MAVIC COSMIC マビックのコスミック 少し古いチューブラー用ホイール
ですが このカセットハブのフリーボディを分解し構造を見てみましょう
この作業も今ロードを組んでいる LATIDO ラティードの一連作業ですが
カテゴリーは 自転車整備 フリーホイールにしました
縁が有って私の所にやってきた マビック・コスミックのホイール
先日はリムセメンの除去もしてやりました
このホイールのフリー部 シマノ用ですがこのラチェット音は
小気味の良い しっかりした弾き音がしています
ハブとフリーの装着部に黒いリングが これはゴム系の防塵シール
ですが 防水の効果はそれ程高くないでしょう
黒いリングを外すと フリーのラチェットの一部が見えます
この構造だと 水は入り放題、頻繁な整備が必要だと想像出来ます
フリー側と逆側の中空シャフトの内部は 5ミリの六角穴です
大体フリーボディを外すのは この辺りのネジです 一度外して
みましょう 初めての物でも兎に角、前に進む エイヤーです(笑)
ここは私の勘が当りました 中空シャフトの右側のナットは
フリーボディの押さえ 固定ボルトを兼ねていました フリーボディは
簡単に引き抜く事が出来ます
フリーボディ内部 手前(ハブ寄り)にはニードルベアリングが
外側には シールドベアリングが入っています このベアリングは
片側シールド 外側、変速機側にはゴム系のシールド材が使われて
いますが 内部側にはシールド材は使われていません
フリー内部 ハブ側のラチェット機構です
ここは大きな写真で見てみましょう ラチェットのツメはこの下にスプリングで動く小さなピンが仕込まれています
ラチェットレンチの駆動部や ソケットの装着部に良く使われている機構に似ています
ハブボディとこのラチェット機構を含んだ部分はトルクスネジで固定されています
そのラッチェット部の構造と部品数はこれだけ
フリーボディ内部のニードルベアリングが接触する スピンドル
その内部に二ドルベアリングが見えています これはハブの回転部です
そのベアリングを引き抜くと その奥にリングが入っています
あまり精度の良くないこのリング 役割は良く解りません
ベアリングの左右の位置決めだけに必要な物じゃないかな?
ここまで来たら ノンギアサイドも分解しましょう
C 型リングを外してみると エンド(爪)に当る座金が外れます
樹脂製の防水キャップを外します これはハブの溝に嵌め込んであるだけです
この小さな穴が開いたキャップ 最近のマビックのハブはこれでベアリングの
当り調整をしますが このコスミックの当り調整は、真ん中の 15ミリのナットで
このキャップはハブシャフトの押さえです 穴が小さくカニ目レンチが使えません
スナップリング プライヤーを使ってみます
固い、良く締まっています 逆ネジかとも思い 左右方向にドライバーと
ハンマーで殴ってみましたが キャップにドライバーが食い込むだけで全く
緩む気配が有りません これ以上、無理はしない方がよさそうです ここは
今回は断念
ここまで分解した部品を洗ってやりましょう
洗った後の洗い油はご覧の通り 私が自転車整備で洗浄は大切だと
良く書きますが これを見て頂ければ解って頂けると思います
洗浄せずにオイルアップするのは この様な金属粉で部品を擦り
付けているのと一緒 特にドライブラインでは洗浄は大切な事です
今回のグリスアップ~組み付けは このフリーボディの構造から
やや粘度が高く流れ難いグリスを薄く使う事にしました
ただこのグリスを選んだのは もう一度分解する事を睨んでの
事もあります これは少々無謀なチャレンジなんですが 又アップ
できれば記事にしましょう
この MAVIC COSMIC 重量はフロント 900 グラム リア 1073 グラム
リム単体で 610 グラムでした どうしてリムの単体が分るの? これは
又別の記事でご紹介しましょう
同じマビックでも全く違ったフリー構造を持つ キシリュウム
その過去記事はこちら 【 MAVIC KSYRIUM フリーボディ 分解整備 】
ですが このカセットハブのフリーボディを分解し構造を見てみましょう
この作業も今ロードを組んでいる LATIDO ラティードの一連作業ですが
カテゴリーは 自転車整備 フリーホイールにしました
縁が有って私の所にやってきた マビック・コスミックのホイール
先日はリムセメンの除去もしてやりました
このホイールのフリー部 シマノ用ですがこのラチェット音は
小気味の良い しっかりした弾き音がしています
ハブとフリーの装着部に黒いリングが これはゴム系の防塵シール
ですが 防水の効果はそれ程高くないでしょう
黒いリングを外すと フリーのラチェットの一部が見えます
この構造だと 水は入り放題、頻繁な整備が必要だと想像出来ます
フリー側と逆側の中空シャフトの内部は 5ミリの六角穴です
大体フリーボディを外すのは この辺りのネジです 一度外して
みましょう 初めての物でも兎に角、前に進む エイヤーです(笑)
ここは私の勘が当りました 中空シャフトの右側のナットは
フリーボディの押さえ 固定ボルトを兼ねていました フリーボディは
簡単に引き抜く事が出来ます
フリーボディ内部 手前(ハブ寄り)にはニードルベアリングが
外側には シールドベアリングが入っています このベアリングは
片側シールド 外側、変速機側にはゴム系のシールド材が使われて
いますが 内部側にはシールド材は使われていません
フリー内部 ハブ側のラチェット機構です
ここは大きな写真で見てみましょう ラチェットのツメはこの下にスプリングで動く小さなピンが仕込まれています
ラチェットレンチの駆動部や ソケットの装着部に良く使われている機構に似ています
ハブボディとこのラチェット機構を含んだ部分はトルクスネジで固定されています
そのラッチェット部の構造と部品数はこれだけ
フリーボディ内部のニードルベアリングが接触する スピンドル
その内部に二ドルベアリングが見えています これはハブの回転部です
そのベアリングを引き抜くと その奥にリングが入っています
あまり精度の良くないこのリング 役割は良く解りません
ベアリングの左右の位置決めだけに必要な物じゃないかな?
ここまで来たら ノンギアサイドも分解しましょう
C 型リングを外してみると エンド(爪)に当る座金が外れます
樹脂製の防水キャップを外します これはハブの溝に嵌め込んであるだけです
この小さな穴が開いたキャップ 最近のマビックのハブはこれでベアリングの
当り調整をしますが このコスミックの当り調整は、真ん中の 15ミリのナットで
このキャップはハブシャフトの押さえです 穴が小さくカニ目レンチが使えません
スナップリング プライヤーを使ってみます
固い、良く締まっています 逆ネジかとも思い 左右方向にドライバーと
ハンマーで殴ってみましたが キャップにドライバーが食い込むだけで全く
緩む気配が有りません これ以上、無理はしない方がよさそうです ここは
今回は断念
ここまで分解した部品を洗ってやりましょう
洗った後の洗い油はご覧の通り 私が自転車整備で洗浄は大切だと
良く書きますが これを見て頂ければ解って頂けると思います
洗浄せずにオイルアップするのは この様な金属粉で部品を擦り
付けているのと一緒 特にドライブラインでは洗浄は大切な事です
今回のグリスアップ~組み付けは このフリーボディの構造から
やや粘度が高く流れ難いグリスを薄く使う事にしました
ただこのグリスを選んだのは もう一度分解する事を睨んでの
事もあります これは少々無謀なチャレンジなんですが 又アップ
できれば記事にしましょう
この MAVIC COSMIC 重量はフロント 900 グラム リア 1073 グラム
リム単体で 610 グラムでした どうしてリムの単体が分るの? これは
又別の記事でご紹介しましょう
同じマビックでも全く違ったフリー構造を持つ キシリュウム
その過去記事はこちら 【 MAVIC KSYRIUM フリーボディ 分解整備 】