Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

丸タイヤを貼り換える ピストバイク

2020-04-30 20:05:56 | ピスト
私が普段の脚に使っているピストバイクのタイヤを貼り換えます リムセメントを使った
チューブラータイヤです





私が便利に使っている固定ギア自転車です ホイールはチューブラーです
昔はチューブラータイヤは 27X1-1/8 丸タイヤと呼んでいました
リムセメントを使ったタイヤは 1年に 1度の貼り換えをするのが望ましいです






今回のスタンドは MINOURA を使っています






現在使っているタイヤの状態です まだ走行距離も少なく
大丈夫です






前輪のタイヤはかなり劣化と磨耗が進んでいます
しかし試合でも無い限りタイヤは最後まで使い切ります
前後とも再利用しましょう




前輪を外します






使うのは 15mm のボックスレンチ




左右のハブナットを緩めます ※ 正ネジです




前輪を外しました






メンテスタンドに乗せ 後輪を外しましょう






後ろのハブナットも 15mm です






車輪を前方へ送り チェーンを前ギアから外します




チェーンはギア板の内側へ落とした方が良いでしょう




後輪を後ろに引いて車輪を外します






チェーンは地面に垂れない様にバックエンドに掛けています






タイヤを貼り換える間、チェーンホルダーを使いチェーンを
張っておきます このホルダーは自作です ピストに合せて
チェーンラインを出しています






スペアタイヤの状態も確認します






空気を入れました TUFO の JET PRO です 
リムセメントを使う場合スペアタイヤは使い古しで充分です
あえてそれを選んでいます




まだトレッドは充分残っていますが ゴムに亀裂が入っています
良い状態では有りません





タイヤは全て再利用します 前輪のタイヤは劣化具合から今回が最後かも分りません
チューブラータイヤはパンクをしたら使い捨てなどとの誤った情報も有りますが
パンク修理はシームレスで無い限りタイヤの寿命が来るまで何度でも行えます




タイヤチェックも済ませたので次の作業に掛かります








タイヤを外す為に空気を抜きます






バルブの反対側から始めます リムに接着されたタイヤを
剥がします 力技とは言え再利用する事を考え あまり無理を
してはいけません






タイヤの裏に貼ってある ふんどしを剥がさない様に注意し
タイヤを外しました






後輪も同じ要領で進めます






外しました




タイヤの始末は後でします リムの状態を確認します






リムに残ったセメントの状態を見ています 完全に乾燥すると
全てリムから除去する必要が有ります それを避ける為に
1年に一度の貼り換えはした方が良いですね




まだセメントに柔らかさが残っているのでこのまま先に進みます






ただ少しセメントに固さを感じるので少し緩めてやります
リムセメントに少し溶剤を混ぜた物をプライマーとして使います






古いリムセメント全体に塗布します 本来なら必要の無い作業です




前後輪とも同じ作業を行いました セメントが落ち着くまで
タイヤの始末をします






整備テーブルに移りました タイヤの接着面のセメントも
少し固くなっています






ここにも先程のプライマーを塗り セメントを生き返らせます
スペアタイヤにも同じ作業を行いました






タイヤに塗ったセメントは短い時間で落ち着くでしょう





リムセメントを使ったホイールは出先でパンクした時は 新たにリムセメントは使わず
スペアタイヤをそのまま使います 使い古したタイヤに残ったセメントが有る程度の
接着強度を確保してくれます 新しいタイヤを使うよりは安全です





優しい黄色い花です
今回はここまでにさせて頂きます この続きは次の記事で是非お付き合い下さい

作業の続きはこちらです 【 丸タイヤの 貼り方 情報盛り沢山 】

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ポンプペグの交換 プリマスからカンパニョーロ

2020-04-28 20:02:29 | ピスト
街乗り用ピストに使っているエアーポンプ ペグを交換します 最近はインフレーターにペグを使う事も
無くなりましたがどの様な物かご覧下さい





私が普段使っている固定ギアの街乗り用ピストです
今回これのインフレーターを取り付ける為の ポンプペグを交換します






このスタンドも色々な自転車に使える様に汎用性を持たせた自作です
今回はこの様に話の寄り道をしながら書き進めて行きます




最近はこのサイズの物は使わなくなりましたが
タイヤに空気を入れる為には優れたエアーポンプです






ポンプを装着する為にこの様なポンプペグを使っています
PUMP PEG と表記します 今使っているのは PURIMUS
プリマスと言うポンプメーカーの物です






使っているインフレーターは CILCA シリカ フロアポンプでも
自転車界を引っ張って行った歴史の有るメーカーです
ペグの反対側はポンプアダプターがハンガー部分で保持しています






