Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

カンパ スーパー・レコード フロントディレーラー

2010-04-30 20:05:00 | 自転車部品・用品
先日 CAMPAGNOLO カンパ・レコードのフロントディレーラーを記事に
しましたが 今回はスーパー・レコードの F.D を見てみましょう
ただこの時期の変速機、特にフロントは私もあまり知識は無いので
あまり詳しくは説明が出来ません




カンパのフロントディレーラー 1940年には シフトワイヤーを使わないロッドで操作する
スライド式の物が存在した パラレモグラム式のレコードが登場したのが 1953年です
このスーパー・レコードは確か 1974年の登場だったと思います






これは三つ穴と呼ばれる ガイドプレートに穴が三つ開いたもの
カンパのマークも 地球マークから新ロゴに変更されています






パンタアームが黒く塗られています これはリアディレーラーの
スーパー・レコードも同じでしたね 
シートチューブへの取り付け部は 旧レコードと同じ形をしています

これは使用頻度が低い 比較的状態の良い保管品です






こちらは 四つ穴と呼ばれる ガイドプレートの穴が四つのタイプ
新品の未使用品です






こちらのパンタアームはアルミ地のままで 色が塗られていません
取り付け部の形状が細身に変更されています
三つ穴より こちらの方が後期製造じゃないかと思います

今回は見比べて頂くだけで 特に説明が出来る知識もなく
申し訳ないです しかしこれだけ予備部品が有っても もう
使う事なんて有るのだろうか・・

でもカンパは カンパ好きの所に勝手に集まって来ます(笑)




そして



私の自転車に使っているクランクはやはりカンパのレコード
5アームの 1型レコードの登場は 1958年

このクランクの材質はかなり固く マイティコンペと比べると
その固さの違いを実感出来る程 しっかりしている
表面のアルマイトに傷が付くと そこからクランクがササクレだって
来るのが特徴 アルミと言うよりマグネシュウムの様な感じです






私の 3型レコードは 1961年に発売され 当時は PCD などとは
言わなかったが PCD 151でインナーの最小ギアは 44Tまで

私がカンパのメッキは良いよ って良く言いますが この 5ピン
交換した記憶が有りませんが この様な状態、まだ錆も出ていません





5アームクランクの形状がほぼ固まったと言われるこの 3型レコード
1967年に PCDが 144ミリになり 最小 42Tのギアが使える 4型になります

このチェンホイールは 1968~9年頃購入した記憶が有るのですがまだ 3型が在庫で残って
いたと言う事なんでしょうね PCD 151のギア板、ピスト用の厚歯は新品も含め幾らでも
手当て出来るのですが このロード用のギア板を探すのはかなり難しいですね

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カンパ・レコード フロント ディレーラー

2010-04-28 20:23:44 | 自転車部品・用品
CAMPAGNOLO RECORD カンパニョーロ レコード これのフロントディレーラー
にも長い歴史が有ります 時代により少しずつマイナーチェンジをしています
オールドカンパと呼ばれる時代の F.D を見てみましょう




私がまだ大切に使っている選手時代のロードレーサーです フレームは現在は Panasonic パナソニックに
なりましたが その前身の NATIONAL ナショナル自転車で 1974 年にフレームをオーダーしています
部品構成は Campagnolo カンパや CINELLI チネリ 当時の自転車競技シーンでの定番部品達です
このロードに使っているのも カンパ・レコードの変速機 フロントはナメクジと呼ばれるエクボ無しの物です



RECORD F.D

カンパニョーロのリアディレーラーについては 色々な資料も有り時代考証も結構出来るのですが
不思議とこのフロントディレーラーについては 記述された資料が少なく謎の部分が多い部品です

1940 年にはロッドで操作するスライド式の変速機が存在しましたが このパンタ式になった時期がはっきりしません
これが初めて製造されたのは 1960 年だろうと言われています

※ このパラレモグラム式変速機の登場は 1953年との資料が有りました 2010.4.29 加筆






これは私がロードに使っている物と同じで ガイドプレートの前部が
のっぺりとした エクボ無し、通称ナメクジと呼ばれている物です
これ以前の古い物は 取り付け部下部に シフトケーブルのアウター受けが
付いています






