Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

少しは乗っています

2018-11-26 20:01:28 | よもやま話
自転車整備の記事が少し滞っていますが変わりなく過ごしています





仕事が特に忙しいと言う訳では有りませんが自転車はあまり触っていません
でも時間が有れば短い距離でも乗る様にしています






NERVEX フランスのナベックスのラグを使ったトラックフレーム
足元には枯葉が沢山落ちています






フレームパイプは COLUMBUS KINOSHITA スペシャル これは冗談です
ペダルは三ヶ島製作所の UNIQUE TRAC ユニークトラックこのキャップが
圧入のタイプは初期の物で もう 50年程度経っています





近くの公園の百日紅です 花が散り種が出来るまで長く楽しませてくれます
もうすぐ弾けそうですね

自転車競技のレギュラーシーズンは終わりシクロクロスが始まっています
両方に参戦する選手の人は何時身体を休めるのでしょう・・ かなり強い
精神力が無ければ出来ません 続けられる人は偉いと思います

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マキタ 充電式 インパクトドライバー MTD001DSX

2018-11-17 20:04:23 | 色々な道具
最近は建築業従事者だけでは無く一般の家庭の方達もお使いになる 充電式の道具ですが
最近購入した インパクトドライバーをご覧頂きます マキタ MTD001DSX と言う品番の商品です





私はこのブログで自転車関係の事を主に書いているので自転車屋さんに間違われる事も有りますが
本職は、給排水 衛生設備 設計施工 解り易く言うと水道屋さんです
当然工事現場での仕事が大半ですが そこで仕事をするあらゆる業種の職人さん達も
インパクトドライバーを使っています






この道具も時代と共に進化をして行きます 小型で有りながら
より能力が高く1回の充電で長時間使える物へと・・・




今回私が購入した MTD001DSX と言う品番の物はホーム用電動工具に
分類される物でホームセンターなどで購入する事が出来ます しかし
マキタのカタログにも掲載されており 定価は 25000円だそうです
今回買った電圧 14.4V は一昔前の主流で 1.5A のバッテリーは
忙しい時には充電が頻繁に必要な悩ましい容量です






樹脂製のケースを開き中を見てみましょう
ドライバー本体と バッテリーが 2 個 充電器がセットになっています




実際仕事で使うには 14.4V 145N.m のトルクが有れば充分です
バッテリーの容量 1.5A は特別忙しくなければ何とか仕事でも賄えます
最近の本職用は 18V が主流で バッテリーも 6.0A なんて言うのも有ります
ただ価格が 60000円程度するでしょうね






そのバッテリーと急速充電器です 実はこの道具の買い換えの多くの理由は
バッテリーの劣化に依る事が殆んどじゃないでしょうか バッテリーを 2個買う
金額に少し足せば セット物が買えてしまう・・・ そう言う不思議な商品です 
 






付属されたプラスのドライバービットを装着してみましょう




先端ビットは簡単に装着出来 様々な用途の物が用意されています
我々の業種ではソケットレンチも良く使います





今迄は本職用の物を買っていましたがもう今迄に何セット買ったか正確に
思い出せない程で 少なくとも 10セットのインパクトドライバーは買っています
概ね 2年で買い換え長く持って 3年でしょうか

ホーム用でも品質が良くなったので前回もホームセンター商品を買いましたが 
価格に吊られると失敗も有ります 最低仕事で使える能力が無ければいけませんね

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マビック MAVIC の フリー調整は 失敗

2018-11-15 20:06:43 | 自転車整備 フリーホイール
MAVIC KSYRIUM マビック キシリウムのフリーホイールが長く使っている間に
フリーとしての機能を果たさない程重くなりました それを調整して軽く動く様になったのですが
結果として失敗だったと言わざるを得ません





アビックのキシリウム 頑丈な完組ホイールで 20年以上使っている物です
このフリーが凄く重くなり、クランクを逆回転するのが困難な位で
走行中に脚を止めるとチェーンが弛んでしまう程の状態でした

知恵を絞りそれを軽くなる様に調整し これなら使えると言う自信が有ったのですが
そうは上手く行きませんでした



その時の整備



フリーを分解すると目視では特に悪い所は有りません
ただ元々がフリー本体奥に有るゴム系のダストシールの
抵抗が大きいフリーです 






今回はシールを交換するのではなくハブ側のベアリングと
フリーボディのベアリングの間に有るスペーサーを追加し
シールの接触する圧力を小さくしてやる方法を取りました
それで随分と回転が軽くなり充分使えるフリーになりました

