Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

水道用ポリエチレン二層管 金属継手

2020-05-31 20:05:47 | 設備 水道工事
水道用の配管の材料は多種有りますが 今回は水道用ポリエチレン二層管とそれに使う
金属継手をご紹介致します





水道工事で使う部材はとても多くて 私も全てを知る事は出来ません
加えて使用材料は各市町村や現場で求められる物が違います 
私は関西で主に住宅の設備工事を行いますが、今回は年間に数度程度使う
ポリエチレン二層管とその継手を見て頂きます




ポリエチレン管は接着剤は使わず金属継手を道具で
締め込む方法で施行します これはパイプにバルブを
取り付ける準備をしています 使う管径は 40mm です




これは従来から良く使われる HIVP です これに継手を
使う時はリーマーで面取りを行います






継手の差込み代と確認ラインをマーキングしてから
接着剤をパイプと継手の双方に塗布し 継手を差込みます
呼び径 40mm の継手の差込み寸法は 55mm です




これは先程の給水管 HIVP 40mm にバルブを取り付けた処です 
バルブの先にはポリエチレン管用の金属継手をねじ込んで有ります




HIVP に取り付けたバルブから先を ポリエチレン二層管に変え
配管を伸ばして行きます






ポリエチレン管にインコアをパイプ内にゴム質のハンマーで
打ち込みます これはコアに傷を付けない為樹脂製ハンマーや
木片を当てて叩き込んでも大丈夫です




コアを打ち込んだポリエチレン管を金属継手に差込み
パイプレンチを使い袋ナットを締め込み接続します




現場で使っていた道具入れにポリエチレン二層管の
切れ端が入っていました ご紹介します






この様に黒い外層と白い内層の、二層の構造になっています
私は今までこのパイプを住宅の建物内配管で使った事は有りません
ただこれを指定する市町村が有るかも分りませんが、私もそこまでは
知識がありません





これはポリエチレンパイプも 40mm になると巻き癖が強く落ち着かないので
木杭で止めていますが特に必要な事では有りません

マンションなどの建築現場の工事用仮設配管にこのパイプを使っておくと
直進性が強く硬度が有る HIVP より 配管を動かすと言う事に対して自由度が高いので
破損や漏水事故を防げるのは良い部分だと思います





紫陽花の季節を迎えましたね 街の中でも見る事が出来ます
梅雨になれば仕事も大変ですがそれも四季を感じる一つですよね

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左官コテを修理する

2020-05-22 20:17:37 | 色々な道具
コンクリートやモルタルを塗ったり仕上げをする為には 鏝(コテ)を使います
仕事で使っている道具の柄が取れかけたので修理を行います





