Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ピストレーサーを分解する ペダル ホイール

2010-10-30 20:11:07 | ピスト
ピストレーサー トラックレーサーと言った方が良いのかな?
これを分解します 最近少し自転車整備の内容が難しくなって
来ているので 今回の分解作業は 自転車を始めて触る方にも
解り易い様に細かな処も書いて行きましょう




今回分解する自転車は IRIBE イリベのトラックレーサー
これを分解します 分解作業では絶対にここから進めなさい
と言うのは有りませんが この様に進めて行くと作業がやり易い
ですよ と言う方法で進めて行きます






今回は後にメンテスタンドに乗せますが その前に取り外しに
少し力が要るペダルを外してしまいます




ペダルの脱着には 15mmのスパナを使います ペダルレンチと言う
専用工具も有りますが 少し柄の長いスパナでも充分です








15mmのスパナでも ペダルレンチでもペダルのこの部分に
しっかりと工具が掛かればどちらでも結構です






今回は CAMPAGNOLO カンパのペダルレンチを使います
よく締め込まれたペダルは結構固いですよ 手などを挟まない
様に注意して下さい

ペダルのネジは 右側:正ネジ 左側:逆ネジです








左右のペダルを取り外しました






分解整備とは関係有りませんが トウストラップの通し方を
見てみましょう 絶対にこれが正しいと言う方法は特に有りませんが
ストラップを上に引っ張って締める この方向だけは守った方が良い
ですね 後はこの様にストラップを捻じったりしますがこれは本人の
好みです これは左右にずれない効果が有ります






前輪を外します それにはハブナットを緩めますが ここは 15mmの
レンチを使います ネジの頭を舐め難いボックスレンチが良いですね






ここのネジは左右共 正ネジです ネジを充分緩めてから
自転車を少し持ち上げ 車輪を下に落とします 前輪は
簡単に外れます 逆に緩んでいると直ぐに外れると言う
事です 取り付ける時はしっかりと締め付けましょう




ペダルと前輪を外しました これでメンテスタンドに
乗せましょう





ここからメンテスタンドの上での作業です 今回は最終的にフレームだけにしますので 
それを見込んでこれからの作業を進めます






まず後輪を外しましょう ここで使うのも 15mmのメガネレンチ




これで後輪のハブナットを緩めます ネジは左右共 正ネジです






次は 10mmのスパナを使いチェーン引きのナットを緩めます
最近は10mmになっていますが 古い物は 8mmだったと思います
このネジも正ネジです






ハブナットとチェーン引きを緩めると 後輪を一番前まで
押し込みます




チェーンがこれだけ緩みました この状態でチェーンが
フロントギアから外れ 後輪も外れる物も有りますが 
チェーンの長さに依っては チェーンを切る必要が有ります






チェーンを切る場合 この厚歯のチェーンにはこの様なネジを
使ったジョイント部か 割りピンを使ったジョイント部が有ります

このネジを緩め チェーンを切ります






チェーンの裏側に使われている薄いナットと ピンの代わりに
使われている雄ネジ






チェーンが切れました この部分にネジがこの様に使われています

チェーンを切る場合 何時も同じ場所で同じ箇所、方向を切る様に
自分なりの決め事を作っておくと良いですね こうする事でチェーンの
裏表や使う方向などに悩む事が無くなります






切ったチェーンを自転車から取り外します
この時 直ぐに、切る前の状態にチェーンを繋いで保管すると
良いですね




これで後輪を後ろに引けば フレームから取り外せます





さて分解作業が進んで来ましたが 写真も多く長くなって来ました 今回はここまでにさせて頂きます
続きは次回 チェーンホイールを外しハンドルやサドルも外しましょう では次回もお付き合い下さい

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他人の お仕事

2010-10-27 20:22:35 | どうでもよい話
他人のお仕事・・って何の事? 私の本職は給排水衛生設備 設計施工
簡単に言えば街の水道屋さん 注:自転車屋さんでは有りません(笑)
この建築関係は仕事の請け方が色々と有ります




まあ自分で直接お客さんから仕事を請ける元請 工務店さんから
仕事を請ける下請け この辺までが自分で見積りを書き 自分で
工事金額を決めれる仕事かな こんなのは自分の仕事と呼べます

電信柱の足元を掘って何をしているの?




