Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

フレームの洗浄とワックス掛け MAKINO

2020-08-31 20:07:28 | 踏切り自転車 組立て
新しく自転車を組む為に用意したトラックフレーム 競輪競走で使っていた
フレームです、今回は洗浄してワックスまで掛けてやります どうぞご覧下さい





何時もの自転車整備小屋から場所を移しました 今回用意したフレームは NJS 認可で
千葉県の MAKINO マキノと言うフレームメーカーのものです これから洗浄してやりましょう






足元には洗浄用の備品を準備しています
洗浄を始める前に少しやっておく事があります




ヘッド小物の上部に養生テープを貼りました






ヘッドよりこちらの方に水は入れたく有りません
シートラグの上部だけでは無く ラグの背割り部分にも貼ります
自転車を組んでから 雨の日の走行で水がパイプの中に入るのは
この背割りからが多いですね






では洗いましょう 使う洗剤は Simple Green シンプルグリーン
環境に優しく泡切れが良いのが魅力です






洗剤を泡が出る程度に希釈します 今日は何時もより
やや濃い目にしました 柔らかいスポンジを使います






今回の洗車では特に注意する事はありません 隅々まで
洗い残しが無い様に洗います






ステッカーの段差部分や 入り隅の汚れが溜まり易い所は
より丁寧に




今日は日差しが強く気温も高いので 洗剤が直ぐに乾きます
シミになるのを避けるために途中ですが一度 水で流します






自転車を反転させて 逆側からも洗います
フレームの洗浄が終わりました






自転車の洗車に使うメンテナンススタンドは意外に汚れます
今回はついでに洗っておきます






水を掛け 洗剤を良く洗い流します 実際はタオルや
スポンジも使っています





これで一連の洗浄作業は終わりました 思っていたより汚れていないフレームでした




水滴がまだ残っています 天気の良い日は水滴がレンズになり
塗装を傷めます






手早くタオルで水滴を拭き取ってしまいましょう






ヘッド小物の養生テープを剥がします






シートラグの養生も剥がし タオルで水分を拭いています






洗剤でフレームを洗うと塗装の艶が多少退きますが
それは仕方が有りません 後で艶は戻してやります






つちのこチェーンステーと呼ばれています しっかり感が
有って良い雰囲気ですね




さてここでの作業はここまでです まだ続きがありますが
場所を移します




自転車小屋に帰ってきました 道具や材料が全てこちらなので
やはりここが落ち着きます






フレームにワックスを掛けてやります Wako's ワコーズのシェイクワックスです 
これはコンパウンドは入っていないのですが良く汚れが落ちます この様な白い
フレームにはとても良いと思います 使い始めて 20年は越えたでしょうか






柔らかいネルのウエスにワックスを取り フレーム全体を
丁寧に擦ってやります ワックスが乾燥したら拭き取ります
カルナバロウ入りのワックスです




これで今回予定していた作業が終わりました






フレームがあまり汚れていなかったので 感激する様な結果では
有りませんが 深い艶が戻っています






普段は素手でなるべく塗装面は触らない様にしていますが
手指に汗もかいていないので 触れてみたらスベスベで
気持ちが良いです






このフレームが綺麗に見える部分ですね 三連勝のラグです
肉抜きが大きいのが良いですね









フレームが届いてから早く綺麗に洗ってやりたいと思っていました それが終わり
気持ちも落ち着きました 次はこのフレームにフロントブレーキが取り付くのか
それを調べてみようと思います 次回もどうぞお付き合い下さい

前回の記事 【 ペダル MKS SYLVAN TRACK NEXT 】

次の記事 【 街乗り用ピスト ブレーキの取り付けを考える 】

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ペダル MKS SYLVAN TRACK NEXT

2020-08-29 20:00:05 | 踏切り自転車 組立て
MKS 三ヶ島製作所のペダル SYLVAN TRACK NEXT シルヴァン トラック ネクストと言う
シールドベアリングを使った商品を手当てしました どの様なペダルか一緒に見てみましょう