シリカのポンプアダプター 最近ではポンプヘッドと言いますが
この様な形をしています これは時代に依って形状が変わって行きます






今回はこの PRIMUS から Campagnolo カンパニョーロの物に
交換します プリマスに不具合が有る訳ではなく私の気まぐれです
ただ 時代的には揃えます、どちらも 50年位前の物です




カンパニョーロのポンプホルダーは当時から機能的で
デザインや品質がとても優れたものだと思います




すみません 寄り道ばかりで前に進んでいません・・
作業に掛かります






ここではマイナスドライバーを使います






ボルトナットを外しました ナットは直ぐにボルトに
入れておいた方が無くさなくて良いですね






ネジが無くなったポンプペグ






ポンプペグを外しますが ここで注意 これを無頓着に拡げると
指で示した辺りのメッキにヒビが入ります 出来るだけゆっくりと
作業を進めます






ペグを外すとフレームの塗装まで付いて来ました
メッキがされたフレームに塗装がしてあるので
密着性があまり良くありません








ペグを外した後は汚れをワックスで良く拭き取っておきます






カンパのホルダーを用意します






取り付け前に薄くグリスを塗っておきます
使うのは Super Lube サラサラとしたグリスです






グリスを塗るのは 取り付け部の内側とネジ これの目的は
錆の防止 汚れも呼びますが汚れたら掃除をすれば良いです
防錆は自転車と長く付き合う為には大切な事です






ホルダーをフレームに取り付けますが、ここでも優しく拡げます
特にカンパニョーロのメッキは厚くヒビが入り易いですよ






ネジを入れて軽く締めておきます








インフレーターを仮に装着し ポンプホルダーの位置を確認
しています あまり緩いと走行中の音鳴りや落下に繋がります
また内部のバネを縮め過ぎるのも スプリングが可哀想です 
適度な場所を探します たかが空気入れでと思われるかも
分りませんが、これくらいの気遣いはしてやった方が良いです




場所が決まれば本締めをします








必要の無い所に付着したグリスは綺麗に拭き取ります






これでペグの取替えは完了です 誇らしげな Campagnolo の
マークです 皆が憧れました




外での作業は終わらせ 仕舞いをする為に整備テーブルへ行きます






取り外したペグです PRIMUS の文字






反対側は AIR PUMP PEG と書かれています




外したポンプペグはワックスで磨いておきます






ネジとナットはオイルを塗布しておきます




これでビニール袋に入れて保管しておきましょう
こうしておけば又使いたい時に使えますね





私の選手時代のロードレーサーです フレームは 1974年に作っています






この自転車にもカンパのホルダーを使っています




インフレーターも シリカですが アダプターはカンパに
交換しています カンパの角付き(ツノツキ)ホルダー
とても優れた部品です





Campagnolo まだ日本の国産部品が充実していなかった頃から とても優秀なパーツを
作り続けていたメーカーです 今の Shimano とは又違った凄みの有る会社だったと思います





近くを散歩すると綺麗な草花に出会えます
長い記事に最後までお付き合いを頂き有難うございます

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ピストバイクで 出掛けます

2020-04-23 20:00:37 | よもやま話
とても過し易い季節になりました 自粛要請が出ている中 なるべく出歩かない様にしています
ただそれでは済ませない用事も有ります 今回は街乗り用のピストバイクで出掛けました





私がお買い物自転車と呼んでいるシングルの固定ギア自転車です 
固定ギアの自転車を 踏切り自転車 と言いますが、それを知っている人も
とても少なくなったと思います






出掛ける前にタイヤの空気圧チェックです
使っているポンプヘッドは HIRAME ヒラメの横カムです
使い出して 10年は超えていますが全く衰えを感じません
後ろ 7.5キロ 前7.0キロの空気圧にしています






使っているホイールはチューブラーで リムは MAVIC GP4
GP4 は何度かマイナーチェンジを繰り返しています
この 2本は弁当箱と言われ、ややタイヤが貼り難いタイプです
極端な話し このリムにはテープは使えないのじゃないでしょうか





今日のメインの用事は自宅近くの郵便局 net バンクと言う便利なものも有りますが
残念ながらそれでは現金は届けてくれません(笑)






丁度お昼です 出たついでに昼食もお店で済ませます
郵便局の近くに有る B・Sapana EKK ビ・サパナエックと言う
ネパール料理のお店です






ネパールを感じさせる店内でマスターも従業員も
全て外国の人達です






最近、ランチメニューが増えました これは Bランチ
これ以外にスープとサラダ、飲み物が付いています
辛さは 大甘~激辛まで 6段階から選べます
大きなナンには相変わらず驚かされます




今日はホットチャイを選びました 美味しく頂き 価格は 1050円




帰路は散歩代わりに少し回り道 川原に明るい色のつぼみが有りました
きっと鮮やかなブルーの花が咲くのでしょうね






私の自転車には CILCA シリカのインフレーターを使い
ポンプペグは古い PRIMUS プリマスを使っています
50年以上前の物ですが 下の写真の Campagnolo カンパニョーロの
ホルダーに変えてみようかな・・ 時代背景は同じ頃の部品です