電信柱の手前に有るのが 新しく道路から入れた 下水の最終枡
穴の一番底にグレーの丸いものが見えているのが底で 深さは約
1メートル これにこの家の排水全てを繋ぎます

この現場はもう完成間近で全ての配管が終わっています ただ
私の仕事では無く 知らない同業者がした仕事、顔も見た事が無い

この最後の繋ぎを急ぐのだが その業者が行けないから Kinoさん
やってくれますか?とのお声掛け こんなのが 他人の仕事と言います

電話をして来たのが現場の担当者 何時も世話になっているし 
良いよ! って返事




まあ返事をした段階でろくな仕事じゃ無いと勘が働く・・
この狭い所を掘っていると 穴の中にケンチ石 そう石垣なんかに
使う大きな石が埋まっていた こんな深さで5~60キロ有る石を一人で
出せる訳がない 参りました でもそこは無い知恵を絞りどうにか
する! 腰痛と引き換えの仕事です

この写真の底の丸い継手を切り離し 先程の最終枡に繋ぎ替えが
今回の仕事・・・




穴の一番底に 水平を合わせながら継手をセットして行く
でもね この様に上のパイプと距離が無い配管は自由が利かなく
難しい 最後はエイヤーの力技になるが力を入れれる条件でも
無いしな・・・




まあ 伊達に長く設備屋をしてる訳じゃ無い 困った時はいくらでも
方法は有る 一丁上がり! この作業 最後の穴埋めと掃除までで
約5時間の仕事





決して穴掘りばかりしている訳じゃ有りませんが 設備工事に土方(どかた)仕事は付きもの
まあ仕事が忙しければ お腹は出ないし他に運動をする事なく 体脂肪率は 12パーセント台を維持出来ます
でも最近は暇だからみっともない体型になってきたな・・・

自分の得意なものってそんなに有りませんが 穴掘りは上手かも(笑)

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トウストラップと シューズなど

2010-10-25 21:05:08 | 自転車部品・用品
トウストラップとトウクリップ もう使わなくなりましたね
以前なら競技用自転車には無くてはならない部品だったのですが
ビンディングペダルが普及し もう見た事も無い方もいらっしゃるのじゃ
ないでしょうか さすがに皆と競い合うロード競技であえてこれを使う方は
居ないでしょうが トラック競技の短距離種目ではまだ多くの愛用者が居ます






ついこの間まで当たり前の様に使っていた トウクリップと
トウストラップの組み合わせ ビンディングペダルがこれに
取って代わったのは何時だったでしょうか






ペダルの傑作品 Campagnolo カンパニョーロのスーパーレゲロ
良いペダルですね正に名品です




かつてはトウストラップにも良い物が有りました この薄いベージュの
ALFRED BINDA アルフレッド・ビンダ これなんかは大変信頼のおける
優れた商品でした 茶色いのは最近手軽に手に入る Christophe クリストフ 
ん~ 競技には使えないですね

今しっかりしたストラップを手当てするなら 競輪選手が使う NJS認可部品
フジトシや三ヶ島のストラップでしょうか でもロードには少し固いかな?




