Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

DURA-ACE HB-7800 ハブのその後

2018-05-31 20:05:32 | 自転車整備 ハブ
先日回転部分にかすかな違和感を覚えた DURA-ACE HB-7800 デュラエースのハブを
分解整備しました その後の手応えはどうでしょうか





前回のハブの整備は定期的なチューブラータイヤの張り替えを行った時
同時に行っています タイヤのリムセメントが乾くまでこの様にして
自転車とホイールを保管していました






ホイールのタイヤもしっかりと装着されています
ハブはタイヤのセンターを出す時にホイールを低速で回転させると
指先にわずかな違和感を感じ 分解すると水が回っていました

水が残っているとまた違う手応えを感じるのですが 今回はその水に依り
少し錆が回っていました





グリスを薄く使っていたのでその様な僅かな手応えの違いを感じましたが
今回は多目のグリスを使い調整しています 整備直後から一日経つと全体に
落ち着いてきます 指先で試すと先日感じた違和感は消えています ただこれだけ
グリスが多いと回転に繊細さが無くなります でも普段使いのハブなら水が回る事も
少なくなり、これで良いのかも分りません

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DURA-ACE HB-7800 ハブに かすかな違和感

2018-05-29 20:05:37 | 自転車整備 ハブ
私のロードに使っている DURA-ACE HB-7800 デュラエースのハブにかすかな違和感を感じます
その原因を分解し確認してみましょう





今回ホイールのタイヤを入れ換えた時にホイールを回してみると指先に正常な時には
感じない感覚を覚えます このわずかな違和感は一体何なんでしょう






前回分解しグリスアップをしてからの走行距離はしれています
グリスは SPIN スピンを使っています この様に指先でシャフトを
回しても何も感じる事は有りません






タイヤを入れ換える時にホイールを回しても正常に回っています
タイヤを入れセンターを出す為にホイールをゆっくり回すと
指先に僅かに感じるものが有ります






ハブを分解して確認します ハブスパナは 17mm と 15mm を
使います ロックナットを外しました






玉押しを外します ここで異常を感じるものは有りません




玉押しの玉当り部分はとても綺麗です




ボールにやや曇りが有りますがこれはグリスかも分りません






反対側からシャフトを抜きます 引き抜くだけです
何なんでしょう・・・ グリスが茶色くなっています




こちらのボール側のグリスも茶色くなっています 水ですね
水が回って錆が発生した可能性が有ります






分解して洗浄~グリスアップを行います まずマイナスドライバー
等を使い樹脂製のシールを外します






ベアリングを外し玉受けと共に良く観察します
こちら側はそれほど悪い状態ではありません






シャフトを抜いた側も同じ様にベアリングを外しました
グリスが乳化し錆が混ざり少しざらついた手応えになっています

雨の日は乗りませんから洗車の時に水が入ったのでしょう
防水対策がされたハブなので少し油断したかも分りません




回転部分を分解しました 今回ごくゆっくりホイールを回したので
この症状に気付きましたがそうでないとそのまま使っていたでしょう






強い洗浄力を誇る SPIN スピンのパーツクリーナーを使います






問題の無い方のベアリングから洗浄します 錆が回った方は
後からの方が良いですね






それぞれのパーツを洗浄しましたが スチールボールの
曇りが取れません 全体に細かな傷が付いているのでしょう
変形している訳では無いのでこのまま使います




ハブ本体の玉受けも綺麗に拭き取りました 今回は
SUPER LUBE のグリスを多めに使い水の浸入を防ぐのを
主に考え組み付けて行きます






ハブ内部にグリスを塗布しておきます 回転部分以外に
樹脂のシールが入る部分にもしっかり塗布しています








リテーナーにはボールもケースも良くグリスを馴染ませておきます








リテーナーをハブ本体に収めますが これには方向が有るので
間違ってはいけません 方向が解らなくなれば玉押しを仮に入れ
回してみると分ります グリスを追加で塗っておきます






ハブ本体にハメ込む樹脂製のシールです これにも方向が
有ります この写真の飛び出した方が表側です、逆に入れると
ボールが回らなくなります






玉押しにもゴム質のシールが装着されています ここは接触した際の
抵抗が大きいのでグリスの塗り忘れはいけません 方向にも注意して
下さい




この様な感じで取り付けますが 防水の肝部分です
前回のグリスアップでは薄くグリスを塗っていたので
今回はこの部分には多くのグリスを使う事にします




反対側の回転部分も同様に作業を進め シャフトを差し込みます






反対側から先程用意していた玉押しを装着します
奥までねじ込みました かなりグリスがはみ出しました
気にしなくて結構です 後で綺麗に拭き取ります






ロックナットを装着します これから玉当りの調整を
行います






玉当りは指先でシャフトを回しガタや固さを感じながら行います
ここだと思った所でハブスパナを使い玉押しをロックナットで
固定します ここまでグリスを多く使うとさすがに調整が
難しいです






何度も調整しグリスアップが終わりました 前回のグリスアップは
回転の手応えを軽くする為に薄くグリスを塗布していましたが
今回はグリスとシールの接触部に充分なグリスを使い 水の浸入を
防ぐ方法を取りました 普段使いのホイールですからその位の方が
良いのかも分りません





DURA-ACE HB-7800 最近主流になっているシールドベアリングでは無く
古くから有るカップ&コーンの構造を持ったハブです 前回のグリスアップから
洗車は 2回です何も考えずに水を掛けている訳では有りませんが少し油断が
有ったのかも分りません、自分の責任ですね これから気を付けます





この様に茶色く変った草花もそれなりに味が有って良いものですね
枯れる時は私達も上手に枯れたいものです

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チューブラータイヤ 定期的な張り替え

2018-05-27 20:12:28 | ロード
チューブラータイヤの装着にはリムセメントやリムテープを使いますが
それらは時間の経過と共に接着力が弱くなります 適度な時期に張り替えた方が良いですね





私のロードレーサーにはチューブラータイヤを使っています 乗る距離が短く
運良くパンクもしないとタイヤを外す事が有りません しかしリムセメントは
確実に劣化をして行きます






使用圧まで空気が張ってあるとタイヤを外そうとしても
外れる気配は有りません






タイヤの空気を抜いてチェックしてみます






普通空気を抜いてもそう簡単にタイヤが外れるものでは有りませんが
これはその気になってタイヤを外そうとすれば比較的簡単に外れます






タイヤは再利用するので表裏両方から丁寧にタイヤを外しました




セメントが良く乾いています これ以上時間が経つと
完全に風邪を引きセメントの剥離も必要になります






タイヤの裏のセメントも乾燥しかけています






ホイールの手入れを先に行います 完全にセメントが乾燥してしまうと
剥離し床作りから作って行く必要が有ります 今回はそこまでしなくても
済みそうです シンナーを使います






リム巾に応じた刷毛を用意し シンナーを薄くリムセメントに塗り
固くなったセメントを少し緩めてやります






あまり沢山塗るとセメントが溶けて大変な事になります
表面が湿る程度の量が良いでしょう






タイヤの接着面も少しだけシンナーで湿らせます






シンナーでセメントが溶けて指に付く位、表面が柔らかくなっています






折角タイヤを外したのでホイールの振れ取りもやっておきましょう




シンナーで柔らかくなった表面が落ち着くまで置いておきます
少しお散歩をして時間を潰しましょう 近くの神社です






先程から 3 時間が経ちました どんな状態になっているでしょう
指先で触ってもやや柔らかく感じる程度にセメントが緩んでいます
リム表面の床も悪くないのでこの上から新しいセメントを塗ります






リムセメントはパナレーサーを使います






セメントはやや多目に塗っておきました 古いセメントが
幾らか吸い込むかも分りません






タイヤの裏側には新たにセメントを塗りません この状態なら
セメントの吸い込みは無いでしょう




リムに塗ったセメントの表面が乾いてからタイヤを入れる方法も有りますが
私は時間を置かずにタイヤを入れます バルブを中心に左右にタイヤを
押し下げながらタイヤを入れて行きます




タイヤを入れ終るとタイヤのセンター出しや左右の振れを取ります
これはクリンチャーでは必要のない作業ですが チューブラーでは
大切な作業です






タイヤに使用圧まで空気を張って完成です 一晩置いて
リムセメントの接着力が確保出来たらホイールが使えます





夕日を浴びた小さな花は近くの河原に咲いていました

チューブラータイヤはリムと接着剤だけで止まっています 接着力が低下すると
何処か一ヶ所タイヤが外れると一気に全てが外れます 坂の下りのコーナーで
自転車を倒している時にそんな事になったら恐いですね 自分や周りの人の身を
守るためにも 1年に一度は張り替えした方が賢明です

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チューブラータイヤと そのアクセサリー

2018-05-26 19:42:10 | 自転車部品・用品
先日自転車競技の会場へ行った時に女子選手からお手紙入りの紙袋を渡されました
私が使うつもりで用意していた物ですが使う事が無いのでお引取り下さいとの事です
頂いて帰ったものはチューブラータイヤとアクセサリーでした





当日はメカニックで参戦しその女性は選手で遠方から参戦 すでに面識が有る選手ですが
驚く程、自分で自転車整備をこなしています 会場で渡してくれた紙袋を開けて中を見てみましょう






それぞれのパーツをジップ付の袋にいれて綺麗にまとめて有ります
手紙を入れてくれています
Kinoさん 古い物ですが私には使いこなせません。
お引取り頂ければ幸いです。 Harada と書いてくれています




それぞれを見せてもらうとチューブラータイヤと
その関連グッズです 






チューブラータイヤ用のリムテープです 最近はほとんどの人が
リムセメントよりテープを使っていますね 世界で一番高価な
両面テープです






これは Continental コンチネンタルのカーボン用の
リムセメントです






取扱い説明書が入っています 一通り読んでみましたが
解っていても面白いです(笑)




チェーン引きが 1ペア入っています 私達が良く目にする
競輪競走で使う NJS 認可とは違う物です 一般車に使う物なんでしょうか
ナットに緩み止めが入っています




これはチューブラータイヤ 実に綺麗に丸めてしっかりと布で包み
保管してありました この人の几帳面な性格が表れています






小さくコンパクトに畳む方法ですが これで長期間保管すると
どうしてもバルブ付近で折り癖が付いてしまいます






直ぐに使う予定が無いのでリムに入れ軽く空気を張って
癖取りをしておくと良いですね






ほんの軽く空気を入れてしばらく置いておきましょう






タイヤは Vittoria STRADA 21mm 巾の普段使いに丁度良いタイヤです





長期保管だと聞いていましたが保管状態が良くてどこも悪い所が有りませんでした
私はリムセメント派なのでテープの在庫は置いていませんが また誰かが急に必要な時に
使わせて貰えば良いですね カーボン用のリムセメントも一度試してみます 大事に使わせて頂きます

選手にこの様にして貰うと有り難いのと同時に気を使ってしまいます、大変有難うございました。

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バルコニーに 水道の蛇口を増設

2018-05-23 20:20:31 | 設備 水道工事
建物に依っては結構広いルーフバルコニーが有ります そこに水道の蛇口が欲しい
と言う事も有るかと思います そんな時に比較的簡単に蛇口を取付ける方法が有ります
ご紹介しましょう





大阪の中心地に有るマンションですここはルーフバルコニーが広く
プランターを楽しんでいますが そこに水道の蛇口が無くキッチンから
ホースを引っ張っていると言う事です それはさすがに面倒ですね




しかしこの地域有料駐車場もかなり多いのですが
アッパー料金の高い事 少し驚きます








蛇口を増設するには給水菅を探さないといけません
バルコニーに給湯器が有ります ここから取る事にしましょう




通常給水管を新たに配管して給水口を付ける事が多いのですが
今回はこの給湯器用の止水栓から分岐する事にしましょう






止水栓=アングル止水 と給湯器を繋いでいる
フリーチューブを取り外します ※止水栓で水は止めています




アングル止水の接続部分です 規格で言えば PJ1/2
給水栓取付けネジ または G1/2 管用平行ネジの
どちらかです






アングル止水栓のネジにこの様な蛇口を取付けます
メーカーに依り呼称は違いますが アングル分岐バルブ
などと呼ばれています パッキンは私の拘り、段付きの
パッキンを用意しています






接続部には新しいパッキンを使いナットを確実に
締め付けます






フリーチューブを綺麗な形になる様(ここ大事)長さに気を付け
現場で新しい物を制作しました






フリーチューブは、ベンリ―菅と言うステンレス製の長い蛇腹を欲しい
長さに切り 切り口を潰してツバを作ります ここがパッキンが当る部分です






保温材が巻かれていなかったので巻いておきました
凍結防止には必要な作業です これで水やりも楽々ですね
蛇口に取り付けたホースの先には他のホースが接続出来る様に
ワンタッチカプラーを取付けて有ります





作業が終わり近くの靭(うつぼ)公園へ穂乃佳さんとお散歩です





公園では薔薇が沢山咲いていました 手入れがとても大変だと思います

最近営業をしたら有り難い事に仕事に追われています それで自転車も
触れないのですが、身体が落ち着いたらまたそちらもお付き合い下さい

コメント (2)
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