三ヶ島製作所、創業から 70年を超えるペタルメーカーの老舗です
今度組む自転車のペダルを検討している時にこのペダルの情報に触れました
シルバンと言うと廉価で我々が使うペダルでは無いと言うイメージだったのですが

会社の HP には、この様な事が書かれています
回転性能のよいトリプルシールドベアリングを採用。驚異のなめらかさを誇ります。
鏡面仕上げのボディとクロムメッキプレートは品位と高級感をもたらす。






そんな事で興味を覚えたのですが 友人がこのペダルの事を

※ 三ヶ島シルヴァンシリーズの回転のスムーズさ見事だ!
なんて SNS で発信していたので私の期待も一気に膨らみました




今の自転車に使っている 三ヶ島のユニークトラックは製造後
50年は超えています しかし今回の自転車では新しい物を使う
つもりで注文した次第です 箱から出しました





ペダルが暴れない様にナイロンテープで巻かれています 一番最初に感じた事は
やけに全体が輝いているじゃないか・・・ この写真の通りです
しかしそれとは別に 何か違うと言う感じも受けています






アルミ本体にスチールのプレートがネジで止めて有ります
プレートの交換も可能らしいです






ペダルの取り付けネジと ペダル本体の距離が長いので
今までのペダルより Qファクターが大きくなっています
HP にもその様な事が書かれていましたが その寸法までは
案内されていません






さて友人が高評価を与えていた回転性能ですが
これは私が想像していた程では無かったです
悪いと言う事では無くスムーズな回転ですが シールドベアリングを
使ったペダルは 大昔にはサンツアーのシュパーブ プロも有りました
しかしそれを超えるものでは無かったです

これについては友人の言葉から私が過大な期待をした結果で カタログ
だけを見て買っていたら、また違う感じ方をしたのでしょう




スチールのプレートです 凄く輝いています 




今回のペダル本体のアルミ部分の処理、磨きは凄く綺麗です
ただスチールプレートは プレス部分や下地の処理が甘い所に
メッキをしているので 厚化粧に見えてしまいます 





ペダルが手元に届き 開封した時に感じた事をそのまま書いたので、辛口になって
いますが それは私の期待が大きかった事が相まっています
しかし良く考えると 定価が 7200円(税別)でこれだけの物を作れるのは凄い事だと
思います 今回計画している街乗り用自転車に使ってみます

前回の記事 【 競輪用フレームの 手入れ MAKINO 】

次の作業 【 フレームの洗浄とワックス掛け MAKINO 】 

コメント (6)
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競輪用フレームの 手入れ MAKINO

2020-08-28 20:06:38 | 踏切り自転車 組立て
次の自転車を組むために用意したトラックフレーム これは競輪競走で使われていた様で
それを想像させる検車シールが貼られています このフレームの手入れをして行きましょう





今回自分の自転車を組むために用意したトラック用のフレームですが 梱包を解いて
各寸法を計測した以外触っていません これから少しずつ手を加えて行きたいと思います






最近の軽量フレームとは違い しっかり感が有ります
重量を測ってみると 2.68kg ヘッド小物 B.B 小物が
装着された状態です




メンテナンススタンドにフレームを乗せて 各部を観察します






ヘッド周りとフォーククラウン ここへどの様にして
フロントブレーキを付けようか、なんて考えています
これは大切な事です




シートラグ部分 集合ステーも綺麗に収まっています
フレームの特徴が出る部分でもありますね




ハンガー部分はトウストラップでフレームを保持しています
メンテ台からフレームを落としそうになる事がありますから・・
その時はヒヤッとします




シートラグの下に 競輪に参加した時の検車シールが貼ってあります
私もこれを間近でじっくり見るのは初めてです 今回は必要が無いので
剥がしてしまいます




確定検査合格証と書かれています これは競輪を開催する為の
法律で決められたものなんでしょう




一つの開催の三日間とも検査がされたと言う事なんでしょうか
これが貼って有ると言う事は 練習用のフレームでは無く
決戦用に使われていたと言う事ですね
誰がお使いになっていたフレームなのか 今回はそこまでは
聞いていません






