LOUIS GARNEAU ルイガノのカジュアルバイク 知人の希望で新車購入後
初めての整備を行いました
知人からドロップハンドルの自転車が欲しいと
相談を受けたのが1年程前 自転車屋さんも紹介したのですが
そこでは無く アルペングループの空中店舗で購入しています
そこで簡単な整備をお願いしても中々思う様に
いかない様です そんな事で一度自転車を見て
欲しいとの依頼
特にリアの変速が上手く行かないらしい・・・
少し触ったらヘッドのガタも出ています その
他に気になる所も少々有ります
何はともあれまずは整備台に乗せ 洗車から始めましょう
何時もの様に油脂汚れの洗浄から それには
ワコーズのフィルタークリーナーを使います
使う量はこれで充分です 30cc位かな?
油で汚れた部分にフィルタークリーナーを刷毛で
塗ってやります 擦る必要は無いですよ
塗布後時間をおかず 直ぐに水で洗い流します
次は洗剤を希釈しフレームなど自転車全体を洗ってやります
使う洗剤は 環境に優しいシンプルグリーン
ホイールも含め洗浄後は水を掛けてやります この洗剤は
泡切れも良く自転車の洗車には良いですね
自転車の洗車とは 今回の様に整備前に行うのが本来の目的です
この作業をする事で自転車の状態を観察します 洗車の方法は
過去に詳しい記事が有るので どうぞそちらをご覧下さい
【 自転車の洗車 レースメカニックはこうする 】
時間が有る時は自然乾燥をさせますが 今回は時間に余裕が
無いので エアーブロワで水分を飛ばします
洗剤で洗車をしたから全てが綺麗になるかと言えば
決してそうでは有りません この様にブレーキダストや
オイルが塗装に付いた物は洗車では中々落ちません
これを綺麗にするのは 又別の作業です
白い塗装の美装には 汚れ落としなどを使いますが
多くの物に研磨剤などが入っています そのタイプは
塗装を研磨するのでなるべく使わない方が良いでしょう
私が使っているのはワコーズの商品 これに拘る事も
有りませんが研磨剤の入っていない物が良いと思います
さてここから整備を始めます 後ろの変速が不調だとか
異音がするなどの症状は まず変速機の取り付け部を
チェックします
一旦変速機を取り外します ここでの工具は5mmの
アーレンキーを使う事が多いですね
最近のフレームはディレーラーの取り付け部に
マウント用小物を取り付けている事が多いですが
これの締め付けネジは 必ずチェックします
普段整備をしない自転車の多くが緩んでいます
これを増し締めしただけで 異音が止まったなんて
事例は山程有ります どうぞご自分の自転車も確認
してみて下さい
折角私の所へ来て貰ったのにエンドハンガーの
増し締めだけで終わらせる訳には行かないですね
ディレーラーハンガーの歪みもチェックしましょう
使う工具は HOZAN ホーザンの C-336 ディレーラー
直付ゲージです
この様にホイールを装着し数ヶ所の寸法を測り
エンド小物の平行度を確認します この自転車は
かなり狂っていました その狂いをこの工具で修正
して行きます
実の処 数十万円するハイエンドのフレームでも
ここが歪んでいる物がかなり多いらしいです 自転車を
組む時に少しでも良い状態に仕上げるなら この作業は
避けて通れない仕事です
じゃ変速機を装着します 取り付けネジには腐食防止の
グリスを塗っておきましょう
洗車後のオイルアップ 各駆動部にオイルを差してやります
この時にも各部品の動き方なんかも確認しながら進めます
使っているオイルは ワコーズのチェーンルブ これは
水置喚性が有り洗車後には有効なオイルだと思います
今回チェーンには一手間余分に掛け Super Lube
スーパールーブのドライフィルムを使い その後
チェーンルブを塗布しました フッ素効果を期待
します(タウンユースの自転車にやり過ぎか 笑)
リアディレーラーの調子が悪いとの事なので
ワイヤーも緩め基本的な調整をやり直しましょう
この様な細かな部分ですが汚れが溜まり易く
腐食も起きやすい所です グリスの塗布が
欲しい部分です
基本に忠実な変速機の調整 フロントも同じ様に
調整を行いました
リアブレーキ このアウター受けのアジャストボルトを
ご覧下さい ネジが限界以上に引っ張って有ります
フロントはブレーキシューの位置が高過ぎて シューが
タイヤに当っていました 誰が組んだのか分かりませんが
何か情けなくなってしまいます
ブレーキの調整もワイヤーを張り直し シューの位置も
調整しました
ヘッドのガタもアヘッド型ステムのクランプボルトを
緩め、再度調整をやり直して解消
時間の無い中ドライブラインのオイルアップを丁寧に
行ったので気持ちの良い手応えになっています
自転車整備で一番違いが解る部分ですね
ルイガノのカジュアルバイク この様な呼称が正しいのか解りませんが
上手く表現している言葉だと思います 確かにドロップハンドルの入門用の
自転車には違いは無いと思います でも自転車屋さんは高級車も普及車も
責任を持って納車をするべきじゃないのかな・・・
何も私が何時も行う様な試合で通用する整備を求めている訳ではないです
基本的な事は最低して欲しいな 今回のブレーキ関係は前後とも危険な状態でしたよ
今回は与えられた時間が限られていたので駆け足で整備を行いましたが
整備前との違いを感じてもらえたかな? それを感じてもらえれば幸いです
初めての整備を行いました
知人からドロップハンドルの自転車が欲しいと
相談を受けたのが1年程前 自転車屋さんも紹介したのですが
そこでは無く アルペングループの空中店舗で購入しています
そこで簡単な整備をお願いしても中々思う様に
いかない様です そんな事で一度自転車を見て
欲しいとの依頼
特にリアの変速が上手く行かないらしい・・・
少し触ったらヘッドのガタも出ています その
他に気になる所も少々有ります
何はともあれまずは整備台に乗せ 洗車から始めましょう
何時もの様に油脂汚れの洗浄から それには
ワコーズのフィルタークリーナーを使います
使う量はこれで充分です 30cc位かな?