もしロードに使うならこの様にピストで使い終わった奴の方が
使い易いかも分からないですね その他でもこの使い古しの
ストラップは色々と役に立ちます




クリップ・ストラップにはそれ用のシューズも必要です
でもこれの良いのが今、中々無いんですよね






これは比較的最近買った物で GAERNE ガエルネ でも
NJS 登録していた頃の物がたまたま在庫で有っただけで
もう生産していないでしょう 底とアッパー部が高く
クリップを少し加工しないと使えないのが難点です






昔から有ったのはこの様なペラペラのシューズ これはピエトロ
だったかな? CINELLI チネリなどもシューズは作っていました
靴がこの厚さなら 問題なくクリップがそのまま使えます




国産で今でも手に入るのはこれかな アシックス でも
販売店が少なく少し困りますよね 靴の通販は避けたい
ですもんね








全て ASICS アシックスのシューズです 使い古しですがアマチュアの
練習なら充分使えます クリップとストラップには間違いなく紐靴が良い
ですね サイズが小さめですが誰か要りませんか?差し上げますよ・・・

※ サイズは 24.5Cm ヤマト運輸宅急便 着払いでお送りします
  ご希望の方は左欄最下部 メッセージよりどうぞ
  ただ使用品でそれ程綺麗な物では有りません





わ~い 引っ付き虫 私の自宅の近くには有り難い事にこの様な物をまだ見る事が出来ます 
かと言って凄い田舎では無いんですよ ちゃんと電気も来ています(笑)
アスファルトとコンクリートばかりの処では見る事も出来ないですよね もうすぐこれも枯れて茶色になるのかな?

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バイクポロ 大阪で観戦

2010-10-24 20:14:30 | よもやま話
最近若い人達で流行っているバイクポロ 自転車を使う球技で
発祥は海外 これの普及に力を注いでいる知人が関東から来阪
すると言うので 大阪市港区まで出向きました






開催されているのは 大阪の海沿いの工業地帯 中央体育館や
少し行くと USJ ユニバーサル スタジオジャパンなどが有る
人工島 大阪の知事はこんな処に府庁を移転しようと頑張って
いますね






開催グランドは赤レンガ倉庫横との案内 事前に地図を調べ
ロードで実走しました 自宅から 30Km 1時間少しの距離でした

すでに競技は始まり 若い人達がそれぞれゲームを楽しんでいます
この会場では ロードに乗っている私が一番目立っているかも(笑)






会場ではゲーム用のコートを 3面用意していました
30X20mのコートを用意するんだって・・・ テニスコートくらい
らしいです








ゲームは 3名がチームで 2チームがコートの中で競います
ゲームの進め方は色々有る様ですが 10分5ポイント先取と言う
ルールが一般的らしい

自転車には特に細かな規則は無く ブルーボーンハンドルは不可
ブレーキは一個以上付ける事 固定、フリーは問わない・・・
まあ自転車競技ではなく 自転車を使った球技と理解した方が
分かり易いかな?






私も今回実際に見るまで 街乗りピストの遊びで 固定車ばかりだと
思っていましたが これは全くの認識不足 全く別物のゲームですね

このゲームの世界大会や日本選手権も有り 今年の日本選手権の参加は
20チームくらい有ったらしいです




会場には若者らしく音楽が流れ出店も有りました
さてこの競技 日本でどれ位普及するのでしょう

我々の歳の者 特に私の様にチャンピオンスポーツの現場を
知っている者には 統率感が無く皆が自由に遊んでいるゲームに
見えてしまいます

ただこれを否定しているのでは無く 最小のルールで自由に
楽しむこんなのも有りなんだろうな と・・・





このバイクポロ 今回集まっていた若者達、私の姿を見て挨拶をしてくれる子も居ました そんな処は微笑ましく
やはりこれもスポーツなのかなとは感じます

ただ集まっている若者の多くの容姿 身体に彫り物をしたり色々な場所のピアス こうゆう事に関して私はかなり
寛容な方なんですが それでもやはり年配者には違和感を感じる空間です 実際に今年の冬季オリンピックで
選手がシャツを外に出し腰ボンでズボンを履いていただけで大騒ぎになる日本ですから・・・