これはエクボ有りと呼ばれる ガイドプレートの前部に凹みを持たせたもの
これはナメクジより新しいタイプです




この時代の F.D 製造時期により色々と違いが有ります その違いを見てみましょう
この写真は 上がナメクジ・エクボ無し 下がエクボ有りです





アームの取り付け部 上がナメクジ 下がエクボ有り
アームの前面三角部に突起が無いものと 突起が有る物






アームの取り付け部 上がナメクジ 下がエクボ有り
ナメクジには装着部にリングが入っていません しかし
リターンスプリングが駆動部本体を押えているので これでも
外れる事は有りません






これはディレーラー取り付けネジ部 上がナメクジ 下がエクボ有り
ナットが当る部分の形状が変わっています






これはリターンスプリングの装着部 上がナメクジ 下がエクボ有り
ナメクジの方は取り付けボルトが真芯に無く 少しオフセットされています
スプリングの形状もやや違う様ですね

ここまでは私の保管部品ですが ロードのナメクジも見てみましょう






この変速機は 1972年頃に買った記憶が有ります 
ただ自転車屋さんにどの位の期間置いてあったのか分からないので 
正確な製造時期は分りません

アームの取り付け部本体は保管品と一緒です






スプリング取り付けボルトが芯に有ります アーム取り付け部は
リングを取り付ける溝が切って有りますが リングは付いていません

この様に見るとこの変速機は 保管してあるナメクジよりやや新しく
エクボ有りに移行する時期の物かも分りませんね ただこれもあくまで
想像です







このカンパニョーロ・レコードの変速機 フロントは資料が少なく、この様に現物を見比べ想像するしか有りません
リア・ディレーラーは RECORD レコードの後に NUOVO RECORD ヌーボ・レコードへと移行して行きますが
フロント・ディレーラーにヌーボは存在しなかったのじゃないかな? 次期機種はスーパー・レコードに移行
して行ったと思います

これだけじゃ部品収集オタクになってしまう 少しは整備の事も書きましょう(笑)
この時代のフロント・ディレーラーの調整位置 ガイドプレートの外側、これをトップ位置に持って来た時 
アウターギアの刃先との隙間は 1~2 ミリに高さ調整をします 現在で言う処のトゥ・イン、アウトは 
外側プレートがアウターギアに平行にするのが基本です この後の調整は実走行で微調整をします

私はプレートがアウターギアに平行にはせず リアスプロケットの 2ed にチェーンを掛け アウター× 2ed の状態にします
そのチェーンに対し変速機の外部プレートが平行になる様に調整します これはアウター×トップでの走行は
そんな頻繁にする物では無く 普段良く使うギア比付近で一番ストレスが無い様にする為の調整です



オーバーシフトと言う変速操作

この頃の変速テクニックですが 現在の様にインデックス機能が有りません 全て任意の位置に変速機が動く
フリクションです 変速時、駆動系に力が掛かっていると変速はしません 変速時に一瞬力を抜きます
そして変速機を移動させるのですが その際、目的のギアを過ぎた所までガイドプーリーを移動させ 変速後、
ギアの真下までプーリーを戻してやります フロントもチェーンにプレートが当らない様にこの操作は必要です
これが オーバーシフトと言う変速テクニック STI やエルゴを使っている人達にすれば面倒な操作ですね

コメント (16)
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オヤヂと淑女達の 休日ランチ

2010-04-26 20:22:53 | よもやま話
先日の日曜日は素晴らしいお友達から食事のお誘いが有りました
最近は、給食会社の社長との むさ苦しいランチが続いていましたが
今回は華やかな食事になりましたよ






女性達とお食事と言いながら自転車でそこへ向う とんでもない
オヤヂ達 私の友人のいかつい車 いや彼の部屋だな
MAVIC KYSRIUM マビックのキシリュウムと BENZ ベンツのホイール
比べる意味は全くない・・(笑)






