Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ブレーキ シューホルダーを 塗装する

2012-04-30 20:33:11 | 自転車 塗装
自転車には欠かせないブレーキ そのブレーキゴムを取り付けるホルダー
昔なら舟と言いましたが それを自分の好みの色に塗装しましょう






このブレーキシューセットは ULTEGRA アルテグラ
BR-6700用で ブレーキシューは R55C3 これは
DURA 7900と同じゴムを使っています




ただやはりアルテグラ このシューホルダーの
質感がデュラとは異なり 高級感を感じない
ややザラツキ感が有るアルミ素材 お値段が
かなり違うので 贅沢を言ってはいけないが

だったら好みの色艶に変えてしまいましょう




自転車一台分のシューセットを用意し






色を塗る用意をしましょう ブレーキゴムの固定ネジ
2mm のアーレンキーを使い外します シュー(ゴム)
を抜くのにそれ程力は入りません






ゴムを抜きましたが ホルダーにはまだネジが
付いています このネジって何の役目をしているんでしょう・・

※ このネジはシマノの特許で カーボンディープリムが増え
シューが磨耗すると タイヤガイド(これはホルダー下部に
張り出した羽の様な物です)がリムに接触する事が有り
それを回避する為に タイヤガイドを控え その代わりに
樹脂ネジを付け タイヤガイドの役目を残しながらリムへの
接触を無くしたと言う事らしいです ただ平リムには全く
このネジの効果は無いですね 人づてに聞いた話なので
シマノが公にしているのかは不案内です 2012.4.30 追記






この黒いネジは樹脂製で マイナスドライバーで
簡単に緩みます シューセットの分解はここまで




ブレーキシューには左右の形が違うので 組付ける時は
間違わない様にしましょう




一台分 4個のブレーキシューセットが用意出来ました






塗装前には付着した油脂類を充分洗浄します
これは大変大切な事ですよ シンナー系の溶剤に
浸けています その後、綺麗なウエスで良く拭き取ります






ホルダーのネジ穴には ボルトをねじ込み ネジに
塗料が回らない様にしておきましょう




そのボルトに針金を巻き付けて 吊るせば塗装が
し易いですね






使う塗料は Holts ホルツのカースプレー
一度ホルダーに白い色を塗った実績が有るのですが
プライマーなどの下塗りをしなくても 剥げなかったですね
 
今回もそのまま色を吹きます 色はゴールドを選びました






この様な凹凸の多い小さな部品は 塗料の厚い所と
薄い所がはっきりします あまり焦って一度に厚塗りを
すると 直ぐに垂れて失敗します 少しづつ何度かに
分けて塗ると失敗が少ないですよ




金色のメタリックを吹き終わりましたが メタリックは
それだけでは艶が出ず 表面はザラザラです これに
艶を出す為に上塗りにクリア塗料を使います




クリアは色の付いた塗料より垂れ易いので 吹き付ける量に
注意が必要ですが しかし垂れる寸前まで塗った方が綺麗に
仕上がるので 案外その見極めが難しいですね クリアも
終わりました




綺麗に艶も出ています 良く出来た方ですね






良く塗装を乾燥させてから ブレーキシューやネジ類を
ホルダーに組付けていきます




全てのスモールパーツを組終わりました






以前に塗った白い奴は今のロードレーサーに
使っていますが 実はその時もこの金色を
塗りたかったんですよ いい艶が出ていますね
これなら合格でしょう






そんな私のロードレーサー
その時の様子 【 ロード ブレーキシュー 交換の準備 】





普段はそれ程目立つ部品では無いですが この様に色を塗り装着すると
案外目を惹きます 自分の自転車や好みに合わせカスタマイズするのも
少しお洒落ですよね

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フィニッシュ ライン オイル対決

2012-04-28 20:31:51 | メンテ 用品
手元に有る FINISH LINE フィニッシュラインの潤滑剤 どちらもテフロン系ですが
その違いを少し比較してみましょう




先日よりフィニッシュラインの潤滑剤の紹介を
させて頂いていましたが 手元に有りながら
その違いが解り難い この2つの商品をちょっと
比べてみましょう

赤いラベルが テフロンプラス ルーブドライ
銀のラベルが クライテック ワックス ルーブ




この 2つの商品をステンレスのパレットに
取り出し その違いを検証します






まずは 赤いラベルの Teflon Plus Lube Dry
良く攪拌してからパレットに取り出します




その後同じ様に 銀のラベル Kry Tech Wax を
右側に取り出しました






パレットに取り出した直後の潤滑剤です
ドライの方は 白い色で かなり粘度が高いです
(粘度と表現するのは 少し違うかな)
言い換えれば 片栗粉を薄く溶かした様な感じです

ワックスの方は やや黄色い色でサラサラとし
かなり柔らかい液体です




さて・・・

先程の状態から 2時間放置しました




ドライの方はお好み焼きの生地が 乾いた様に見えます






こちらはワックス 液体の有った部分に細かな白い物が
万遍なく残っています この状態はマイクロロンの
メタルトリートメントなどの フッ素系の潤滑剤に
良く見られます






それぞれを指先で擦ってみました

ドライの方は どう言えば良いでしょう
手に重い粘度の物がまとわり付き オイルと言う
滑らかな感触をあまり感じません

ワックスの方は これはフッ素系の独特な
サラサラ感を感じ潤滑剤としての機能を
感じます





赤い Teflon Plus Lube Dry このテフロン ドライ あまり特徴の無いオイルで 
潤滑剤に迷えばコレ とも言われます う~ん、でもこの程度の物なら他に
良いものが幾らでも有るのじゃないでしょうか 人に依り好みも有ると思いますが
私はこれをあえて使いたいとは思わないですね