その時の整備方法はこちら 【 マビック MAVIC 重いフリーを軽くする 】





整備後問題も無くクランクの逆回転が出来る様になっていたので
所有者に自転車を使って貰ったのですが 30km 程度走行した後で点検すると
整備前の状態に戻っていました・・・





明るく綺麗に撮れています

一旦直った物が同じ症状に戻る 科学的な根拠もその原因を探る手立ても持っていませんが
一旦接触の圧力が低くなったシールが膨らみ整備前の摩擦抵抗に戻ったと言う事でしょうか
それとも根本的に私の考え方が間違っていたのかも分りません

いずれにしろ前回の記事をご覧頂いた方達には大きな期待を持たせてしまったかも分りません
そんな中、私がやった方法では上手く行かなかったと言う報告でございます

コメント (3)
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マビック MAVIC 重いフリーを軽くする

2018-11-13 20:19:09 | 自転車整備 フリーホイール
マビックのキシリウムの MAVIC KSYRIUM フリーホイールの回転が凄く重くなっています
初期のホイールで長く使っている物ですがこのホイールは当初からそこが難点でした
使用を重ねさらに酷くなったので回転を軽くする為の調整を行いました





MAVIC KSYRIUM マビック キシリウム もう 20数年経ったホイールですが
頑丈な造りで壊れずにまだ使っています このフリーの回転は新しい間から重く
色々なケミカル品を試してみましたが解消する事は有りません 
それがさらに重くなり調整が必要になりました 上手く調整は出来るのでしょうか






COLNAGO コルナゴのロードフレームに使っています
通勤仕様になっていますが使用者から ギアの回転が重く
直らないでしょうかとの相談を受けました






ギアと言うのはフリーホイールの事を指しているのでしょう
ホイールを外しフリーを回してみると 回りません・・・
ここまで重いと走行中に脚を止めるとチェーンがたるみ
外れる事も有るでしょう






分解してみます まず反フリー側のエンドパーツを外します
O リングを使い嵌め込んであるだけなので 引っ張れば外れます




シャフト内部は 10mm の六角穴です アーレンキーを使います






今回はスプロケットを付けたまま作業を進めます
フリーホイールを固定しているのは 5mm の六角穴が開いた
専用ボルトです ここにもアーレンキーを使います




固定ボルトを緩めて引き抜きます ※ 正ネジです






そっとフリーを引き抜きます 多少の手応えを感じながら
抜けますが内部のパーツが飛び出す事も有るので 慎重に
抜いた方が良いですね






フリーホイールが抜けました ハブ本体側のフリー内部も
姿を現しました ここにはフリーのラチェット機能の爪や
スプリングが組み込まれています それを無くさない様に
注意が必要です






ホイールを寝かせます 最近自分で整備をしたのか思いの外綺麗です
これだけオイルが入り良い状態であれば 重くなる原因はやはり
防水の為に使われている奥のシールでしょう






この状態ではあまり意味が無いかも分りませんが マビック純正の
フリーオイルを追加塗布してみます
ここには色々な潤滑剤を試しましたが このオイルが一番相性が良いと
思います




フリー本体の内部を観察してみます






奥の防水シールに当る部分には白い樹脂が使われています
ここに何故か多くの傷が付いています 本来傷が付く場所では
有りませんが何か異物が入ったのでしょうか 
これが影響している可能性も有りますね






しかしここにもオイルを塗布し一度組んでみます
ハブ本体側にフリーを被せます ラチェットの爪が開いているので
それを閉じながらゆっくりと装着します






フリーホイールを元の様に固定します この状態でフリーを回すと
特に悪い状態では有りません






工具を使い回転を確認しながら徐々に締め込んで行きます
締め込むに従い回転が重くなり 確実に固定すると分解前と同じで
使える状態の重さでは有りません  さてどうしましょう・・・




考えられるのはやはり防水シールとフリー側の樹脂部分の接触部で
大きな抵抗が有ると言う事ですね 当然シールを交換するのが一つの
方法ですが ちょっと別の方法でやってみます






マビックのこのフリーにはハブ側のベアリングとフリー側にも有るベアリングの間に
スペーサーが使われています シールドベアリングの内側の環にだけ接触する寸法で
これを使う事でハブとフリー双方のベアリングが上手く回転する様になっているのでしょう



 


ここに使えそうなスペーサーを用意しました 買い置きのパーツですが
ハブシャフトに使う薄いワッシャーで 0.6mm の厚さの物です




これを一枚追加で使ってみます これでフリー本体がワッシャー分
外に出ますがシールに当る圧力が少なくなります






先程と同様にフリー本体を装着します




そして固定ボルトを奥までしっかりと締め込みます
回転具合はどうでしょう・・・

随分と軽くなりましたやはりゴムシールが強く接触して
フリーを重くしていた様です
でもどうしてそうなるのか原因は解りません 新しい物があれば
比べてみる事も出来ますが長年交換もせずに使っているので変質や
変形が有ってもおかしくはないですね






反フリー側のエンドパーツを取付けてフリーの調整は終了です






ホイールを自転車に装着して スプロケットが外に出た分
変速機の調整を行います

今回の調整によってローギアとスポーク間が広くなる事は
まず問題有りません 確認をするのはトップギアにチェーンを
掛けた時、シートステーやエンド小物とチェーンが接触しないかは
大切な処です これがクリア出来ていれば変速機の調整で対応出来ます






変速調整が終わりクランクを逆回転してもチェーンが
垂れる事も有りません これなら大丈夫でしょう





マビックのフリーに使われているゴムシールで初期の物は摩擦が強くその後に対策パーツが
出たと聞いた事も有ります このホイールには最初の物をそのまま使っているのも原因の一つかも分りません

新しいダストシールに交換して良くなるのか フリーボディの接触部の傷を見ると確信が持てません
しばらくこれで様子を見てみましょう

追記 2018.11.15
今回の記事について 30km 程度実走行した処調整前の重い状態に戻ってしまいました
結果として失敗だったと言わざるを得ません これに係わる記事は下記リンクで書かせて頂いています
是非ご覧下さい
【 マビック MAVIC のフリー調整は 失敗 】 

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パンク修理の不具合 手直し

2018-11-11 20:10:07 | 自転車整備 その他 
シティユースの自転車のパンクを直す為にタイヤも交換したがまだ空気が漏れる
自分では直せないので見て欲しいとの依頼です さて何処に原因が有るのでしょうか
一緒に原因を探して行きましょう





早朝の 1通のラインからこの話は始まります 昨夜パンクしていたので
タイヤも交換したのですが空気が抜けます見て頂けませんか・・・

この自転車は私が COLNAGO コルナゴのフレームを使いシティユース用に組んだ物ですが
今は持ち主が自分で使い易い通勤仕様にして大事に使っています
タイヤはクリンチャーと呼ばれる W/O です これは一般車も同じですからご婦人用自転車に
お乗りの方も参考になさって下さい






部屋の中での整備です まずホイールを外して状態を見ると
確かに新しいタイヤに入れ替わっていますが空気が抜けています
ただパンク修理とタイヤの新旧はあまり関係が無いので合点の
行かない処も有ります






新しいタイヤはコンチネンタルの ULTRA SPORT と言う銘柄を使っていますが
結構きついタイヤですね 中々タイヤレバーが刺さりません




チューブを引き出すと早速パンク修理の跡が出て来ました
一瞬で良く無い修理だと判断出来ます






チューブを全部引き出し パンク修理の跡を良く観察します
2枚パッチゴムが貼って有りますが上手く接着していなく 
簡単に剥がれました

板ゴムを必要な大きさに切って使っていますがその方法も
基本から外れています
併せてゴム糊が上手く塗れていないのでしょう 丁寧に修理をすれば
こんな簡単に剥がれるものでは有りません






もう片方のパッチも外し、新たに修理をやり直します
剥がれ難いパッチはライターで炙ってやると簡単に剥す事が出来ます 






パッチが剥がれたのでチューブの表面処理をします
今回の場合 2枚貼って有ったパッチは 1枚にした方が良さそうです
その方が接着力が稼げそうな場所です

そうするとチューブ製造時の山筋が邪魔になります ここは出来るだけ
平らにしておく方が賢明です 敷き板と軽石を使って表面を削ります






またこの様な小さな木片を用意しそれにペーパーを巻いて
使うと作業がやり易いですね




軽石とペーパーを使いチューブ表面の均しをしました




今回はこの2ヶ所に穴が有ったのですが 2枚のパッチゴムを使うと
右側の穴の左横に有る山筋にパッチが掛りパッチの大きさに制限を受けます
それより両方の穴を 1枚で塞いだ方が良いだろうとの私の判断です

