワイヤーのクランプボルトです
ワイヤーの押え金物の裏にはワイヤー用の溝が
有ります その中央部にはやや膨らんだ部分が
有りますが これはワイヤーを抜け難くする為の
工作なんでしょうね 興味深いです






変速機本体のクランプ部に軽く締め込んでおきます
保管中に緩んで落ちない程度で良いですよ




変速機取付用のピポットボルトです チタンです
綺麗なパーツですね






自転車へ取り付ける時はここにもグリスを塗りますが
保管中はオイルにしておきます






これが最後の作業です オイルを塗ったボルトを
変速機に差し込み完了です





長くお付き合い頂きましたがこれで分解整備の全てが終わりました
1976年製 Campagnolo SUPER RECORD チタン素材を一部に使い 黒いアルマイトを
施されているのが特徴です この後プリントロゴになり横型へと移行して行きますが 
オールドカンパファンには人気の高い変速機です 今回の整備風景がお役に立てば
幸いです

前回の作業 【 カンパニョーロ リアディレーラー グリスアップ プーリー 】

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大阪で パーティが有るらしい

2013-11-24 20:18:39 | よもやま話
それがどうした と言うタイトルですが 知人が外国へ行くのでグッドラックパーティで
お見送りをするらしい そんな現場へ少しだけ飲み物をお届けしました





パーティ会場になるお部屋の書棚に綺麗なジンの瓶が有りました 爽やかなブルーのボンベイ






隣のパソコン用のテーブルには色が綺麗と
もらって来たらしい煙草のパッケージ 場違いな
オロナミンC が笑えます




こんな所へ大きなコマの付いたキャリアで
飲み物を運ぶ姿を想像して 少し笑って下さい






お昼ですランチをしましょう 大阪のミナミと言う地域
歩いていると年季の入った自転車に出合いました

今日のお昼はここにしましょう ANNGON アンゴン






派手な看板が有る階段を上がって行きます Deliって
どう言う意味なの? 2階に有るお店はこんな雰囲気
ベトナム料理のお店です






お料理を選びます ランチタイム 12:00~17:00 は
長いですね お料理が来るまでは地元のビールを
楽しみましょう





お料理が来ました香り米のランチ 豚の角煮と煮卵
サバのレモングラス揚げのセットメニュー お米は
ほのかな香りがします 950円のお値段は良いですね
この時間でもおかずは単品でいけるとの事なので
鶏のとんがらし焼きを一品貰いましたよ






お店の人に言えばコリアンダーとパクチーを
持って来てくれます この香草はクセになります
美味しく全てのお料理を頂きました






表を歩きましょう 近くに有ったメキシコの雑貨屋さん
ミサンガの様な物はビーズで編んだトカゲ やけに
リアルでした




綺麗なデザインの名刺を下さいましたよ






もう少し歩きます 今度は実用車 2台が有ります
片方のペダルが壊れています 直したくなるのを
我慢しました(笑)






トップチューブに ELTTOB TEP の文字が見えます
このビルでは ISSEY MIYAKE 三宅一世のブランド
を取り扱っているのですね 自転車はそのオブジェ
なんでしょう






ちょっと御堂筋の方まで来ました ここは ACTUS と言う
色々な雑貨を扱っているお店 ムーミンのグラスです
何に興味を示しているのでしょうね






こんな物などを長く眺めていましたよ(笑)




次は時計を見ているのでしょうか




雑貨屋さんを後にしもう少し歩きます
駐車お断りは解るけど 駐輪ってそこまで
しないといけないのかな・・・




まあこれを見ればあんな看板を置きたくなるのも
解りますね これお店の前の歩道と道路ですよ
酷いですよね






食事から時間も経ったのでお茶にしましょう
結構古くから有るお店なんだって cafe FLEUR
カフェフル―






タイルが貼られたテーブルとしっかりとした椅子
メニューは可愛いデザインでした






表も少し薄暗くなって来ました 
温かいココナツミルクコーヒーがとても美味しいです





落ち葉も秋の終わりを告げています 今年は銀杏の葉が黄色くなるのが少し遅いですね
と言っても時は流れて行きます 大阪御堂筋の銀杏にはイルミネーションの準備が全て
終わっていました これは 12月1日より 4色の色を使い南北 1.9Km を飾りとても綺麗だ
そうです

コメント (4)
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