Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

パイプの切断には ソーガイド

2011-06-29 20:52:02 | 自転車 工具
自転車整備で頻繁に行う訳ではないが パイプの切断と言う
作業が有ります フォークのヘッド方式がアヘッドになってから
フォークコラムのカットは 避けて通れない作業になりましたね
そんなパイプを切断する時に使う工具が ソーガイドです






これがソーガイドとその取り扱い説明書です
昔はこの様な補助工具は無かったのですが
最近は多くのメーカーから発売されていますね






この工具は GP ジーピーというメーカーの物で
お値段は 2000円程 パークツールからも何種類か
出ていますが 7000円前後と良いお値段がします






このメーカーの物は本体がプラスチックで 
ソーガイドの部分は金属で出来ています

この工具は本体と外のプレートにわずかな
隙間が有りますが これがこの工具の要ですね




これの使い方は 工具をベンチバイスに固定します




切りたいパイプを本体の穴に通し 上部のハンドルを
締めてパイプを固定します
その後 ノコの歯をガイドの隙間に差込み パイプの
切断をします

そうこの工具の目的は パイプを直角に真っすぐ切る
為の補助工具です 




普段ノコを使う事があまり無い一般の方達にとって ノコで真っすぐ切るのは難しいでしょうね
そんな方達には有れば心強い工具じゃないかな 

私の本職は給排水設備業(水道屋さん) パイプを切る時は何も補助器具は使いませんが 
直角に真っすぐに切る技術は持っています じゃこの工具は要らないじゃないか そうですね
でもどんな物か確かめたかったので 注文しちゃいました 折角だから一度は使ってみます(笑)

今回の植物 何か妙な雰囲気を持っていますよね

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クロスバイク 整備完了写真

2011-06-28 20:40:08 | クロスバイク 整備と美装
知人より整備を引き受けた PEUGEOT プジョーのクロスバイク
乗らずにしばらく放置されており 傷んだ部品も多く整備だけで
済まず 錆落としや美装も必要な自転車整備でした 皆さんには
長くお付き合い頂きましたが お陰様で完成しました 今回は写真で
完成した姿をご紹介させて頂きます




before after

私の所にやって来た PEUGEOT プジョーのクロスバイク 購入後あまり乗らずに
長く保管してあった自転車 その様に放置された自転車はかえって良く傷みます
この後 46 回に渡る作業日記でしたが その成果をご覧頂きましょう





そして完成したのがこれ フレームの塗装は生かし艶だけを与えてやるつもりでしたが
思いの外塗装の傷み方が激しく 全部を塗り替える自家塗装へと計画を変更しました
この塗装も始めに塗ったものが自分自身で気に入らず 再塗装なんて事もありましたね







良く傷んだ SHIMANO シマノのチェーンホイール ALTUS アルタス
アルミクランクの研磨、バフ掛けも考えましたが この後の手入れが楽な塗装で化粧







リアディレーラー付近 スプロケットも見事に錆びています 変速機は洗浄しプーリーは
グリスアップ スプロケットはサンポールで錆落し チェーンは新しい物に交換しました









チェーンホイールの内側とハンガーシェル部 このクランクのフィキシングボルトが
何故か固着し ネジを緩めるのに一苦労しました 自転車の美装では案外この辺りが肝
だったりします







シートステーの集合部 このシートポストが固着しており抜けませんでした クランクとの
共色を塗りそのまま使う事に 使用者が決まっているので出来る事でした 荷台はアルミ素材
磨いた後にダークグレーのメタリック塗装で処理







良く錆びていたハンドルとステム これらにもステムはクランクと同じ色 ハンドルは
錆を落とし荷台と同じ色を塗りました シフターは動きが渋く稼動しませんでしたが 
内部を洗浄、オイルアップをしてやると快調に作動する様になりました







フロントフォーク部分 塗装をする際一度目はフォークを二色に塗り別けましたが
その様な細かな作業は私の腕、技術ではかえって汚くなり 最終的には爽やかな
ブルーメタリック一色で塗装







リアブレーキ付近 カンチブレーキはゴムの交換が必要でした ところがゴムの価格にわずか
足すだけでブレーキセットが買えるお値段 使える物は使うと言うポリシーですが 意地に
なる事でも無く 前後共ブレーキは本体ごと交換しました スッキリ!
 
タイヤはスダレの様な状態だったのでこれも交換 バルブは普段使いの事を考え英式バルブを選択





この様に出来るだけ手を抜かず しかし幾らかは妥協しながら作業を進めた今回の整備と美装
無事に終える事が出来ました 今回の整備に掛かった費用を記しておきましょう

自家塗装費 塗料と雑材 8500 円 タイヤ・チューブ 5350 円 ブレーキ本体(前後) 1900 円
ワイヤー類 1310 円 チェーン 1300 円 保安関係 ライト2個 2700 円 ワイヤー錠 1000 円
ボトルゲージ、物入れ 1500 円  合計 23560 円 整備より保安関係に結構使っちゃいましたね

前回の作業 【 クロスバイク 愛情整備 最後の作業 】

今回は 特に一つのカテゴリーにまとめず それぞれの作業内容のカテゴリーに振り分けました 
ただ各日記の末尾には 前回作業・次の作業とし リンクを貼って有ります それを辿って頂くと
全ての記事がご覧頂けます

今回のクロスバイク整備 最初の記事はこちらです どうぞここからご覧下さい
【 クロスバイク 整備依頼 】 ここから全ての記事を辿って頂けます

長く掛かった今回の作業日記 最後までお付き合い頂いた皆様 有り難うございました

コメント (22)
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クロスバイク 愛情整備 最後の作業

2011-06-27 20:25:39 | 自転車整備 その他 
長く掛かっていた PEUGEOT プジョーのクロスバイクの整備
皆さんに長くお付き合いを頂きましたが いよいよ最後の
作業です これが終われば全ての整備と美装が完了します




前回にチェーンの長さを決めチェーンも装着したので ペダルを取り付けましょう
このペダルはすでに整備を済ませています






ペダルの取り付けには 15mm のスパナが必要です
ペダルレンチと言う専用工具が無くても作業は出来ますが 
この位のサイズの物を用意しておくと良いですね








ペダルの取り付け部分のネジ ここはアルミクランクとの
焼き付きや固着が起こり易い場所ですので グリスはしっかりと
塗っておきます

ペダルのネジは 右は正ネジ 左は逆ネジです
長いスパナを使い ここはしっかりと締め付けておきます
ハンマーで殴ったり 体重を目一杯掛けても良い位です






ペダルを装着したので変速機の調整を行います

ペダルが無い状態でクランクを回すのは 危険な行為です
指や手をギアとチェーンで挟む事も有るので ダミーペダルや
ペダルを装着してから 作業に掛かりましょう






リアディレーラーから始めます 変速機の HI LOW 調整ネジの
HI 側で変速機のガイドプーリーが トップギアの真下に来る
様に調整する処から始めましょう






この状態でシフトワイヤーがあまり遊びが無い程度に
ワイヤーを固定します

とここから変速機の調整を行うのですが 全てを記事に
するとかなり長くなります 以前に詳しく調整方法を記事に
していますので 是非そちらをご覧下さい
【 シマノ 変速機の調整方法 】






変速機の調整が終われば シフトワイヤーを適度な長さに
カットし 先端にはインナーワイヤーキャップをカシメて
おきます ワイヤーの長さはもう一度先端をカット出来る
くらいの長さは欲しいですね






この廉価版の変速機の動き方は かなりアバウトで
シフターとのシンクロがやや甘い処が有りますね 

わずかな位置ずれで上手く変速をしない事も有りますが 
一般の方達は少し困るだろうな と感じながら変速機の
調整、ワイヤーの先端処理が終わりました






後ろの車輪が少し振れていたので 振れ取りをしておきましょう






最後にフロントのマッドガードを取り付けました
ん これで完了? 完了だよね・・・






そうですね 預かった時の状態にはなりましたが
保安部品が全く無いので その辺を取り付けておきましょう






ボトルゲージは水筒を持つのじゃなく ボトル型の物入れに
使えば良いですね シートポストには CATEYE キャットアイの
LOOP ループと言う補助灯を これは私のお気に入り




ハンドル周りには チンカンベルと 前照灯には
買い置きしてあったLED ライトが明るくて良いね
これで装備も万端!






じゃ自転車にワックスを掛けてやりましょう
最近使っているのは この車用の水性ワックス

でもこれは車が好きな方ならご存知な SUR LUSTER
シュア ラスターのカルナバ蝋が使われた結構上質な
ワックスです




全体に軽くワックスを掛けて艶を出してやりました

完成 今度こそ本当に完成です






この自転車の整備を依頼された時 正直手を掛けてもあまり綺麗にはならないだろうな
何処かで妥協しながらの整備、美装になるだろうと思いながら引き受けました

自転車の格、値打ちと言う抽象的な事項と相談しながら 結構妥協した部分も有りますが
でも基本は やる以上は出来る限り綺麗に調子良く 使って下さる方に喜んでもらうが
深層ベースです

皆さんにも長くお付き合い頂きましたが 有り難うございました 持ち主は喜んでくれるかな?
次回は整備前とその後を写真でご紹介し このシリーズの最後の記事にさせて頂きます

前回の作業 【 自転車 チェーンの取り付けと 長さ調整 】

次の日記 【 クロスバイク 整備完了写真 】

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小さな テーブルを 作る

2011-06-26 20:11:55 | 製作・加工
みなさんは毎日使うテーブルはどうされているのでしょうか
最近は北欧家具なんかもお安く買える様になりましたね でも
今回は手作りが良い 是非作ってなんて依頼されたので 簡単に
テーブルを作りました






テーブルを作る時には あれして、これしてと色々な
材料や製作方法を考えるのですが 今まで家具もどきを
自作して思う事は 余程特殊なサイズの物を造る以外
 
自分で全てを加工するのでは無くある程度の出来合いの物を使い 
組み立てて行く方がはるかに綺麗な物が出来ます

今回使った材料は 天板はパイン集成材 買って来たサイズの物を
そのまま使いました 脚は最初から四角に加工されたテーブル用の
脚 これを金具を使い取り付けただけです




ここまで手抜きをすると もう自作なんて大きな顔は
出来ないよね(笑)

ただこの辺りの木材をそのまま使うと どうしても
角(カド)などの手触りに固いものを感じます そんな処を
優しく感じる様にしてやれば良いですよね




天板の周囲をごく薄く カンナで面取りをしてやります






カンナで面取りした所や手で触って感触の良くない所を
木工用のペーパーで少し削ってやります 木に限らず
ペーパーを使う時は 木片などに巻いて使うと仕事が
やり易いですね 
このタイプのペーパーは目詰まりがし難いですよ




面取り後はこんな感じです 何か優しく感じるでしょ?






地肌では無く明るい感じに塗装をしてくれとの希望です
テーブルの裏側に塗装は要らないので マスキングをします




マスキングの角は テープを切ったりカッターを使わず
この様に折り返し作業を進めて行きます コーキングや
建築塗装の本職の方達は皆この方法を使います






塗装に使う塗料は オイルステインを選びました
この塗料は浸透性が強く 木目をそのまま浮かび上がらせます




色を刷毛で塗る時は 塗装用のこんな容器を使います
樹脂製で使い捨てでも惜しくないお値段で買えますよ




刷毛を使う前には 毛の部分をしごいたり 両手に挟み
回転させたりして 抜け毛の処理をします




エアダスターなどを使い 塗る面の埃などを飛ばします






さて塗ってみましょう オイルステイン オークの
一回塗りです この塗料は塗り重ねる事で色を濃く
する事が出来ます






明るめを希望しているので もっと塗りたいのを我慢して
ここで止めておきます もう少し・・と思うくらいが何事も
丁度良いですよね






マスキングを剥がすと 裏側はこんな感じです
この時期の乾燥に必要な時間は 1時間弱かな






これで完成です 木目もそのまま出ているでしょ?





面取りした角の部分です こんな僅かな事ですがこれだけで手触りが凄く良くなりますよ

今回の小さなテーブルの製作 大きさは 90cm × 45cm 程 高さが約 35cm
必要な材料代 天板、パイン集成材 1500 円  脚、4本 1360 円  脚用の金物、840 円
塗料、オイルステイン 880 円  合計 4580円

何時も思いますが どの様にお安い材料を選択してもこの位の家具なら 完成品を買った方が
間違いなくお安いです でもお金では無い楽しさと、自分だけの物という満足感はありますよね

全くの日曜大工のレベルですが こんな簡単に木工事も出来ます 是非みなさんもいかがですか?

コメント (7)
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自転車 チェーンの取り付けと 長さ調整

2011-06-25 20:07:38 | 自転車整備 その他 
前回シフトワイヤーを取り付け 変速機を任意の場所へ動かす事が
出来る様になったクロスバイク 今回はチェーンの取り付けを 
長さを決めながら進めて行きましょう






自転車のチェーンの取り付けは やはり変速機の
ワイヤーを張ってからの方がやり易いでしょう
チェーンの長さを決める時に 変速機を動かす
必要が有りますから






この自転車に使われていたチェーンは錆の状態が酷く
新しい物に交換します 余程手に入り難いチェーンで
あれば それを復活させる事もありますが 今回は交換
した方が良いでしょう

新たに使うのは シマノの IG チェーン 在庫を置いて
有ったのでこれを使いましょう 8速対応のチェーンですが
シマノの8速用は 5~8速で使う事が出来ます






絶対にこれが正しいと言う方法は特に有りませんが
自転車にチェーンを通す時 この方向へ チェーンも
この状態で作業を進めると 仕事がやり易いと思います






チェーンの長さを決めるのは チェーンをアウター × トップに掛けた
状態で長さを調整します この時点で変速機を動かしフロントをアウター
リアをトップにチェーンを掛けておきます






チェーンをアウター・トップに掛けた状態で 仮にチェーンを何かで
繋いでみます 私は付属のアンプルピンを軽く差し込んでいます

チェーンの長さを見るのは ここ リアディレーラーのプーリーケージで
確認します この状態では少し長いですね でもそれはどうして判断するの?




判断の基準は プーリーケージに付いている 上のガイドプーリーの
取り付けネジと 下のテンションプーリーの取り付けネジを結んだ線が
地面と垂直になる長さ これが基準です 

今手で押さえていますがこの様な状態になるのが 基本の長さです






新しいチェーンそのままでは 2 駒長そうなので チェーンを切って
長さの調整をします






切りたい長さの所にチェーン切り工具をセットし ハンドルを回し
工具のピンが チェーンのピンの真芯へセットされているか確認
します この確認作業は大切ですよ








工具が正しくセットされているのを確認したら ハンドルを回し
チェーンのピンを押し出して行きます このナロータイプのチェーンは
難しい事は考えず チェーンのピンは完全に抜いてしまってオーケーです
最後の写真でピンは完全に抜けています






チェーンのピンが完全に抜けたら 工具のハンドルを戻します
これでチェーンが切れました




これが長かった分のチェーン 2 駒分です 上の小さな小物は
チェーンに使われていたピンですが これはもう使いません






じゃチェーンを繋ぎます ん、これはな~んだ・・?






今回初めて使ってみますが 買い置きがして有った
grunge と言うメーカーの チェーンフッカーと言う便利な工具

チェーンを切ったり繋いだりする時に この様に使えば仕事が
やり易いとの事です お値段は 630円

使った感想は 両手が自由に使えて便利 こうして人間は
段々横着になって行く・・ そんな見本みたいなアイテムです(笑)






チェーンを繋ぐ時に使うのはこれ アンプルピンと呼びますが
新しいチェーンには 一本付属で付いて来ます 別売りでも購入
出来ますが チェーンに依り対応するピンを選ぶ必要が有ります

※チェーンを正しく繋ぐ
ここでチェーンを繋ぐ場所ですが チェーンはインナーリンク半駒と
アウタープレート半駒で 一駒のセットになっています
この写真の様に チェンステーの下でチェーンを繋ぐ場合
インナーリンクの 前方の穴へアンプルピンを使うのが正しい場所です
インナーリンクの 後方の穴でアンプルピンを使うより強度が有るそうです






手で入るだけアンプルピンをチェーンに差し込み
チェーン切り工具をセットします ここでも工具のピンが
アンプルピンのセンターにセットされている事を良く確認
します








正確に工具がセットされている事を確かめてから
ハンドルを回し アンプルピンを押し込んで行きます

アンプルピンの頭の出代が チェーンの左右で均等に
なる様に注意しながら 作業は進めます




正しく差し込まれたアンプルピン 頭はこの様に残りますので






プライヤーなどで残ったアンプルピンの頭を折ります
少し手応えは有りますが 簡単に折れます




チェーンを繋いだ後でこの確認は必ずします チェーンを
手でしごいてみて 繋ぎの部分が正常に動くか 固くないか
それを確認します






無くても困らないが有れば便利なチェーンフッカーを外し
チェーンの装着と長さ調整は完了です





基本に準じ長さ調整をすると 変速機のテンションケージはこの様な状態になります
上下の取り付けネジが地面からの垂線上に必ず並ぶかと言えば 色々な要因で必ずしも
そうならない事も有ります これを基準に考え大きくそこから外れなければオーケーです

この後の作業は アウター×トップとロー インナー×トップとローにチェーンを掛け 
状態を確認しますが 何処か苦しい所がもし有れば 自分自身があまり必要としない所を
犠牲にする必要が有る時も有ります そんな時はだいたいインナー×トップを犠牲にしますね

前回の作業 【 シフトワイヤーの 取り付け 】

次の作業 【 クロスバイク 愛情整備 最後の作業 】 

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