Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

難しい道路標示

2013-09-29 20:37:08 | よもやま話
自転車に限らず日常生活で嫌でも目に付く道路標識や道路標示 これらは
私達が安全に生活する為に必要なものです 最近特に自転車の通行区分や
交通道徳が話題になり良い事ですが 難しい道路標示も有りますよね





街中を注意して見ていると どの様に解釈したら良いのか考えてしまう物も有ります
まずお断りをしておきます、私が書く文章の中では道路交通法上正しく無い表記も
有るかも分かりませんがその辺は御承知おき頂きますようお願いします

これは兵庫県伊丹市の歩道で見掛けたペイント ここでは歩道の左寄りに自転車は
止れの表示が有ります 進行方向は西を向いています 交差点を渡った歩道上の
オレンジの丸印の所にも表示が有ります




こんなペイントです





交差点を渡った歩道上でこれは東を向いています こちらには歩道の右側に
自転車は止まれの表示 これって単純に考えたら、表示通り自転車が走れば
正面衝突するじゃない・・・

道路交通法上自転車の扱いは
自転車は本来車道を走るもの 自転車の通行可の標識の有る歩道は自転車が
通行しても、良い
但し歩行者の通行を妨げてはならない・・ 要約すればこんな処でしょうか

では自転車が歩道を走る場合はどの様にすれば良いのでしょう 
このペイントに従えば 歩道上での走行区分の左右は決められていない 
又車道上ではいけない逆走も可能と解釈出来ますよね この写真で共通
しているのは自転車は車道から離れた部分を走りなさいと言う事になる
う~ん、何か全てが釈然としません




止れの路面ペイント これは
法律で定められた道路標示ではないため 規制効力もない
とも聞きます、とても難しい話です この様な事を確実に
理解している人はどのくらいいらっしゃるのでしょうか

現場を取締り交通整理する警察官の方達も 全ての人が 
確実に理解しているとは思えません こんな表示が有る
所で事故でも起こしたら ややこしいですよね あ~ヤダ 





そんな煩わしい事を忘れさせてくれる綺麗な緑色ですね もう咲き終わったのかな?
でも現実に街中では今回の様に不思議だと思う事は他でも見掛けます

私も前職の時、運行管理者と言う資格を取っています その頃に道交法は多少勉強しましたが
大変解釈が難しい処も有りました

車や歩行者に対する教育はそれなりにされて来ましたが 自転車に対する教育が
されてこなかったから 余程自発的に勉強をした人でないと自転車の交通ルール
なんて解らないですよね 

交通道徳の教育はやはり幼児教育からでしょう
歩行者の立場の教育は 子供に日常から親が教える事が出来ます
自転車の事はその親が解らない 教える人が居ないですよね
交通安全の意識と知識は繰り返し教育が必要で、長い時間が掛るでしょう
これは、行政が真剣に取り組まないと皆が安心、安全に乗れる自転車社会は
作れないのじゃないかな   ごめんなさい難しい話にしてしまいました

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国体のユニフォーム

2013-09-28 20:32:43 | 自転車競技
国民体育大会の時期ですね 今年は第68回大会が東京都で開催されます
縮小国体と言われ以前の様に派手さは無くなりましたが スポーツ愛好家の
目標でも有る大会です





そんな国民体育大会での兵庫県の自転車用の古いユニフォームです
これは 1971年第26回和歌山から 1975年第30回三重国体まで私が着た物です

この頃の一般の物で高校は色が臙脂でした これも今は成年と少年と
言う様になりましたね






前と後ろですが トラック用とロード用は
背中のポケットの有無の違いです






背中の HYOGO の文字は刺繍でこの頃は アップリケか
刺繍と言うのがほとんどでしたね 私もレーサーパンツを
刺繍屋さんへ持って行き、自分の名前を入れてもらって
いました 
今ではネーム入れは多くの人がしますが 当時のアマチュア
選手では少なかったですね






国体と入っていますがこれは無い年も有り 注文する時
気まぐれでしたのでしょう(笑) 





そんなユニフォームを着ている数少ない国体の写真です 1974年、千葉国体の松戸競輪場です
4000m団体追い抜き 一番外から抑え気味にスタートしているのが私です 一番右はもう引退
しましたが競輪学校 35期の川田隆郎君 中野浩一氏や 現役最高齢の井狩吉雄選手などと
同期ですね

乗っている自転車は私がケルビム 1番手と3番手がキングスピードだったと思います
1番手 2番手のステムが CINELLI チネリの鉄の前下がりにピスト用ハンドル 3番手が
天返しに軽合金のマースバー 私がチネリの鉄の平行と鉄のマースバー、人それぞれで
面白いですね