私が仕事で使っている左官鏝(コテ)です、もう 20年以上使っているでしょうか
コテの種類は驚く程有りますが今回の奴は用途の広い一般的な形状の物です






コテは何種類か用意していますが狭い範囲の慣らしや
仕上げでこれを一番良く使っています




最近本体と柄の取り付け部が剥がれ この隙間に汚れが
溜まっていますこんな僅かな事でも使い難いので修理を行います






コテから柄 背金を外します 10年以上前に同様の修理を
していますその時は両面テープと接着剤を併用した記憶が
残っています






結構強い接着力が残っていました テープも綺麗な色です
中に水が回っていなかったと言う事なんでしょうか






良く力が掛かる先端部分です 接着が剥がれた所から
モルタルが入っています




本体と背金に残った接着剤をカッターの刃で削ぎ落としました






シンナーを使い汚れを落としています






このまま取り付けても良いですがもう少し手を掛けます








サンドペーパーの 180番を使います ペーパーブロックを
使えば仕事がやり易いでしょう






接着部だけでは無くコテ全体と背金を磨きました






コテは 180番ではペーパー目が目立つので 400番で接着部以外を
磨き下準備は完了です 




今回は接着剤だけで接着してみます
このコテの新品時は両面テープだけで接着されていました
それでは頼りないので自分でやり変えた事を思い出します






ボンド G17 古くから有る商品で今でも良く使います でも今回は
これでは無いですね ボンドウルトラ多用途、これは凄く用途が
広く優秀な接着剤です




今回はこの 2液性のエポキシ系接着剤にします これでゴルフクラブを
自分で組んでいましたから強度は得れるかと思います ちなみにゴルフは
もう止めました






接着剤の A剤 B剤 をそれぞれ同量、混ぜ合わせます






接着剤は背金の方に万遍無く全体に塗ります






コテの方には芯がずれない様に取り付け位置を 事前に
罫書いています その位置に背金を接着します




位置を決めコテと背金を動かない様にシャコ万を使い
固定します






全体がしっかりと密着する様に使えるだけシャコ万を
使いました 実用強度が出るまで 60分です





接着力を確実に得る為に一晩このまま放置しておきましょう ここで慌てる事は有りません






私は左官屋さんでは無く設備屋ですが他の業種の人達と比べ
結構モルタルは使います 倉庫には色々なコテを用意していますが
普段でも下の写真程度の物は車に積んで行きます




さて一晩経ち 接着後 18時間放置しました






固定していたシャコ万を外しました






手に取ってみると不都合は有りません 良い感じです






接着部を見ても適度に接着剤がはみ出しています




しかし・・



背金とコテを剥がれる方向へ無理やり力を加えると剥がれました
エポキシ系の接着剤ってこんなに強度が無かったかな・・






綺麗に接着剤は回っていますが この程度の力で剥がれるのは
ちょっと意外です  次の方法を考えないといけません






まずハンダ付けが頭に浮かびます この方法はもう一つのコテで
試しています 
コテと背金共ステンレス用のハンダは乗るのですが、何故か
上手く行きません この原因が理解出来るまで今回ハンダは
止めておきます






取り合えずコテと背金に残った接着剤を落とします




双方綺麗に掃除をしてコテには背金の取り付け位置も
罫書きました もう気持ちは両面テープを使う事に向いています






以前と比べて両面テープも良くなっているので使ってみます






取り付け部からはみ出していた部分は切り落としました




接着力を確実なものにするため ドライヤーで暖め
良く密着させます






コテに背金を貼り付けました




ここでもコテを暖めています






今回も沢山のシャコ万を使い双方を良く圧着します
これもこのままの状態で一晩おきます




日が開け 12時間以上経ちました シャコ万をばらします






エポキシ接着剤の時の様に剥がそうとしましたが大丈夫です
ただテープに水が回らない様に何か考えた方が良いですね






コテと背金の接着際にマスキングをしました






この多目的ボンドをコーキング代わりに使い 水の浸入を
防ぎます






どこまでこの接着剤が維持できるか分りませんが
水の浸入は防げそうです 今回はこれで使ってみましょう





始めに施行したエポキシ接着剤が上手く使えなかったのがすっきりしませんが
両面テープも柔軟性が有り悪くありません今回はこれで使ってみます
20年以上使った道具ですがもう少し頑張ってもらいます





近くに咲いていた白くて綺麗な花です
今回の記事も長くなりました 最後までお付き合いを有難うございました

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Campagnolo ペダル グリスアップ 組立調整

2020-05-20 20:04:03 | 自転車整備 ペダル
オールドカンパと呼ばれる時代の Campagnolo カンパニョーロのペダルのグリスアップを
行っています 今回は組立調整の様子をご覧頂きます





Campagnolo SUPER LEGGERI カンパニョーロ スーパーレゲロ 1974年登場のペダル
オールドカンパと呼ばれる時代の物です 今回はこれを新しいグリスを使い組立調整を
行います 多くの写真を使いその様子をご覧頂きます






今回はこのカンパグリスを使います 私も選手時代から
使っていましたがトラブル知らずの優れたグリスです
1964年東京オリンピックに出場した選手もおそらく
使っていたでしょう




こちらもカンパのグリス LB100ですが 10年程前に発売されました
しかし思いの外早く廃番になってしまいました




使う工具を用意しました 13mmスパナ 11mmスパナ
モンキーレンチです






作業に掛かる前にスチールボールのサイズを測ってみます




Park Tool の計測ゲージです サイズは呼び径 5/32 です 
直径 3.9688mm のボールが一つの回転部分に 12個使われています






左側のペダルから始めます クランク側の玉受けです






指先にグリスを取り玉受けに入れて行きます
現在は高性能なグリスが沢山有りますがこの古いグリスを
選んだのはオールドカンパにはこれが似合うと私が思っているからです






クランク側の玉受けにグリスを入れ終わりました
この頃の防水が考えられていない回転部には かなり
大目のグリスを使います






外側の玉受けにも同様にグリスを入れます






組立前の準備です ペダルのシャフトにもグリスを塗布します
主な目的は錆の防止です








シャフトの螺旋の溝や玉当り部分 先端のネジ部にも塗布しています






クランク側の玉受けにボールを並べました 指で摘むのも OK ですが
今回はピンセットを使いました 着磁した物でボールを拾う人も居ますが
私は回転部に磁石を近付けるのは避けています






並べたボールに一度シャフトを仮入れし 少し回してみます




シャフトを引き抜きボールの状態とグリスの量を確認します
ボールの過不足 グリスの量に不具合が有ればここで調整すれば
良いですね






外側の玉受けにもボールを並べました




外側のボールレースにグリスを追加しました
ペダルに決戦用と練習用の使い分けは通常行いません
一年を通して使うペダルには感覚的にグリスは多い方が
良い気がします



組立て





では組んで行きます シャフトをクランク側から差し込みます








玉押しの用意をします 玉当り部分以外にも薄くグリスを
塗っています






玉押しをシャフトにねじ込みます




玉押しをボールに触れるまでねじ込みます ここで注意する事は
玉押しを回すとボールが片寄りし ボール同士が重なる事が有ります
結構な頻度で起こるので慎重に作業を進める部分です






舌付きワッシャーの用意です これにはやや角が丸くなった面と
真平らの面が有ります 平らな面を外に使います




ワッシャーにグリスを塗りました 錆の防止です






ワッシャーは玉押しに凹んだ部分が有りますが、そこに収まります
これで玉押しとワッシャーが同面になります






最後にねじ込むのはロックナットです これは面取りが
された方が外側です




これにもグリスを塗りました




ロックナットを玉押しに当るまでねじ込みます




ペダル本体を手で持ち もう片方の手でシャフトを回し
回転具合を確認します ここから玉当りの調整です






回転具合の調整は玉押しの締め加減で行います 13mm の
スパナを使っています




ここだと思う処でロックナットを締め込みます
モンキーレンチでシャフトを銜え 11mm のメガネで
ロックナットを締めています ※ 正ねじです






玉当り調整は自分が求めた状態になるまで 何度でも行います
一発で決まれば儲けものです やや渋めに決めるなら、それ程
難しくは有りませんが ガタが出る一歩手前の状態にするのは
それなりの時間が掛かります






自分が求めた状態に調整が出来ました このペダルは
かなり調子が良い回転をしています






ペダルキャップを取り付けます ペダルのキャップの多くは
片方に傷が付いています 自転車を倒してコーナーに入って
道路に擦ったりする事も有るからですね






キャップのネジが細いので 線切りをしないように気を付けながら
ねじ込み 専用工具で締め付けます






使っている工具は三ヶ島のペダルキャップレンチと言う
商品です






ただ・・ このペダルキャップの傷がペダルの上方に有ります
これは不自然です 分解する前から気が付いていたのですが
キャップが左右入れ替わっているかも分りません




もう片方のキャップを使ってみます






こちらのキャップも傷が付いています






左右のキャップを入れ替えて装着すると 傷が自然な位置に
収まりました 気になっていましたがスッキリしました(笑)






もう一度キャップを外し ネジと内側に薄くグリスを塗ります
このキャップは樹脂なので錆の防止では有りません ここは
私の気分的なものです






もう一度キャップを取り付けしっかりと締め付けて完了です






ここまで多くの写真を使い 作業風景を見て頂きました
自転車整備には色々な方法が有ります 私のやり方だけが
正解では無いと思います ただ今回の方法は間違っていない
一つの方法ですので、何かの参考になれば幸いです






