Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

自転車スタンド IBERA 追加購入

2022-05-31 20:00:51 | メンテ 用品
自転車を置いたり軽整備に便利なスタンドを追加で購入しました





今回追加で購入したスタンドは IBERA イベラと言うブランドの商品で 2021年11月に
購入しています 実際使ってみると中々の優れものでした






梱包用の台紙と 自転車を保持する部分でここに特徴が
有ります






ここからは以前買った時の写真ですが このスタンドは
チェーンステーを下から保持する構造です




エンド巾 120mm のトラックフレームです




エンド巾 120mm のロードフレームです




エンド巾 130mm のロードフレームで どの自転車も
問題なく使えます





私が特に気に入ったのは トラック競技の試合会場でこのスタンドを使えば自転車を
立てて置く事はもちろんですが、後輪の脱着、チェーンの張り調整も行えるのが凄く
便利です 小さく畳めるのも評価が出来ます IBERA の商品として紹介させて頂いて
いますが、同じ物が違うブランドからも出ています 価格は2000円程度から始まります

コメント (2)
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サドルを交換する サンマルコ アスピデ

2022-05-29 20:06:03 | ロード
私が保管している選手時代のロードレーサーのサドルを セラ イタリア SLK から
セラ サンマルコのアスピデへ交換します





1974年に作ったロードフレームです当時の部品が殆どですが 比較的新しい物に
交換している奴も幾らか有ります 今回はそんな中のサドルを交換します






サドルに吊っているスペアタイヤを外しました




今使っているのは Selle ITALIA の SLK と言う奴です
乗っていて不具合が有る訳では無いのですが 交換は 
見た目が私の好みでは無いと言う 凄く勝手な理由です






次に使うのは Selle San marco の Aspide 綺麗な形をしています
本当はサドルの中割れが無い Aspide が良いのですが今回はこれを
使ってみます




正確にサドルポジションを復元したいので
出来るだけの用意はします




縦横にレーザーを飛ばす オートレーザーレベルを
使います






この機種を選ぶ時は 自身の位置を表す下部ポインター
と言う機械の真下にレーザーを照射する物が良いです
これが無ければ仕事でも使い物にならないです




自転車に対して正しい位置にレーザーをセットする為に
土間には 直角に交わる線を朱墨で打っています




その様な環境を整えた状態でレーザーを調整します
機械は自転車のハンガー芯と直角に交わる位置にセットし
縦のラインは B.B 芯に合わせます このレーザー光は天井まで
伸びています






横のラインは水平に照射しています これを前後のハブ芯に
合せます これはメンテ台で調整しますが、これをする事で
自転車が水平に置かれている事になります






準備が終わればサドル位置を計測します これは
ハンガー芯からのサドル後退寸法を測っています
35mmの所にレーザー光が有ります






これはサドルの水平を確認しています




サドルの上に正しく水平器をセットするのは難しいので
真っ直ぐな板をサドルの上に置いて作業を進めます






これは前後のハブ芯からのサドルの高さを測っています
これらの計測は全てレーザー光が有るから出来る方法です






今回は必要な部分だけ測っています 図面に寸法を
落としましたので これを元に次のサドル位置を決めます
※ 図面が見難くかったので記事用に P.Cで加工しています






では始めます 今のサドルを外します 使っているのは
2本締めのシートピラーです 固定ボルトはサドルの座面に
隠れています




このヤグラのボルトに使うのは 10mm のスパナです
作業のしずらい場所で色々と工具を試しましたが
結局この小さなスパナが一番です






藤田サドルのヒューペルライダーと言うシートピラーに
付属されていた工具で 50数年経っています






ほんの少しずつネジを緩めて行きます






サドルが外れました






ヤグラの部品を外しました 普段、充分に掃除が
出来ないパーツです 綺麗にしてやります






本体側も綺麗にします






組立てには新しいグリスを使います 余り粘着力が無い
Super Lube を選んでいます






サドルを付ける用意が出来ました シートピラーは
Campagnolo ですが まだアルマイト加工がされる前の
古い物です




新しいサドルを用意します






取り合えずサドルを取り付け ここから位置調整を
します






サドルの前後位置と水平調整






サドルを替えた事で サドル高の調整も必要になりました
上下位置を触ると微妙に前後位置も変るので 前後、水平
高さは何度も微調整が必要です




これでサドルの交換と位置調整が終わりました
この写真でメンテスタンドの先端に土間から伸びている
支えが見えると思いますが これでメンテスタンドの前後の
傾きを調整しています 自転車を水平にセットする為の物です






サドル後退 35mm にセットしましたが これ以上サドルを前に
出す事は出来ません UCI 規則では後退寸法 50mm 以上を要求
されます その寸法ならこのサドルレールでも問題は有りません
身体的な問題でそれを満たさなくても良いと言う特例は有ります
私達小柄な者には調整巾が少ないサドルですね 





今回のサドル交換は出来るだけ以前と同じ位置にセットしました しかし同じ感覚で
乗れるかと言えば それは別で実際使いながらの微調整は必要です

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チェーンオイル Dela TRAIL その後

2022-05-27 20:06:35 | 自転車整備 チェーン
自転車のチェーンオイル Dela TRAIL デラ トレイル 以前これを施工しましたがその後
どの様な状態になっているのか観察してみます





私のロードレーサーですが 昨年の 6月に Dela TRAIL をメーカーが紹介している
施工手順に従い丁寧にオイルアップを行いました それから 11ヶ月経ちました
オイルアップ後、外は走らず三本ローラーに数十分乗っています






丁度定期整備をしていますので チェーンオイルが
どの様な状態なのか観察してみます






各リンクを目視します このデラ トレイルが推奨する
施工方法では チェーンを構成する金属全体の汚れを
完全に除去する物では無いので プレートにはその時の
不純物も多少付着しています オイル自体の汚れは
それ程感じません








オイルの潤い加減を指先で確認します 施工時は飛散する
ギリギリの量を塗布していますが その状態と比べると
やや乾燥気味です




Dela TRAIL の商品達です 






2つセットになった物がスターターキットで
大きな容器はオイルのみ販売されています
価格は スターターキット 3300円(税込)
ボトル 300ml 5445円(税込)
取扱いは (株)フカヤさん 製造は ジェイマックス(株)さん






販売会社等の案内では 洗浄機を使い洗浄と注油を
同時に行う事になっていますが、私の場合はチェーンを別途
洗浄出来る環境ですので Dela TRAIL だけを注油出来る様に
小さな容器に取り分けています






やや乾燥気味のチェーンに追加塗布します 容器を良く振り
オイルの添加剤CNT カーボンナノチューブ を攪拌します
CNT に限らず添加剤を使っているオイルではやった方が
良い行程です








ノズル先をインナーリンクのローラー横の隙間を狙い
オイルを 1~2 滴、滴下します 
このチェーンはブッシュレスですが ブッシュタイプの
注油方法はまた異なります




クランクを回転させて チェーンの奥までオイルを回します
オイルが馴染むまで最初は低回転で 最後は飛散が無いかの
確認の為に高回転させています




チェーンの状態 チェーンステーの下側です








先程と同様に指先で確かめます
チェーンに潤いが出ました、良い状態です





ややオイルが多い様に見えますがクランクを高速回転させ オイルの飛散が無ければ OK です
私の体験上 オイルは多い方が良いと感じています




フリーホイールは 5速のボスフリーです これにも
歯ブラシを使い Dela TRAIL を塗布しています




これもオイルの状態を観察します 少し不思議に思う事が
有ります






保管時にはトップギア にチェーンは掛けています
ローラーに乗った時はローギアを使っていたので
ローギアに確認出来るオイルはその時の物だと思います

ただオイルが片方に寄っています これは自転車保管時の
上下位置になるのでしょう これだけオイルが片方に寄ると
言う事は 吸着力の小さなオイルじゃないかと想像出来ます
あくまで 私の推測です





Dela TRAIL このオイルについて 使っている後輩など複数の自転車競技者は 
チェーンの音鳴りが無くなり それはディスクホイールを使うと強く感じる
と言います 人が感じる感性は大切です 潤滑剤って面白いですね

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定期整備 タイヤの貼り替え

2022-05-25 20:01:45 | ロード
自転車の定期的な整備です 今回はリムセメントの塗り替え チューブラータイヤの貼り替えを
行います





私の選手時代のロードレーサーです 50年以上経った部品も有りますが
何時でも使える状態にはしています それを維持する為の定期的な整備を
行います






チューブラータイヤの貼り替えを行います
前回の貼り替えから丁度 10ヶ月です






ホイールが土間のゴミや石を拾わない様に
板を敷きます コンパネです






タイヤを外します 空気を抜き作業を進めます
タイヤは再利用するので丁寧な作業は必要です




タイヤを外しました






ホイールとタイヤの接着面は 地面に付けない様に
気を付けています




ホイールの観察をします はみ出したリムセメントが
気になります 






はみ出したリムセメントをカッターで削ぎ落とします
性能に影響は与えませんが 見栄えの問題です




リムエッジのセメントは除去できました






リムのベッドがやや薄いので リムセメントで
厚めに作ります






ベッドのセメントを乾燥させる間に タイヤの接着面に
リムセメントを塗ります それほど多くのセメントは必要
有りません






タイヤを貼る為のリムセメントをホイールに塗布します






タイヤを貼り センター出しを行い使用圧まで空気を
張ります 7.5キロ張りました






ハブは Campagnolo RECORD 36H リムは FIAMME ロード用赤ラベル 28H
少し変った組み方をしています ソルダリングで処理をした前輪は 632g でした





今回はリムセメントの塗り替えが目的です セメントは時間が経つと風邪を引き
接着力が低下します そうなる前の整備です 自転車を維持して行く為には大切な
作業ですね  もう少し整備は続きます

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自転車整備に使う プラス0番のドライバー

2022-05-23 20:03:03 | 自転車 工具
自転車整備では色々な工具を使います プラスドライバーを使う事も有りますが
0番と言う小さな物が必要な時もあります これは何処で必要なのでしょうか





これは VESSEL ベッセルと言う工具メーカーの プラスドライバーですが
サイズが 0番と言う先端が小さな物です 今迄自転車整備でこのサイズは
使わなかったのですが 最近はこれが必要な部品も有ります






実はこれが必要なパーツはシマノの SPD-SL ペダルのステンレスプレートを
固定している小ネジです この皿ネジに プラス0番のドライバーを使います
1番は使えません これは 105 グレードの PD-5800 2014年の登場です






これは同じ 105グレードでも PD-5610 ですが
ドライバーは プラス 1番を使っています





プラスドライバーにも JIS 規格が有り サイズは No.0 No.1 No.2 No.3
それぞれに対応するネジはおおむね 1.4~2.6mm 2.0~2.6mm 3.0~5.0mm 5.1~8.0mm
一般的に良く使われるのは 2番ですね 自転車整備で 0番を使うとは思ってもいませんでした

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