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スペアタイヤを吊る そして完成

2013-09-27 20:32:57 | わかり易い 自転車整備
前回自転車にペダルを取り付け整備は全て完了しました 今回は走る時に
携帯するチューブラーのスペアタイヤを畳みます その方法を紹介しましょう





前回全ての整備が終了した私のお買い物用自転車 これで何時でも走る事は
出来ますが最後にチューブラーを畳みスペアタイヤを吊ってやりましょう






少し前に今迄使っていたスペアを点検し折り癖を
取る為にホイールへ入れ空気を張っていました






スペアタイヤは一般的にこの様に一度使った物を
スペアに降ろす事が多いですね このタイヤをただ
サドルの後ろへ縛り付けるのでは無く コンパクトに
畳み恰好良く取り付けましょう




ではまずタイヤの中に残った空気を全部抜きます






その後 空気が入って膨れない様にバルブのコアを
締めておきます




これで手を離してもタイヤは膨れません






最初はバルブの部分から ここを小さく折り畳みます




2回畳めば良いですね 丸めると言うより
折り畳むイメージです






次はバルブの反対側から畳んで行きます






この様な状態になるまで畳んで下さい






二つ出来た丸いタイヤを 左右から合わせます




これは合わせた後のバルブ側 これで完了です
ただ二つ合わせる時、内側と外側のタイヤで必要な
長さが異なるので 最後の部分がシワになり上手く
行かない事が有ります
 
それを綺麗にするにはバルブの逆から畳む時、内側より
外側を余らせる様に巻きます これは一度やって見れば
理解できるでしょう 綺麗に巻けるまで何度かやってみて
下さい






これは特にしなくても良い事ですが ウエスを細く畳み 
帯状の物を用意します




それを先程畳んだタイヤに巻いてやります これで手を
離してもばらけませんし パンク修理の時のウエスにも
なります






スペアタイヤを自転車に取り付けるのには 使い
古したトウストラップが最適です 今回はそんな
中から赤い Alfredo Binda アルフレッド・ビンダの
物を選びました




これは私が大学に入学した時、自転車部の先輩に
スペアタイヤはこうして吊れと教えて貰った方法です

それまでは三つ折りや四つ折りでサドルの後ろへ
縛っていただけでしたが これを吊った時は何か
一流選手の仲間入りをした様で とても嬉しかった
のを覚えています






これはサドル後部のレールにストラップで取り付けます
これを スペアを吊ると言います






シングルギアの多くはハブナットを使っています 
その為何がしの工具の携帯は必要です これに決まりは
有りませんが私は 15mmのコンビネーションスパナを
選んでいます




スペアタイヤと一緒に縛り付けておけば良いですね
これで今迄一度も落したり無くした事は有りません

このスペアタイヤの畳み方は他にも方法が有りますが
その辺りは過去の記事でもご紹介しています お時間が
あればご覧下さい 【 チューブラ スペアタイヤの吊り方 】




さあこれで走れる様にタイヤに空気を張ってやります






使用圧は 7~7.5kg/cm2 程度 私はやや高めの圧が
好みです








使っているポンプヘッドは HIRAME ヒラメの横型
このヘッドは一度使えばその良さが分かります
少々お高いですが耐久性も有るので 思い切って
購入されると良いですね




全ての準備が整いました 実は整備中にもワックスは
何度か掛けています ここで最後の美装をしてやります




こうして長く掛かった自転車の分解整備の完成です





長くお付き合いを頂き有難うございました 自転車がお好きな方やご自分で一度
整備をしてみようと思われた方達に、基本的な分解整備をご紹介しようと今回は
作業を進めました

競技用自転車とは少し調整の仕方も異なりますが 何時までも壊れずに使える
自転車、その様な整備の仕方です これで長く乗り継いでいる自転車も有るので
間違った方法では無いと思います こんな事が少しでもお役に立てば幸いです
                       2013.9.27 Kino

前回の作業 【 自転車 トラック用ペダルの取付け 】

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自転車 トラック用ペダルの取付け

2013-09-25 20:37:20 | わかり易い 自転車整備
自転車整備にその順番は決まっていませんが このペダルは整備や組立の
最後に行う事が多いですね 長く整備を続けているシングルギア自転車
今回はペダルを取り付けます






随分長く掛かっていますがこの自転車の分解整備も
いよいよこの段階に来ました




すでに整備を終わらせているペダル かなり古い
ユニークトラックですがこれを取り付けます





ペダルの外側に外環が付いた物はロードレーサーに
使われますが トラックレーサーにはこの様に外環の
無い物が良く使われます 

ペダルに取り付けて有るのはトウクリップ これの主な目的は
レーサーシューズを履いた足の先を 左右に動き難い様にします 
そしてトウストラップ この革のベルトで足を固定します






取り付けは右側から始めましょう そして取付けに
使うグリスは Super Lube スーパールーブを選び
ました






ペダルシャフトの取付けネジにグリスを塗布します
クランクとの固着や腐食を防ぐのが目的なので
グリスは何でも良いですよ 私がこのグリスを良く
使うのは DURA グリスの様にあまりべた付かず
汚れを呼びにくいからです グリスは綺麗に塗り
拡げてやります








クランクのペダル用のネジに奥までねじ込みます
※ ペダルの取付けは 右は正ネジ 左は逆ネジです






ペダルの締め付けにはペダルレンチを使います
この先端のオフセットされたレンチがとても
使い易い形状です この工具が無くても小振りな
モンキーレンチや 15mm のスパナでも作業は出来ます




工具をペダルに掛け確実に締め込みます






左側にもグリスを使い取り付けます




ペダルをクランクにねじ込みます こちらは逆ネジです




締め込みはペダルレンチを使いしっかりと行います




はみ出したグリスを綺麗に拭き取り完了です




この自転車は主に街乗りにしか使いません
これがフリーギアならクリップもストラップも
無くても良いのですが 後ろが固定ギアの場合
やはりバックを踏むのでその時の為にクリップと
ストラップを装着し 引き足が使える様にしておく
方が良いですね





淡いピンク色のお花です この様な花を見ていると結構ミツバチが飛んでいますね
自転車の整備が長く掛かり、風景も夏から秋にすっかり変わって来ました
このシリーズもいよいよ次回で完成です どうぞ最後までお付き合い下さい

前回の作業 【 自転車 ヘッド小物の玉当り調整 】

次の作業 【 スペアタイヤを吊る そして完成 】

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自転車 ヘッド小物の玉当り調整

2013-09-24 20:36:01 | わかり易い 自転車整備
メンテスタンドの上では調整がし難い整備が幾つか有ります そんな整備の
一つがヘッド小物の玉当り調整、今回はそれを行います






自転車のヘッド小物には幾つかの種類が有りますが
今回の自転車は 1 インチスレッドと呼ばれる 昔から
使われてきた構造のものです






まず現在の具合を確かめます 自転車のフロントを
軽く持ち上げ落したり フロントブレーキを掛け
自転車を前後に動かし ヘッドにガタが無いか感じます
ガタが有ればヘッドの玉当りが緩く、ヘッド小物を締め
込んでやります

ガタが無ければ自転車を持ち上げ左右に傾けます
その方向へハンドルが切れなければ ヘッドが固い
状態です




ヘッド小物の調整にはヘッドスパナを使います
これは 2枚有った方が確実な作業を行えます

サイズは 32mmを使いますがこれはヘッド小物に依り
違いも有るので良く確認をして下さい




ヘッド小物の最上部の袋ナットに工具を掛け
ナットを緩めます ※ ここは全て正ネジです






これは上部ワンに工具を掛けています 最初に確認した
状態で ガタが有ったならこのワンを締めます
固かったので有ればこのワンを緩めます 






おおむね調整が出来れば 次は二枚のレンチを使い
上部ワンと袋ナットをロックします






一枚目のスパナは スペーサーが付いた方を上に向け
上部ワンに工具を掛けます




二枚目はその上から 最上部の袋ナットに掛け
お互いのスパナ同士を締め込みます 

下のスパナは緩める方向へ 上のスパナは締め込む方へ
力を入れお互いをロックする方法です

その後最初の方法でヘッドのガタと作動具合を確認し
納得出来るまでこの作業を繰り返します




ガタも無く 自転車を持ち上げ傾けた方へハンドルが
切れれば調整は完了です





綺麗な緑の中に異質な物が居ます 本当に良く見ないと分かりませんね
彼は動かなければ分らなかったのに 動いたので私に見つかりました(笑)

今回のヘッド小物の調整 これはとても大切な事でガタが有れば体感的にも
不快な自転車に仕上がり 重いと走行にも影響が出ます出来るだけ正確に
整備をするのが良いですね

前回の作業 【 自転車 小物の取り付けと駄目の手直し 】

次の作業 【 自転車 トラック用ペダルの取付け 】

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする