Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

チェーントングの メンテナンスと塗装

2024-03-30 20:10:15 | 色々な道具
チェーンを使うレンチの一種 チェーントングの手入れと 道具の一部に塗装を施します





私が仕事で使う為の道具です チェーンを使う道具でパイプの配管作業で使います
今回はこれらのメンテナンスを行います






先日新たに購入した物と 既に持っていた物で
古い方は 20年以上経ちます




こちらは古い方です






パイプを保持するアゴの部分ですが 歯にも汚れが付着しています




これはアゴの部分ですが チェーンをこの様に装着して
使います






使っているとチェーンにも錆が浮かんで来ます
掘削した土の中でも使う道具ですから 有る程度仕方が無い所です






こちらは新しい方ですが 使う前にしておきたい事もあるので
一緒に進めます






まず洗浄からです 表に出ました 洗剤は環境に優しい
シンプルグリーンを使います




普段よりやや濃いめに洗剤を希釈し 道具の各部を良く洗いました






コードレスの洗浄機を使い 洗剤を良く洗い流します
地面からの跳ね返りを考え 道具の下に木材を敷いています






洗浄が完了しました 綺麗になっています






水分をエアブロワで吹き飛ばし 軒に吊って自然乾燥させます





道具が乾燥したので 整備テーブルへ移りました 状態を良く確認してみます






古い方のチェーンに汚れが付着しています 鋼管を配管した時の
シール材 ヘルメチックですね






シール材は乾燥し固形化しているので カッターを使い
削り取ります




この程度まで 除去出来れば良いでしょう






ヘルメチックと共に表面の錆も削り取ったので
整備テーブルを拭くと ウエスにこれだけの汚れが付きました






一連の掃除が終わったので 次の作業へ移ります ペイントうすめ液で
良く拭き取り脱脂を行いました






道具の一部に塗装をしたいので マスキングをします






マスキングを終わらせ 細かな部分を綿棒を使い
さらに拭き取っています






塗装を始めます 塗料の食い付きを良くするミッチャクロンから
スタートです




ミッチャクロンは二度吹きしました




色付けは 水色にします






着色は何度か重ね塗りし 色を濃くします






有る程度乾燥したので 整備テーブルに道具を降ろしました






マスキングテープを剥がします 上手く塗れています




全てのマスキングと養生を剥がしました





塗装は他の職人の道具と間違わない様にやっています 多くの職人さんもやりますが
どの様な塗り方をするのかは 人それぞれですね 塗装はここまでです この後もう少し
手を加えますが、それは次回にさせて頂きます 錆びを発生し難くする為の処理をします
次回もお付き合い下さい

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チェーントング スーパーツール ST1L

2024-03-29 20:14:20 | 色々な道具
パイプレンチと似た使い方をする チェーントングをご紹介します 
メーカーに依り呼称が違う事も有り チェーンレンチと呼ぶ所も有ります





今回ご紹介するのは (株)スーパーツールの商品ですが 品番 ST1L 品名 スーパートング
銜えられるパイプは 8A~150A 外径 14~170mm までです 在庫されていたものを 2組購入しました




プロ強化型と書かれています 用途はパイプやその継ぎ手を
銜えて回転させるのが主になります パイプレンチが使えない
狭い場所で活躍する道具です






本体には チェーンが取り付けられています
チェーンの長さは 660~670mm 程度有ります






先端はチェーンを掛けるフックと パイプを押えるアゴを兼ねています






チェーンはこの様にフックに掛けます




チェーンが輪になった部分にパイプが入ります
パイプの外径に応じてチェーンの長さを調整します




これは硬質塩化ビニール管 VU150 外径 165.0mm です
塩ビパイプはもちろん 金属の鋼管でも使います むしろ
ネジの締め込み作業で 鋼管で使う場面が多いと思います






パイプを銜えてみました 今回は縦で使っていますが
寝かせて使う事も可能です








ハンドルを手前に引くと アゴがパイプに食い込み チェーンが張ります
チェーンの摩擦力でパイプを固定し回転させる事が出来ます





チェーントングはすでに持っているのですが 100A までしか使えません それでこのサイズを選びました
ハンドルの長さは同じですが チェーンの長さで使えるパイプの外径が決まります
メーカー希望価格 13540円(税別)実勢価格は実に様々で 9500円~13000円(税込)程度でしょうか