油で汚れた部分にフィルタークリーナーを刷毛で
塗ってやります 擦る必要は無いですよ
塗布後時間をおかず 直ぐに水で洗い流します
次は洗剤を希釈しフレームなど自転車全体を洗ってやります
使う洗剤は 環境に優しいシンプルグリーン
ホイールも含め洗浄後は水を掛けてやります この洗剤は
泡切れも良く自転車の洗車には良いですね
自転車の洗車とは 今回の様に整備前に行うのが本来の目的です
この作業をする事で自転車の状態を観察します 洗車の方法は
過去に詳しい記事が有るので どうぞそちらをご覧下さい
【 自転車の洗車 レースメカニックはこうする 】
時間が有る時は自然乾燥をさせますが 今回は時間に余裕が
無いので エアーブロワで水分を飛ばします
洗剤で洗車をしたから全てが綺麗になるかと言えば
決してそうでは有りません この様にブレーキダストや
オイルが塗装に付いた物は洗車では中々落ちません
これを綺麗にするのは 又別の作業です
白い塗装の美装には 汚れ落としなどを使いますが
多くの物に研磨剤などが入っています そのタイプは
塗装を研磨するのでなるべく使わない方が良いでしょう
私が使っているのはワコーズの商品 これに拘る事も
有りませんが研磨剤の入っていない物が良いと思います
さてここから整備を始めます 後ろの変速が不調だとか
異音がするなどの症状は まず変速機の取り付け部を
チェックします
一旦変速機を取り外します ここでの工具は5mmの
アーレンキーを使う事が多いですね
最近のフレームはディレーラーの取り付け部に
マウント用小物を取り付けている事が多いですが
これの締め付けネジは 必ずチェックします
普段整備をしない自転車の多くが緩んでいます
これを増し締めしただけで 異音が止まったなんて
事例は山程有ります どうぞご自分の自転車も確認
してみて下さい
折角私の所へ来て貰ったのにエンドハンガーの
増し締めだけで終わらせる訳には行かないですね
ディレーラーハンガーの歪みもチェックしましょう
使う工具は HOZAN ホーザンの C-336 ディレーラー
直付ゲージです
この様にホイールを装着し数ヶ所の寸法を測り
エンド小物の平行度を確認します この自転車は
かなり狂っていました その狂いをこの工具で修正
して行きます
実の処 数十万円するハイエンドのフレームでも
ここが歪んでいる物がかなり多いらしいです 自転車を
組む時に少しでも良い状態に仕上げるなら この作業は
避けて通れない仕事です
じゃ変速機を装着します 取り付けネジには腐食防止の
グリスを塗っておきましょう
洗車後のオイルアップ 各駆動部にオイルを差してやります
この時にも各部品の動き方なんかも確認しながら進めます
使っているオイルは ワコーズのチェーンルブ これは
水置喚性が有り洗車後には有効なオイルだと思います
今回チェーンには一手間余分に掛け Super Lube
スーパールーブのドライフィルムを使い その後
チェーンルブを塗布しました フッ素効果を期待
します(タウンユースの自転車にやり過ぎか 笑)
リアディレーラーの調子が悪いとの事なので
ワイヤーも緩め基本的な調整をやり直しましょう
この様な細かな部分ですが汚れが溜まり易く
腐食も起きやすい所です グリスの塗布が
欲しい部分です
基本に忠実な変速機の調整 フロントも同じ様に
調整を行いました
リアブレーキ このアウター受けのアジャストボルトを
ご覧下さい ネジが限界以上に引っ張って有ります
フロントはブレーキシューの位置が高過ぎて シューが
タイヤに当っていました 誰が組んだのか分かりませんが
何か情けなくなってしまいます
ブレーキの調整もワイヤーを張り直し シューの位置も
調整しました
ヘッドのガタもアヘッド型ステムのクランプボルトを
緩め、再度調整をやり直して解消
時間の無い中ドライブラインのオイルアップを丁寧に
行ったので気持ちの良い手応えになっています
自転車整備で一番違いが解る部分ですね
ルイガノのカジュアルバイク この様な呼称が正しいのか解りませんが
上手く表現している言葉だと思います 確かにドロップハンドルの入門用の
自転車には違いは無いと思います でも自転車屋さんは高級車も普及車も
責任を持って納車をするべきじゃないのかな・・・
何も私が何時も行う様な試合で通用する整備を求めている訳ではないです
基本的な事は最低して欲しいな 今回のブレーキ関係は前後とも危険な状態でしたよ
今回は与えられた時間が限られていたので駆け足で整備を行いましたが
整備前との違いを感じてもらえたかな? それを感じてもらえれば幸いです