厚さの有るチューブだったので山筋を結構削りました 薄いチューブだと
こうは行きませんが、この辺りは状況に応じて自分が良いと思う方法を
選べば良いと思います




色々なサイズの市販されたパッチも有りますが 今回は自由な大きさに出来る
板ゴムを切って使います






板ゴムを必要な大きさに切り取りました




この時、とても大切な事は パッチゴムの 4辺は斜めに切り落し
4隅の角は切り落し 周囲の面取りを行います パッチゴムを
使う時の基本です これを怠ると剥がれ易いパッチゴムになります






ゴム糊を用意しチューブに必要量出します






それをパッチゴムを貼るより広い範囲に出来るだけ薄く
万遍なく指で塗り拡げます
パッチゴムが確実に貼れる範囲に塗らないと糊の無い所に
パッチゴムは絶体に引っ付きません

これは接着剤では無くパッチゴムとチューブを融着させる為の
促進剤です 多く塗る必要は無く、直ぐに乾く程度の量をチューブに
塗り込めば結構です






ゴム糊が乾き準備が出来たのでパッチゴムの裏布を剥します




穴を外さず最初に決めた位置にパッチを貼ります






パッチを貼った後はこの様なローラーやプラハンマーを使い
パッチとチューブを強く圧着します これも大切な事です
万遍無く確実に強い力でやって下さい




パッチゴムが貼り終わりました








空気を入れて修理具合と他に穴が無いか確認します
パッチゴムは 4辺と 4隅がこの様にチューブと段差無く
貼れていたら合格です 






洗面所に持って行き水調べをしていたら もう一ヶ所穴が
開いていました・・ バルブの裏側です




ただこの部分のパッチ貼りは結構難しいです パッチの圧着が
上手く出来ない場所ですね その為の道具は自転車小屋では
用意していますが 今日は持って来ていません






それでも直さないと仕方が有りません チューブの表面を
ペーパーで均し 板ゴムを用意しました






圧着し難い所ですが出来るだけ圧力を掛けて貼りました
修理後水調べをしても大丈夫です これでパンク修理と
手直しは完了です 






ではホイールにチューブを入れて行きます その時
トラブルの起きる確率が高いバルブ部を少し保護してやります




古いチューブをリム巾に切り取りバルブが入る 5~6mm の穴を開けた物です






それをバルブの根元に装着してからチューブを入れます
これでバルブ付近の不具合がかなり抑えられます




リムのバルブ穴にバルブを入れます 本来パンク修理の後は
タイヤの内側にパンクの原因になる異物が残っていないのか
確認しますが今回は新しいタイヤだと言うのでそのまま行きました

ただバルブの裏側は古いタイヤの時に何かが刺さっていたのでしょうね
今となっては推測しか出来ません






チューブをタイヤに入れる時は少し空気を入れます ほんの少しで
チューブが捩じれない程度で OK です






タイヤを嵌めて行くと最後の部分は嵌まり難くなります
このタイヤは外した時にかなり固く 2ヶ所穴が開いていたパンクは
その位置を考えるとタイヤレバーで挟んだのじゃないかと思います

私が同じ事をするのは少しみっともないので ここは我慢してレバー無しで
入れました






タイヤを入れ終ればタイヤを左右に苛めてその隙間から
リムにチューブが噛んでいないか確認します






一旦バルブを押し込みチューブを奥に入れてこの部分のタイヤとの
噛み込みを防ぎます






その様な事を全て確認出来たら使用圧まで空気を張って完了です
今回は 7キロ張っておきました





今回のパンクの原因と修理の不具合は
原因はチューブ穴の位置からタイヤを入れる際にタイヤレバーで傷を付けた可能性が高いと思います
これは誰しもがやる可能性が有りますが 慣れの問題で自分の感性と技術を自分が高めるしか有りませんね

修理の不具合 これを無くすには今回ご紹介した手順ををしっかり丁寧に行えばまず上手く出来ます
自転車整備は自分で出来る事が増えればとても楽しく思えると思います どうぞ色々な事にチャレンジして下さい

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