シルバーの方の Kry Tech Wax クライテック ワックス こちらはその効果を
半信半疑で購入したのですが これはテフロン独特の効果を高く感じます
これは予想以上でした ただ容器から出してからの硬化が早いのでチェーンの
ローラーリンクの奥まで上手く浸透するのか少し懸念します これが問題
無ければ大変良い潤滑剤でしょう こちらは一度自分の自転車で試してみましょう

この様な検証結果です この辺りの物を検討されている方の目安になれば幸いです

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フィニッシュ ライン クロスカントリー ウェット ルーブ

2012-04-27 20:33:02 | メンテ 用品
先日から フィニッシュラインのケミカル商品を紹介して来ましたが
もう一つ これは在庫が有りました Cross Country Wet Lube クロス
カントリー ウェット ルーブ さてどんなオイルなんでしょう




このグリーンのキャップの容器が クロスカントリー
ウェットルーブなんですが 何時の頃からか 私の手元に
有ります でも何故かキャップも開けた事が無いんです・・






今回折角色々な油脂を手当てしたのだから
これも是非見てみましょう

メーカーの Webサイトではこう書かれています
超強力で、水にも泥にも塩分にも強く、潤滑性、防錆性、
耐久性が長時間持続する潤滑剤です。悪条件下のレース、
過酷な長距離ツーリングの強い味方です。塩分を含んだ
潮風の吹く海岸部で、その性能は実証されています。
このヘビーデューティーなウェット系潤滑剤は、潤滑と
保護にかけてはこれ以上のものはありません。

何かメーカーの自信を感じますね






これは何かの回転部で試してみましょう
これも自作のピスト用チェーンテンショナーです
このベアリングに使ってみましょう シールドですが
鋼板シールドでそれ程 機密性は有りません






やや粘度を感じる グリーン色のオイルです
ただこの色は 知人が持っているのは茶色だったので
製造時期に依ってマイナーチェンジが有ったのか 良く
解りません





何かツボミなのに はっきりした意思を感じますね 咲いてやるぞ!って

このクロスカントリー ウェット ルーブ 指先に付けると 独特の粘りを感じます
今迄 テフロン系のオイルばかり触っていますが それとはやや異なる強さです
チェーンに使えば少し重く感じるが オイル持ちが良いだろうと想像出来ます
この試した ベアリングも塗布後は回転にその粘度を感じます 練習や悪天候には
使えるオイルじゃないでしょうか 良いと思いますね お値段は 60ml 定価630円
120ml 1050円が用意されています

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チェーンキャッチャー 自作

2012-04-26 20:34:33 | 製作・加工
チェーンの脱落防止部品 チェーンキャッチャーやチェーンウォッチャー
などと呼ばれます 最近は市販品も充実して来ましたが、それに負けない
物を作ってみましょう





この自作チェーンキャッチャー 過去にも紹介していますが 希望される方に
幾らかお分けしています お陰さまでその評判が良いので今回少し余分に製作
しました その手順をご覧になって頂きましょう




この様な自作物は 何時もの事ですが まず
材料が簡単に手当て出来る物 そして工作が
手持ちの道具で出来る事 この二つは大切な
事ですね そんな事で使うのはバターナイフ






数が少なければ 電動ドリルで穴を開けてしまい
ますが 今回はボール盤を使いました






かと言って難しい事をする訳では有りません
取り付け用の 5mmの穴を開けています




穴を開けたら 一旦作業テーブルに移動






フロントディレーラーの取り付け部に マジックを塗り
罫書き線を入れます マジックはこの線を解り易くする為です








その罫書き線通りに仕上げて行きますが まずは
回転工具のサンダーを使い 大まかに切り取りを
します






次はディスクグラインダーを使い もう少し
形を整えて行きます






先程のサンダーで大まかなカットをした状態です






グラインダーで罫書き線近くまで形を整えます






こちらは ギア板側 チェーンが当たる部分です
ここまで削り落とすのは少し時間が掛かります




次はヤスリで 削った後のバリを取りながら
仕上げに近い状態まで削り出して行きます








ここでほぼ希望する形が出来ています






この後はもう仕上げの行程です 耐水ペーパーを使い
ヤスリの跡を研磨し 微妙な形も整えます 最後は
ピカールで仕上げ




完成






取り付け後はこんな感じ アウターからインナーに
落とした時 チェーンがインナーギアを越えようと
した際にチェーンを弾き返し インナーの上に戻して
やるのが この部品の役目







今回は全体に耐水ペーパーを掛け少し光沢を落としました 今迄にも何本も作り
お知り合いなどにお分けしましたが まだ悪い報告も無く これの役目は果たして
いる様です 私自身も使っていますがチェーン落ちは一度も無いですね

私は手元に有る道具を活用していますが 穴を開けるドリル 形を整える
金ノコ 仕上げのヤスリ これだけ有ればご自分で出来るでしょう 是非
自作にチャレンジしてみて下さい この工作、満足度は高いですよ

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競技役員 依頼

2012-04-25 21:32:48 | 自転車競技
兵庫県自転車競技連盟から大会役員の依頼が有りました 競技会場は
明石市自転車競技場 久し振りにお手伝いをさせて頂きましょう




少し前に自転車の公認審判員の継続申請を
済ませた処でした 新しい登録証と一緒に
年間行事日程も届いていました

まだ競技役員や審判をする事が有るんだろうか
なんて思っていましたが 兵庫車連からお手伝いの
依頼が・・・





自転車連盟に身を置いていた時は このシーズンには毎週試合会場に居ましたが
車連の業務を辞してからは 後任の方達が切り盛りしてくれています

折角お声を掛けて頂きましたので 久し振りに現場へ行って来ます
4月29日の日曜日は 明石の自転車競技場です で、私は何をするんだろ・・・

コメント (2)
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