グリス等が付着したものを綺麗なウエスで拭き取っておきます




さてもう片方のペダルの組立も手順は同じです
少し違う事を書いてみましょう




ペダルシャフトのネジ側です ここに溝が切ってあります
ワッシャーの舌(内側の突起部)が収まる部分で このお陰で
ロックナットを締め込んでも玉押しが共に回る事がありません






玉押しに刻まれた数字です CAMP. 7×075 ネジの規格ですね
ワッシャーの納め部分 スパナを掛ける部分など綺麗な造りです






左側と同じ様に玉当りの調整をします 最近のサラサラと回る
シールドベアリングと違い カンパ独特の滑り感が有る回転です






こちらのペダルキャップも違和感は有りません






これで左右の組立調整が終わりました 随分長い記事に
お疲れになっていませんか? 最後までお付き合いを頂き
有難うございました





Campagnolo SUPER LEGGERI カンパニョーロ スーパーレゲロ カンパが発売した
初のプレートが軽合金のペダルです 今までの鉄プレートとの使用感は全く別物です
私はトラック競技ではしっかり感の有る鉄を使い ロードレースでは足元が軽く感じる
スーパーレゲロを使っていました





落ち着いた草花です 長い記事の最後に和んで頂ければ幸いです

今回のシリーズはクイル型の外環を切り落とす所から 5回にわたりお付き合いを頂きました
有難うございました

前回の作業 Campagnolo 【 ペダル グリスアップ 洗浄 】

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Campagnolo ペダル グリスアップ 洗浄

2020-05-18 20:09:31 | 自転車整備 ペダル
Campagnolo カンパニョーロのペダル  SUPER LEGGERI スーパーレゲロのグリスアップを
行います 構造はカップ&コーン 今回は分解した各パーツの洗浄です





カンパニョーロ スーパーレゲロは 1974年に登場したペダルです 前回に分解は済ませました
今回はパーツクリーナーを使い古いグリスを洗浄します






洗浄する為の容器を用意しました 各パーツが小さいので
容器も小振りです 茶こしはベアリングのボールを洗う時に
便利だと思います






茶こしにスチールボールを入れました 左右のボールの状態をそれぞれ
確認したいので片方ずつ洗って行きます パーツクリーナーは乾燥に
やや時間の必要な物を選んでいます






クリーナーをスプレーした後 容器の底に溜まった
クリーナーの中で指先を使い洗っています






クリーナーが汚れるとボールに汚れが付着しています
再度クリーナーを吹き付けるか 綺麗なウエスで拭き取ってから
パレットに移します






玉押しです






舌が付いたワッシャーです これはとても重要な
役割を持っています






ペダルのシャフトです ピーナッツバターの様な色は古い時代の
カンパグリスで  60年近く前から有る名品です 
前回の東京オリンピックでエディ メルクスも使っていたんだろうな
と思いが馳せます






ペダル本体の玉受け 外側です このままクリーナーをスプレー
しても良いのですが他の部分が汚れるので ウエスにクリーナーを
染み込ませ、それで拭い取る事を繰り返しています






ボールレースの地肌が観察出来ます 玉当り部分には薄く
玉筋が付いている程度で走行距離が少ない事が推測出来ます






クランク側の玉受け部も同様にクリーニングしました




ペダル本体の胴内部もウエスを差し込んで綺麗にします




ペダルキャップのネジ部は細ネジです ブラシを使いネジの
底まで綺麗にしてやります




片方の洗浄が終わりました 特に問題も無く
それぞれのパーツは良い状態です




右側のペダルも同様に洗浄を行います






洗浄が済んだので容器も綺麗に掃除してから仕舞います
これで洗浄作業は完了です





部品のグリスアップを行う場合パーツクリーナーを使いますが、これの選択も大切です
使っている油脂類に依っては洗浄能力が発揮し難い物も有ります これは実際に使って
みないと解りませんが、汚れが落ち難い場合 クリーナーを変えてみると良いです

オールマイティな商品を作ろうと努力はしていますが、万能のクリーナーを作るのは
申し訳有りませんが 今の処出無理です これは私が信頼するメーカーの開発者の方に聞いた言葉です





鮮やかな桃色の花です これはコーンフラワーと言うのでしょうか、珍しく検索しました(笑)

次回は新しいグリスを使いグリスアップ組み立てを行います是非お付き合い下さい
前回の作業 【 Campagnolo ペダル グリスアップ 】

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Campagnolo ペダル グリスアップ 分解

2020-05-15 20:07:22 | 自転車整備 ペダル
Campagnolo カンパニョーロのペダル SUPER LEGGERI スーパーレゲロのグリスアップを行います
まずは分解作業の様子をご紹介させて頂きます





カンパニョーロ スーパーレゲロは 1974年に発売された プレートが軽合金のペダルです
ここまでに外部の油脂汚れを落としアルミの素肌の部分を磨き今は良い艶が出ています
今回はこのペダルのグリスアップを行います






この軽合金のペダルが出るまではプレートが鉄で出来た
RECORD レコードでした 使い比べるとその使用感が
全く異なります






メンテナンスをする為の用意をしました 






どちらもカンパニョーロのグリスですが 白い容器の方は
おそらく 60年前には存在したカンパグリスで 下の黒い容器は
10年程前に発売された LB100 ですが この 2つは全くの別物です
今は両方共 手に入れるのは困難です








まずはこのペダルキャップを外します






Campagnolo の純正工具も有りますが この三ヶ島製作所
の工具が問題なく使えます






CAP SPANNER キャップスパナと言う名称で
価格は450円です オールドカンパのペダルを
お持ちの方は是非用意しておくと良いですね






キャップのギザギザに合せて工具を使います キャップに
傷を付ける事もなく、安心感も有ります




キャップを外しました ※ 正ネジです






樹脂にメッキがされています




先日からこのペダルを触っていてかなり調子の良い回転をしていました
その手応えから昔のカンパグリスを使っているんじゃないかと思って
いましたが、やはりそれは当りでした 間違い無くピーナッツグリスです




分解を進めます 一番外側のロックナットを外します






ナットには 11mm のスパナを使います もう一つ
モンキーレンチを使います






モンキーレンチはペダルのシャフト部分 ペダルをクランクに
脱着する時、工具を掛ける所に使います






モンキーとスパナはこの様に使い モンキーを保持し
スパナを下方向に回してロックナットを緩めます
※ 正ネジです






締まっていたロックナットが緩みました




取り外したロックナットです 綺麗な部品です






次はこの玉押しに埋まっている 舌付きワッシャーを外します
何か先の細い物を用意します これは何でも結構です私が使って
いるのはソルダーエイドです






そんなに難しい作業では有りません 潤滑剤でへばり付いて
いるのでそれの縁を切ってやると外れます






玉押しです 先程のワッシャーが埋まる様にその部分を
凹ましてあります この玉押しを外しましょう






指先で回し難い時は 13mm のスパナを使います




玉押しの上面はペダル本体より下に有るので スパナは
やや立て気味に使います






玉押しを外しました






玉押しです 綺麗な作りのパーツです 後ほど洗浄します






ここからはスチールボールを出して行きます これは良く
落とすので細心の注意をしながら作業を進めます まずは
シャフトです






シャフトを引き抜きました ただ差し込んで有るだけです
抵抗も無く抜けます






玉受けの状態です まだスチールボールが残っています






シャフトには錆も無く良い状態です グリスのこの色が
ピーナッツグリスと言われる所以です






両方のボールを取り出して分解は完了です 何度も言いますが
ボールは無くさない様に注意して下さい






反対側のペダルも同じ手順で分解を始めます 今度のペダルは
右側ですがネジは全て正ネジです
今回使った工具類 上からキャップスパナ モンキーレンチ 11mm スパナ
13mm スパナ ソルダーエイド です





左右のペダルの分解が終わりました 分解前からかなり調子の良いペダルだと感じています
カンパニョーロでもやはり手応えの悪い奴も存在します、これは新品の時にも感じるので
当りに出会った時は嬉しいですね





川原に咲いていた名前もしらない草花です みどりが綺麗な日でした

今回は分解までにしておきます 次は各パーツの洗浄を行います 次回も是非
お付き合い下さい

前回の作業 【 Campagnolo SUPER LEGGERI ペダルを磨く 】 

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