私のブログにお越し頂いている方達も 今回のコロナ関係で影響が有る方も多いかと思います
私達建築関係も現場が止まったり仕事自体が中止になったり かなりの影響が有ります
こればかりは誰が悪い訳でも無く、ジタバタしても仕方が無いですね 出来る事をこなします

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洗濯機パン トラップレンチ テクノテック

2020-04-16 20:03:55 | 設備 水道工事
洗濯機置き場の床に設置される洗濯機パンは色々なメーカーが出しています
パンに使われる排水トラップも様々です 今回はテクノテックのトラップレンチをご紹介します





街の中の緑が多くなりましたね 可愛いです 





先日排水トラップ用工具の自作風景を 私のブログでご紹介しましたが
今回トラップ本体と純正工具も届いたので どの様な物か見てみましょう






テクノテックと言うメーカーの商品です
開封してみます




ご家庭に設置されている排水部分の部材はこの様な形状です
床下に隠れているので一般の方はご覧になる事は有りませんね




これだけの部品構成です これは何処のメーカーの物も
殆ど変わりません






ここが床下に隠れている部分で 上の取り付け用の丸い部品で
洗濯機パンを挟み込んでいます 丸い部品を締め付ける時に工具を
使います






今回取り寄せた純正工具で これは汎用型です
工具に凸凹が有りますが他のメーカーの寸法にも合わせています




厚さ 2.4mm の鉄板です






では試してみます 工具を当てがってみます






成る程 この工具は下の 凹 部分に使うのでな無く
上の出っ張った部分に使う様になっています
これもメーカーに依り異なります




これは先日自作した工具です テクノテックの資料を見て
寸法を決めたので もし不都合があれば調整の必要があります






先程の工具と同じ所に掛けてみました 大丈夫です
ハンドルも付けているので純正工具より使い易いでしょう








現場での実際例です 個人情報の扱いはとても難しく
ここまでしかご紹介出来ません 今回の工具は純正工具より
上手く使えました 





洗濯機パンは今までに何個 施行したか分らない位、取り付けて来ました
専用工具が無くても出来ない事は有りませんが しっかりと締め付ける事が出来る
専用工具は有った方が良いですね





自宅近くの川原で咲いていました シロツメクサ = クローバーでしょうか
花言葉は 「約束」「幸福」 だそうです

工具を自作した時の様子です 【 洗濯機パン トラップ用工具 自作 】

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洗濯機パン トラップ用工具 自作

2020-04-14 20:17:14 | 設備 水道工事
洗濯機の下に設置する洗濯機パン これには排水トラップを使いますがその工具を自作しました
作業風景をご覧下さい





設備工事で洗濯機パンの取り付けを行います それには排水用のトラップを装着しますが
それには専用工具が必要です TOTO や INAX 用は持っていますが今回はサイズ違いの物を
自作致します






専用工具と言ってもそれ程難しい工具ではありません
今回は 25mm のアングル鋼を使います 必要な長さを
切断しました 使った道具はレシプロソーです






切り取ったアングルの片面だけ角を落としました






もう一つの材料は 15A の SGP 鋼管です
必要な長さで 2本切断しました






こちらの切り口はサンダーで面取りをしておきました








もう 1本はパイプの外径に合せ座グリをしています






電機溶接機を用意しました とても小さな能力ですが
色々と活躍してくれます






先程の鋼管はこの様に溶接します 座グリはこの為に行いました
使っている赤い道具はマグネットです




溶接は本当に上手になりません 写真を載せるのに
勇気が必要です






少しサンダーで研磨しました 上手く出来ませんが
物作りは楽しいです






最初に用意していたアングル鋼に、今作った鋼管を溶接します
溶接箇所はヤスリで磨いています






ここでもマグネットの冶具を使っています 便利です






鋼管はハンドルでアングルが器具に直接当る
大切な部分です 取れない程度に溶接は出来ています




洗濯機パンのトラップレンチはメーカーに依ってサイズが
異なります




洗濯機パンの排水トラップはこの様な物で これをパン本体に
取り付ける時に工具が必要です






これは TOTO用でメーカーの純正工具です




これは INAX 用に自作した物です 工具の先端の巾が大切です






それぞれを比べるとこんな感じです 今回の奴は巾 107mm で
作っています




全体をシンナーで良く拭き取り クリアの錆止めを吹いて
乾燥させています




これで完成です そんなに難しい工作では有りませんが、半日程度は掛かりました
この様な事は昔から良くしています 多くの物は買った方が安く付きますが この
楽しさは売っていません(笑)

コメント (3)
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