シールを剥がします 紙が糊付けされているのかと思っていました
薄い樹脂系のステッカーです 隅が少し折られていていました
貼る時に剥がす時の事を考えていたのでしょうか






思っていたより短時間で剥がれました 大昔は紙と糊が使われていた
イメージが有ったのですが違ったのかな・・






剥がした跡は少し糊が残っています これは綺麗に
取っておきたいですね






ペイント薄め液で糊を除去します この程度の溶剤では
素早く済ませば塗装を傷める事は有りません






かと言って溶剤を何時までも付着させておくのは良くありません
洗剤で良く拭き取っておきました





フレームが届いた時から気になっていた貼り紙が外せてすっきりしました
なかなか剥がれなかったら知り合いの競輪選手に電話をしようかと思っていたくらいです(笑)

次はフレームを一度洗ってやりワックスも掛けてやりたいと思います またお付き合い下さい

前回の記事 【 街乗りピスト ポジション測定 】

次の記事 【 ペダル MKS SYLVAN TRACK NEXT 】

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ロードで走る マグネシウムフレーム

2020-08-27 20:05:05 | よもやま話
まだ暑さが厳しいですがロードレーサーに乗って来ました マグネシウムを使ったフレームは
優しい動き方をします





このフレームは石川県のカツリーズサイクル&デザインさんが展開する スプートニクと言うシリーズで
マグネシウムがメインチューブに使われています 素材だけでフレームは語れませんがジオメトリーも
相まって優しい動きをする自転車です





塗装は優秀なメカニックでもあり 優れたデザインもされる成田加津利氏にお任せしました
チェーンステーにはカーボンが使われています  ホイールは私が組んでいます
ハブは WR Compositi リムは ARAYA ADX-1 です





木陰に映えるサドルはセラ・サンマルコの ASPIDE サドルの前後の使い分けがし易く
お気に入りです スペアタイヤはチューブラーです





ブログで整備風景ばかりご紹介しているので整備オタクと言われそうですが
元々は競技指向が強く自転車に乗ると少し無理をしてしまいます

仕事が忙しいと疲れが取れずにそれが出来なくなって来ています でも気持ちと
体力が許せば出来るだけ乗る様にします この自転車もそろそろタイヤの貼り変えの
時期です・・・ 

カツリーズサイクル&デザインさんの HP が、センス良くリニューアルされています
お時間が有る時に是非ご覧下さい http://katsuri.com/

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街乗りピスト ポジション測定

2020-08-26 20:09:45 | 踏切り自転車 組立て
私が普段から乗っている街乗り用ピストのポジションを測定します レーザーレベルを使い
出来るだけ正確な測定を行います





今回のこの作業は新しく組む自転車のポジションを、この街乗りピストに近付ける為に行います






前輪を外してメンテナンススタンドに乗せました




後ろが重くて前が浮き上がるので後輪も外しました






チェーンが垂れているのでチェーンレストを使います






自転車を水平にセットし レーザーレベルも正確な位置に
設置出来ました





この自転車を組んで 11年が超えましたがポジションを測るのは初めてです
自分の感覚で組んでいましたが乗車姿勢に不満も無く良い状態なので
次に組む自転車もこれに近づけます




今回測定した寸法は 手書きの図面に記載して行きました
これを見ると色々と感じるものが有ります





この様なポジション図ですが結構シビアに測っています まずこのフレームは
もっと間延びがしているのかと思っていましたが フロントセンターもそこそこで
ハンガー下がりが浅いのが意外でした、古いフレームで誰が作った物か分らないのですが
それなりに走る為の形にはなっていますね

このタイプの自転車で難しく感じるのはハンドル周りなんです 私達競技指向の者には
あまり馴染みの無いライザーハンドル 少し考えて用意しましょう





まだ暑い盛りですが花が頑張って咲いていました
必要な部品もまだ全部を揃えていません この様に作業を進めながら部品の調達も
行って行きます どうぞこの後もお付き合い下さい

前回の記事 【 フレーム寸法を 測定する MAKINO 】

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