今日のお食事の場所は兵庫県西宮市 阪急電鉄 西宮北口 かつてここには
西宮球場そして球場にバンクを作り 西宮競輪が開催されていた所






待ち人が階段を駆け下りて来る 噂によるとかなりの方向音痴らしい・・

これで全員が揃いました 左の方は 絵本作家の Midoさん
何故か色々な大使館のパーティに出没する淑女 訳、分かりません
そんな Midoさんのブログはこちら 【 絵本ひとりぼっち 】

右の彼女は モニカさん サンバのダンサーでお絵描きもされる
天然キャラ モニカさんのブログはこちら 【 おひさまのなかの おつきさま 】






さてお食事は何処でしましょう と言いつつ選んだのは
お好み焼きや鉄板焼きのお店 とーせんぼ ここは先日私が
隣の店舗の工事をした時 お昼の食事に良く利用していました
その時に感じが良かったので ここをご案内






じゃこの辺から行きますか 地鶏の鉄板焼きともやし炒め




うわ~ 美味しい とモニカ姫 さすがダンサー(笑)  
良かったわね と Midoさん






次行きますよ~ スジコン(牛スジとコンニャクを焼いたもの)の
オムレツ風と豆腐ステーキ






美味しさのあまり うっとりのモニカさん
こんなの大使館のパーティでは出ないわ と Midoさん








まだまだ行きますよ タコの鉄板焼きと ソバめし このそばメシは
神戸市の長田区が発祥だと言われています 町工場の社員さん達が
ご飯だけを持ってお好み屋さんで食事をしていたら お店の女将が
焼きそばと一緒に焼いてあげるわ から始まったとか
そしてもう一品は焼きそば




食べる食べる この後お好み焼きを二枚追加 完食です
いや~ このお店本当に美味しかったですよ




みんな満足で素適な笑顔 私の友人うちだはん
両手に花でなお満足   じゃ次へ行きましょう
女性はタクシーで 我々は自転車で移動 さて次は何処かな?








皆で向った先は 同じ西宮市に有る 【 雑貨喫茶 笹舟倶楽部 】
ここは以前にも私のブログでもご紹介した 自転車屋さんと間違いそうだが
れっきとした喫茶店




ここのオヤヂ いやマスター横井さん 元土木技士 趣味が
高じて喫茶店を開業 タンデムと言う二人乗り自転車 これの扱いは
各都道府県でまちまち 数年前に兵庫県では一般道の走行が認められたが
その時 横井さんはかなり尽力されたらしい なかなか情報通のマスターです





店内はまるで おもちゃ箱 所狭しと置かれた色々なグッズ マスターどこに座れば良いんや?
と言いながら コップを置く場所をまず確保 何か怪しいお店です そんな雰囲気のお店をいたくお気に入りの女性陣
もう夕方近くなり このお店でお別れ 我々も暗くなるまでに自転車で帰りましょう






女性の方々は帰宅してからのお食事の用意も大変
この近くで美味しいと評判のパン屋さん 【 Brawnie ブラウニー 】
ここのパンをお持ち帰り頂きました

何時も友人と二人でのランチ 男同士の食事もそれは楽しくて良いのですが
この様に女性と一緒のお食事も楽しくて良いですね

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SILCA シリカ フロアポンプ ヘッド

2010-04-23 20:07:08 | 自転車部品・用品
長く自転車愛好家だけではなく レースシーンでもメカニックの強い味方
SILCA シリカのフロアポンプ 初期発売からおそらく 30年は経っていますが
根強いファンままだ多い 自転車の空気入れ これの在り方を変えたのは
このポンプかも分らないですね




CILCA シリカ 自転車愛好家であれば一度は使ってみたい誇らしげな名前 このフロアポンプが発売されるまでは
ごく普通の 空気入れを使っていた それ以上の物はせいぜい補助タンク付きの物でホースの先端は トンボ

フレンチバルブ用のヘッドなんて見た事も無かったが それをシリカが発売した 圧力計も付いているじゃないか・・・
そんなシリカ 初期の物はオレンジ色だったかな この写真の物は確か二代目






シリカのポンプヘッドはこれ 最近はレバー付きの新しいタイプが
発売されたが この写真の物は発売当初から変わっていない






フレンチバルブに差し込むだけのこのポンプヘッド 構成部品は
たったこれだけ






折角だから本体内部を見てみましょう ホース側もバルブ側も
内部は何も無し ごく単純な構造です これじゃ壊れようが無いよね






本体の間にラバーワッシャーを挟み込み ねじ込むだけ
そしてホースバンドはこんなシンプルな物 このどうでも良いや
なんて感じさせるのはイタリアらしい(笑)







俺が CILCA シリカだ!掛かって来い と言っている様な容姿 昔からの自転車愛好家は
CAMPAGNOLO カンパニョーロ CINELLI チネリ CILCA シリカ これには弱い、惚れてしまう
そして一度は使ってみたい部品達

こんなシリカの愛好家 ベストコンデションを保つために 補修部品を探している方もいらっしゃるのじゃないかな
シリカのポンプと共に世界を転戦したプロ・メカニック カツリさんがスペアパーツを取り揃えています

お困りの方、一度覗いてみて下さい 【 カツリーズ サイクル SILCA のスペアパーツ 】
最近アルミシリンダーのポンプも発売されました 軽量な CILCA シリカはこちら 【 カツリーズ サイクル CILCA のポンプ 】

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カンパ ペダル トゥクリップ 取り付けネジ

2010-04-21 20:42:17 | 自転車部品・用品
カンパニョーロと言うメーカーはこんな所にも拘りが有ります
トゥクリップを取り付ける為のネジ 実走行に影響を与えない
部品です しかしカンパ容姿にも隙がありません




カンパニョーロ トゥクリップの取り付けネジです 5 ミリネジで 
ボルトの頭は 8 ミリの六角です






1950年に発売された カンパの初代レコード・ペダル その後
1974年にアウタープレートがアルミの スーパーレゲロは発売される

このペダルはピスト用で未使用品です この様にクリップ用のボルトは
ペダルの付属として同梱されて来ます






これは長くロードに使っていた物で 30年程使いました
これもスーパーレゲロですが 同時期にチタンシャフトが
使われた スーパーレコードも発売されています






カンパのメッキはかなり上質で厚さも有り 錆には強いですね
このペダルはロード用の環付きですが その環を切り落としています

外部の環って何の為に有るのでしょう 当時は海外の強豪選手も
ロードにピスト用ペダルを使う選手が多く居ました 環が無い方が
ストラップを締めた時に、しっかり感が有り私はその方が好きです






国産のトゥクリップには取り付け用の部品が付属されます
カンパのペダルにはメスネジが切ってあり ナットを使う必要が
有りません 

ただカンパのボルトは締め込み過ぎると、たまにネジが
ボケる事が有り そんな時はこの国産のボルトに頼る事が有ります






これは お買い物自転車 使っているペダルはスーパーレゲロの
ロード用で環付きです 実走行があまり無い状態の良いペダルです
これは運動靴でしか乗りませんが やはり環は邪魔になりますね




これは何故かカンパの純正ボルトが無かったので 国産のクリップに
付属されているボルトを使っています 細かな事ですがこれが少々
気になっていました ここはやはりカンパのボルトでしょう(笑)

もしこの時代のカンパのペダルをお買い求めになるなら このボルトの
有る無しは確認した方が良いですね 純正のネジに拘るなら、後でお高い
買い物をする事になります





この小さなネジ 未使用品を探してもそうそう有る物では有りません 今回、運良くデットストックに
出会う事が出来たので迷わず購入しました 
オールド・カンパにはこの 5 ミリネジで 8ミリの六角頭は いたる所に使われており 全てこのカンパの
T 型レンチでまかなえます この辺もカンパは良く考えていますね





タンポポもこんな状態 蝶々が飛んでる姿も良く見る季節になって来ました

何か 神の腕を持つメカニック カツリーズ・サイクルの成田さんが面白い事をしていましたよ
シマノの 10速カセットスプロケットを改造し カンパ対応の 11速に・・・ やるね
動画もアップされています 【 カツリーズ サイクル シマノ改造 カンパ対応 11S スプロケット 】

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