そんな事を考えるとこのバイクポロと言う競技 老若男女が違和感無しに受け入れるには今のままでは少し
難しいかな? 又機会があれば観戦させて頂きましょう 当日お世話になった方々有り難うございました

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ロード用ホイール Kino モデル

2010-10-22 20:12:09 | ホイール
前回の記事で依り良い、又緩み難いホイールは二日掛けて組上げると
紹介しましたが 今回は一晩寝かせたホイールの仕上げをします
ついでに ホイールにしっかり感を出すソルダリングをし タイヤまで
貼ってしまいます






前回触れ取りやセンター出しもし そのホイールが
落ち着くまで一晩寝かせてありました

そうして馴染みが出たホイールをもう一度 テンションを
上げ 細かな触れ取りとセンターを確認しこのホイールは
完成です






しかし Kino のシールを貼ったこのホイール もう少し
手を掛けてやります






嫌気性のネジの緩み止め剤 LOCTITE ロックタイトの
低強度 222 をニップルに塗布し ホイールを回転させ
その遠心力でネジの奥まで廻してやります はみ出した
部分は固まりませんから 後で拭いてやれば良いですね






ここでもう一手間 ホイールのしっかり感を出すために
スポークの交差部を結線し半田付けをする ソルダリングを
してやります

これについては効果が有るとか 無いとか
科学的に効果が証明されていないとか・・・
仰る方がいますが そういう方はしなければ良いですね

実際自分で使ってみて効果を認められるからするので
有って 自分にとって意味がなければ施工しません
ソルダリングは間違いなく 実走行で違いが出ます

使う針金は鉄の 0.3ミリ位の物 私はステンレスは
使わない様にしています






この様に使い易い長さに切り 二重にして2回巻いて
やれば丁度良いでしょう






ここではあまり緩くない程度に締めておけば良いです
捻ったヒゲは半田の後で切る方が仕事がやり易いでしょう





半田付けをしますが スポークにあまり熱を回さない様に手早くした方が良いですね
これも慣れれば一瞬で半田を回す事が出来る様になります






半田の量は針金が透けて見える位で充分ですが
私は写真の様に表側は少し盛ります この理由は
見た目が綺麗から・・ こんな事も大切だと思いません?




これこそしなくても良い事ですが 半田に色を入れます






これをする理由 綺麗から・・(笑) こんな事も含め
科学的にどうのこうのではなく それが自転車にとって
悪い事でなければ 自分が気に入れば良いですね
精神的な事って大事ですよ






ソルダリングも終り 自分好みのホイールの完成です
一晩寝かせ 再度スポークテンションも上げたので
かなりしっかりと落ち着いたスポークの張りをしています






タイヤを貼る下準備 リムに床を作ってやります
新しいリムは表面の油分を良く拭き取ってやります






今回の床作りは SOYO ソーヨーのリムセメントを
使いました 天気も良いし二時間も乾かせば良いでしょう






タイヤも貼りました TUFO ツーホーの JET PRO
230g だったかな? センタースリックのトライアスロン用
と言われているタイヤです
 
このタイヤ トレッドを基準にタイヤを入れてやると ロゴは
左にくるタイヤです




このロード用のチューブラーホイール 組む前は練習用の
スペアホイールにしようと思っていましたが 今使っているのと
同じスペックだし 試合用でも良いかな?





時間を掛けてしっかりと仕上げた ARAYA ADX-1 Model Kino ← こんなの無いし・・(笑) 
また初期振れも出さないといけないし 時間がある時に使ってみましょう どんなタイヤなのか
ちょいと興味が有ります

今回のホイール 一連の作業は 過去日記
【 スポーク長計算 スペアホイール 】
【 手組みホイール計画 スポークを通してみる 】
【 手組みホイールは 二日掛けて組む 】

少しでも緩み難いホイールを仕上げる為の調味料が沢山含まれています 是非ご覧下さい

コメント (7)
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