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パイプレンチに 色を塗る

2024-03-28 20:01:45 | 色々な道具
先日 新たに購入した アルミのパイプレンチに色を塗ります





MCC の被覆鋼管用のパイプレンチです 使う前に人の物と区別する為に塗装をします








外せる部品を外しました 上アゴとリングと言うパーツです




塗装をする部分は ペイントうすめ液を使い良く脱脂をします






マスキングと養生をしました






片方には自分の名前も書きました こちらはクリアを吹きます
塗装の初めは 塗料の食い付きを良くする ミッチャクロンを使います






この日は気温が低かったので ヘアドライヤーを使い
少し温度を上げながらの塗装です ミッチャクロンの次は
赤色を使います






塗装は何度かに分けて 少しずつ色を上げて行きます




裏側にはクリアを吹いています




塗装の表面が触っても手に付かない程度に乾くのを待って
マスキングを剥がしました






概ねこの様な感じです






潤滑剤を使い 部品を組付けます この様なスプリングが
使われている所にも少しスプレーしておきます






リングは上アゴにねじ込まれ これでクランプ部分の
開閉を行います ここは良く錆びる所なので 少しの
潤滑剤を錆止めを兼ねて使います




塗装と組み立てが終わりました 使える状態です






手元にもう一つ パイプレンチが有ったので これの片方に
クリア塗装だけ一緒に行いました






マスキングです 塗装が終われば養生と一緒に剥がします






この面が使い込んだ良い雰囲気を出していたので
これを保つ為にクリアを吹いた部分です





自分の物だと解る様に色を塗っていますが 良く似た事は同業者もやっています
目立つ色は現場でも視認しやすく 足元に置いてあっても踏む事が無く安全にも繋がります
こんな事も結構楽しい時間です

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パイプレンチ アルミ 被覆鋼管用 MCC DAL300

2024-03-27 20:20:35 | 色々な道具
配管工事で使う道具 パイプレンチ アルミ製 被覆鋼管用 MCC の商品を購入しました
どの様なものかご覧下さい





MCC (株)松阪鉄工所 の商品 品番 PWPDAL300 品名 パイプレンチ アルミ DAL
被覆鋼管用 です 今回 300mm の物を 2組購入しました






本体はアルミ製 ハンドル部には MCC DAL 300 と
書かれています 300はサイズを表しています






パイプのクランプ部分です 鉄板フレームの黄色は
被覆鋼管用を表しているのだと思います




口開き幅は 実測 50mm 程度有ります 銜えられる管径は
呼び32Aまでと案内されています






この工具の クランプ部は初めて見たのですが 植歯と呼ばれる
パイプを加える部分は 被覆に傷が付き難い様に 細かな歯先を
しています ただ幅が 31mm 有ります、これは想像外でした






これはメーカー違いでっすが HIT の アルミパイプレンチ
サイズは 350 です






これが一般的な鋼管に使う パイプレンチのクランプ部分です
歯が、この位の間隔で作られています






これの口開き幅は 60mm 程度 植歯の幅は 約20mm です
現在持っている 被覆鋼管用も これらと変わらないので
新しく買った奴の 幅が広い事に驚きました






これは 同じ MCC の鉄製のパイプレンチでサイズは 300です
結構長く使っています






これのクランプ部の形状です この部分は何時も使えば
シール材の除去などの掃除はしています




歯の幅はやはり 20mm 程度です パイプと継ぎ手の間隔が狭い時
パイプレンチ同士が当たるので 歯の幅が狭い商品が有るくらいです
今回の 30mm を超える幅は 慣れないと使い難いかも分かりません






鉄製のパイプレンチは重いので 最近同業者もほとんどアルミ製を
使っています 鉄製 870g アルミ製 746g ですが それ以上の違いを
感じます





既にパイプレンチは色々なサイズの物を 10組以上用意していますが 何故か 300のアルミが
無かったので今回購入しました  仕事が回るとついつい道具に手を出してしまいます(笑)
参考価格 14080円(税込) 実勢価格は色々で 7000~8800円(税込)位でしょうか

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シティサイクルのチェーンを張る

2024-03-26 20:05:54 | 自転車整備 その他 
通勤や通学で毎日酷使されるシティサイクル 今回は注油しチェーンを張りました





先日、子供用自転車のペダルを外して下さいと頼まれたついでに 他の自転車も少し触りました
以前から見る度に気になっていたチェーンの張り調整をしてやります






チェーンのオイル乗りは悪くありません 私が時期を見て
オイルを注しています 今回も ワコーズのチェーンルブを
スプレーしておきました






こちらの自転車のチェーンも良く伸びています 今回用意した工具は
輪業レンチと呼ばれる 14X15mm のラチェットレンチ、チェーン引きに
使う 10mm のボックスドライバーだけです




ただ一般車はホイールを後ろへ寄せる為にはバンドブレーキの
ドラム固定ネジも触る必要が有ります 10mm や 8mm 6mm 等
自転車に依って違います それを用意していなかったので酷く
時間が掛かりました





やはり ついでに物事を済まそうとするのは良く有りませんね
自転車が新車で有ればチェーンの張りは結構固めで良いと思います
しかし今回の様に良く伸びたチェーンは 快適性を優先してやや緩めにしておきました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする