Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

チェーンナット用工具試作 完成

2021-10-29 20:03:12 | 製作・加工
自転車のチェーンに使われているチェーンナットに使う為の工具を試作しています
どの様な物が完成するのか作業風景をご覧下さい





自転車の厚歯用のチェーンには接続部分にチェーンボルトとナットを使う物があります
そのナットに使う為の工具を作っています 前回までに 6mm と 12mm のソケットを
切削し下準備を終わらせています




ソケットレンチのソケットを加工したのでこれから
写真の様に 2段に重ね溶接を行います






シャコ万を使い 2つのソケットを固定しました






溶接は外で行います この溶接機は以前の奴より
調子が良くとても重宝しています ただ腕前は
以前のままで進歩がありません・・






溶接棒は低電圧用の 1.4mm を使います






溶接をしました 母材も良く溶け込んでいます
これなら大丈夫でしょう






お見せするのが恥ずかしい出来栄えですが これから
見栄えが良くなる様に研磨して行きます






電動やすり ベルトサンダーを使います ペーパーの番手は
120番を使います 400番まで上げてやると結構綺麗に磨けます






サンダーでの研磨は終わりました 最終的には 400番を使いました






ベルトサンダーが使えない部分は小さなヤスリで仕上げました






ヤスリの後は細い番手のコンパウンドで磨き 錆止めの
塗装をする為にシンナーで脱脂をします






塗料の食い付きを良くするミッチャクロンをスプレーし
その後に透明の錆止めを吹きます




整備台の上に吊り下げて塗装を乾燥させます






一晩置き塗装が乾燥しました これで予定の作業は終了です




NJS認可チェーンです 






競輪競走で使う認可チェーンは一ヶ所色の違うプレートが
使われ この接続部分にチェーンボルトとナットが使われて
います






チェーンボルトに使えるのか工具を当てがってみます
この段階では工具が上手く ナットを捕まえています
使えそうです






これは新潟県に本社を置く 相場産業(株)さんが展開する
RUNWELL ランウェルと言う自転車工具ブランドの商品で
CHECKER と言うチェーンナット用の工具です






CHEKER はチェーンナットの緩みを点検する為の専用工具です
当然ナットを締めたり緩めたりの整備にも使え造作はとても美しく
優れた工具です 




RUNWELL さんの工具を使い不満は無いのですが もう少し
小振りな物を自分で作れないかと思い今回の試作を行いました





今回の試作工具 一応頭で描いていた形の物は出来ました 整備台の上では使えそうな
感触は有りました 実際に自転車整備の時に使えるのかはまた試してみます

前回の作業 【 チェーンナット用工具試作 切削 研磨 】

RUNWELL H/P 優れた工具が一杯です 【 https://runwell.jp/

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チェーンナット用工具試作 切削 研磨

2021-10-27 20:05:18 | 製作・加工
自転車のチェーンのジョイント部に使われている チェーンナットに使う工具を試作してみます
私が思い描いた造作で使える物になるのか試してみます 作業風景をご紹介させて頂きます





自転車の厚歯用のチェーンの接続方法は何種類か存在し それに依って使われている部品が異なります
今回試すのは競輪競走で使われる NJS 認可チェーンに使われるチェーンボルトナットに使う工具です






これは NJS認可チェーンですが 一ヶ所色が違う部分が有り
そこが接続に使う部分です ここにはチェーンボルトが使われ
その裏面にはナットが使われています 
今回はこのナットに使う為の工具を作ってみます ナットのサイズは
6mm巾で 形状は四角です




これは私が保管しているチェーンボルトナットです 半コマも
入っています この NJS 認可チェーンは競輪競走だけではなく
私達アマチュア自転車競技者の自転車にも良く使われています






今回の工具の試作に使うのは この 6mm と 12mm の
ソケットレンチです これから作業を進めて行きますが
6mm がナットに使う部分で 12mmは工具を回す為の
手持ち部分になります




2つのソケットを溶接してこの様な形状にするつもりです






これから加工して行きます








加工は外で行います まずはベルトサンダーで2つのソケットを
溶接する部分を平に研磨し座りが良い様にします






研磨と面取りは溶接部分のメッキを剥がす為にも双方行います




ナットに使う 部分 ここは完全に平にする必要が有ります






これから少し細かな作業になるので整備テーブルに
戻ってきました






リューターを用意しました 6mm の4角いナットに使える様に
ソケットの 6角穴を加工します





リューターにダイヤモンドカッターを装着しました 私も用意はしていますが
あまり多用しない切断工具です 上手く出来るかやってみます






6角ボックスの一部を切り取ります




縦に切れ目を何本か入れました 






縦の切れ目を全て切削します リューターにはヤスリ形状と
ダイヤビットを使ってみます





思っていた形状に概ね削る事が出来ました




細いヤスリを使い細かな部分を仕上げて行きます




試す

チェーンナットに合せてみました 上手くナットを捕まえています




六角の内部も細かな切削を行っています この形状で行けそうです





今回試作する為の要となる部分の加工は終わりました これから手持ち部分となる
12mmのボックスと溶接を行います その様子は次回にさせて頂きます 次回もどうそ
お付き合い下さい

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新規格ランヤードを装着する

2021-10-26 20:01:33 | 設備 水道工事
高所作業で用いる安全帯が法律改正により従来の物が使えなくなります
それに備え新規格の物を用意したので胴ベルトに取り付けます




安全帯に使う命綱 これをランヤードと言いますが 2021年1月2日から従来の物が使えなくなり
新規格の物が必要になります 今回はそのランヤードを取り付けます
写真の物は胴ベルトやそこに取り付ける腰袋や工具差しです 今回は全て綺麗に洗いました






これが新規格のランヤードで胴ベルトに取り付けるタイプです
本体ケースの裏には仕様が書かれたシールが貼られています








ランヤードを取り付けます 付属のパーツに装着日を
書いておきました 覚え書きです






ランヤードを取り付けた左側には スケールホルダーです
これは結構大切で 気に入る奴に出会うまでがなかなかです






この青い工具差しに 私は水平器を入れています 黒い奴は
腰袋、人に依り好みが色々ですが私は小振りな奴を選んでいます




腰袋の右側の工具差し 私はプライヤーを入れます






あまり一般の人が見る事は無いと思いますが ハンマー差しです
ここにハンマーを差込み絶えず持っています 私達設備屋は腰に
最低 スケール、水平器、プライヤー、ハンマー(電工ハンマー)は
吊っています





木造住宅の現場で 安全帯→墜落制止用器具を要求されるはまず有りませんが
野丁場=マンション等の建築現場では無くては現場に入れてもらう事すら出来ない器具です
現場内を一般の人達が見る事は中々出来ませんが、想像されている以上に安全管理が厳しく
されていると思います

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秋のサイクリング

2021-10-23 20:22:17 | よもやま話
肌寒く感じる季節が来ました 秋晴れの日 街乗りピストに乗り出掛けました





青空が綺麗な日でした 気候に誘われ自転車に乗りました 冷たい風が心地よいです






使っているホイールはチューブラー スペアタイヤは
サドルの後ろに吊っています
フレームには COLUMBUS SPIRIT KEIRIN が使われています






独特な形状のツチノコチェーンステーには MAKINO の文字
ハブは初期の DURA-ACE 両切り 120mm 巾
リムは MAVIC GP4 後期型の弁当箱です






リアブレーキはシートステーにアルミ板を挟んで取り付けた
UNIVERSAL ユニバーサルのサイドプル 1972年頃からロードに
使っていた物です
フロントブレーキは SUNTOUR SPRINT フォーククラウンへ
慎重に穴を開けました





自転車日記と称しながら最近は自転車の記事が少なくて申し訳有りません
私の娘たちが木造住宅の内装を DIY で行うと言い出し 本職の他にそれを
手伝ったりしています 我々の発想に無い様な事をするのでそれなりに
面白いのですが、また良い写真が有ればその様子もご紹介させて頂きます

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新規格ランヤード 胴ベルト用

2021-10-22 20:03:33 | 設備 水道工事
高所作業を行う時に装着する安全帯です 2022年 年明けから従来の物が使えなくなり
新規格の物を新たに購入しました TAJIMA タジマの胴ベルト用 蛇腹式の物をご紹介させて頂きます





安全帯と言うのは幾つかの用品が集まって構成されており これはその中の一つでランヤードと呼びます
これに新規格の物が求められます ランヤードにも複数の種類が有り今回の商品は 胴ベルトに装着します
安全帯と言う呼称も法改正で墜落制止用器具に改められます






箱から出しました 従来の物と比べると凄く重量感が有ります
このフックの巾が広くなり強度が増している感じがします






新規格になって一番目立つのはこの装着部分でこれに
墜落時に身体の負担を抑えるショックアブソーバーが
組み込まれています 使う時は 2枚目の写真の状態で
安全胴ベルトに取り付けます、縦型と呼ばれます






品番 B1JR150-TL1BK 品名 胴ベルト用ランヤード
蛇腹 縦型 L1 定価 13640円(税込)
蛇腹と言うのはショックアブソーバーと 先端のフックの間が
蛇腹(伸縮する)で出来たパーツで繋がっています
L1 と言うのはフックの材質と構造で他の記号の物も有ります






蛇腹、スチールフック 上でご説明した通りです
製造販売会社は 株式会社TJMデザイン 東京に本社を
置く企業で TAJIMA タジマ はブランド名だそうです
建設関係に従事している人は一度は耳にしている名前だと
思います




私が現在使っている安全帯です 私達はこの状態の物を
腰 と呼ぶ事が有ります 安全帯の他に腰袋や工具差しを
必要に応じて取り付けています 腰 を見ればどの様な
職種か概ね解ります






従来の規格のランヤードです これは巻取り型で蛇腹では無く
平紐が使われています





2018年6月に法改正され現在は猶予期間で 2022年1月1日にその期限が来ます
それの準備の為に新規格の胴ベルト用を用意しましたが 建設業で使えるのは
5mm未満でそれ以上の高さでは フルハーネスタイプが必要で加えて特別教育の
受講も必要になります 結構な出費になりますが仕事ですから仕方が無いですね

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