Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

フレーム塗装 下地の手直しと 一色目を塗る

2017-06-29 20:14:02 | 自転車 塗装
自転車のフレームの塗装をしています 前回は下地調整と下塗りを行いました
今回はそれを少し手直ししてから一色目を塗ってしまいましょう





後輩から頼まれたロードフレームの塗装です 前回はフレームの錆の除去や下地調整をして
下塗りのミッチャクロンとプラサフを吹いています






どうでも良い事ですが簡易塗装台のフレームが
前上がりで気持ちが悪いので 真っ直ぐになる様に
細工をしました この方が気持ちも落ち着きます






前回はフレームを磨きパイプの地肌が出ている状態で雨の予報が出ました
そのまま置いておくのは良くないので急いで下塗りまでしたのですが やはり
下地の粗い処が正直に表れます このシートステーなどは古い塗装が上手く
均せていません




そのままでも良いと言えばそうなんですがここはもう一度削って
調整します 楽を覚えてはいけません






今回は耐水ペーパーとペーパー用のブロックを使います






段差の影が見える所を優しく均していきます ペーパーは 800番です




濡れ雑巾で拭き確認しながら何度か均します







手直しを終えたので良く水拭きします 一応ましにはなりました
天気を気にしたあまり数時間急いだツケが来ましたね 仕方が
ありません






今日も曇天です でもサフェーサーくらいは吹けます
手直しをした所の補修をしてしまいます




良く見れば多少分かりますが許容範囲に収まりました




この後下塗りのシルバーまで塗りたいのですが
天気が安定しません 他の事をやりながらペイントの
タイミングをみましょう





厚かった雲が嘘の様に晴れました 天気予報では回復基調なので続きをやってしまいます




今回用意している仕上げ色の下地になるシルバーです
何時もの様に HOLTS ホルツのカースプレーです






大体フレームには何時もスプレー 2本を使います
一本在庫が有ったのでそのシルバーを一回目に塗ります
その後に塗るのは少し明るい F-24 スバル用を買ってきました




では始めます フレームを逆さ向けにします






この様な裏側の塗料の入り難くい所を先に塗ります






ハンガーシェルやシートの集合部は塗り難い所です






後で塗り残しが出来ても困りますし今なら塗り易い方向へ
フレームも動かせます




次はフレームを正立させて塗って行きます






トップチューブやダウンチューブのプラサフです






そこへシルバーを吹きました 綺麗に発色しています






ヘッドとラグ周りです 随分メタリック感が有ります







ハンガーシェルとリアエンド付近 一回目の塗装とすれば
上出来です





今回は厚い雲が上手く何処かに行ってくれました 気温的には良い季節なんですが
雨が降るとお手上げです この後もタイミングを見ながら何度かに別けて塗っていきます
仕上げの塗装までどうぞお付き合い下さい

前回の作業 【 ロードフレーム 塗装前の下地処理 】

次の作業 フレーム塗装 キャンディーブルー 上塗りをする 】

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ロードフレーム 塗装前の下地処理

2017-06-27 20:13:33 | 自転車 塗装
少し前から作業を進めているクロモリのロードフレームの再塗装 今回はフレームの古い塗装を剥がし
錆の除去など塗装に必要な下地の処理を行います





先日は試しにフロントフォークの塗装を仕上げ手前まで塗ってみました
今回はフレーム本体の塗装前の処理を行います




塗り替えを依頼されたフレームは強い洗剤で洗浄をして
保管していました 着手前にどんな状態か見ておきます




まずはハンガーシェル周り ここは一番時間が掛る部分です






この様な錆ですがこれの除去はしてやります
ただハンガー周りは特に道具が使えないので
難しいです




ラグの溶接部分 入り墨も時間が掛りますね








空研ぎ用のペーパーでやってみました 塗装は比較的剥がれますが
その奥に有る錆取りは時間が掛って仕方が有りません




電動工具のオービダルサンダーに手助けをしてもらいます






サンダーも塗装の削りかすで直ぐにまっ白になります
そして機械の入り難い所は上手く行きません






そんな時は違う道具に助けてもらいます




狭い所はワイヤーブラシは助かります





かと言ってこの様な道具も万能では無く仕事が粗くなります






ワイヤーの目が残るので最終的には手作業で行う必要が有ります






この様にペーパーを細く切った物や折り返した物を使います




ラグなどの際はこの様なペーパーを折り畳み
その角でチマチマと削ります 




何時もながらこの面倒な作業は避けて通れないので
時間を掛けて行うしかありません






今回は塗装を下地として残すので この作業の見栄えは
良く有りませんがこの様な感じです






今日の夜から雨の予報です 地肌がむき出しになった金属は
湿度が高いと直ぐに錆が発生します もう少し表面を均したいのですが
下地の塗料を塗ってしまいます 溶剤で塗装面の脱脂をします




簡易塗装台の用意をします その辺に有る物を
結束線で括っています






まだ湿度は高くはないですが少し曇って来ました
まずは塗料の密着力を高めるミッチャクロンを塗ります
透明の塗料でややネバツキ感が残ります






この時期ならミッチャクロンを塗ってから 15~20分経てば
次の塗装が出来ます プラサフを吹きます上塗りの下地です






BB シェルは塗料の入り難い所なので塗り残しの無い様気を付けます
少し厚塗りになっても仕方がないです ラグは逆に厚く塗ると
シャープさが失われるのでエッジを効かすくらい薄く塗っています






シートブリッジとトップチューブのワイヤートンネル
このトンネルの内部に塗料を入れ過ぎるとワイヤーが
通らなくなってしまいます あまり盛ってはいけません





塗装は気温や風、湿度で影響を受けます 私の様に屋外で塗っていると
塗装日和と言うのはそう有りませんが出来るだけ条件の良いタイミングを選んで行いたいですね
今回は雨が迫っていたので少し急ぎました この数時間急いだものが塗装の仕上がりに影響します
プラサフが乾燥したら下地の再調整が必要か良く見てみましょう

前回の記事 【 フレーム塗装 選んだ色は キャンディブルー 】

次の作業 【 フレーム塗装 下地の手直しと一色目を塗る 】

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フレーム塗装 選んだ色は キャンディブルー

2017-06-26 20:22:14 | 自転車 塗装
自転車のフレームの塗装を進めています 今回指定された色がキャンディブルー
このキャンディ色と言うのは私程度の技量にとっては難しい塗料です 上手く出来るのだろうか





後輩が Kino さんに是非と言われ引き受けたフレームの塗装です
着手した時は具体的な色が決まっておらず 試しにフロントフォークの下地まで吹きました






そしてこの色でお願いしますと届けられたのがキャンディブルー
思わず えッ、っと思いました 同じ塗るならソリッド色より
見栄えがするメタリック系を勧めたのですが、これを選んで来るとは・・




キャンディカラーと言うのは 塗装屋さんでないので良い加減な事を
言ってはいけませんが 下が透けて見える塗料との認識をしています
それだけに吹く量に依って下地の見え方、色の濃さが変ります 私に
それを調整するだけの技術が伴いません




その下地に何色を使うのかも考え処です 粗いメタリックの
シルバーなんかは面白そうですが 今回はあまり冒険をせず
Holts ホルツのシルバーのカースプレーを選びました






一度塗りです 明るいシルバーを選んでいます 綺麗な色が
出ています






少し塗装ムラが出来た所が有ったで乾燥を待って
耐水ペーパーで少し調整をしました






そしてもう一度シルバーを塗りました 今度は綺麗に
塗れています




ではキャンディブルーを塗ってみましょう






出来るだけ下の色を透かせて薄く塗りたかったのですが
思っていた以上に濃いブルーが使われていました
これ以上薄く吹くと塗りムラが出来てしまいます






これは私の自転車に使っているアジャストボルトですが
以前にアルマイトの上にクリアブルーを吹いています
これくらいの透明感が有るのかと思ってましたが 少し
感じが違いました まあこの違いと言うのは塗った本人しか
解らない事ですが・・・





当初希望するのが水色と言っていたので それをイメージしていたのなら
違う色に仕上がるので依頼者に確認したら これで行って下さいとの事です
これはこれで綺麗な色なのでこれで進めましょう

前回の作業 【 フロントフォーク 塗装下地調整 プラサフ 】

次の作業 【 ロードフレーム 塗装前の下地処理 】

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CARRERA カレラの 引き渡し

2017-06-25 20:00:31 | よもやま話
ハンガー付近からの異音で預かっていたロードバイクの KARRERA カレラ 
一通りの整備を済ませ友人に引き渡す事が出来ました 音は止まっているのでしょうか





長く自転車の整備をしていたので私自身が自転車に乗る時間が有りませんでした
久し振りに自転車に乗って後輩のお店 兵庫県西宮市に有る NRS に遊びに行って来ました
カレラは夕方にお渡しする予定です




暖かくなった頃に続けて乗っていたので良い具合に
日焼けをしてたのですが 乗らない間に色白になりました(笑)






後輩のお店の近くのお食事処でお昼ご飯を食べてから
帰って来ました 玉ねぎのマリネと言って出してくれました
このおまかせ定食で 500円 安いですよね




さて夕刻になり約束の時間が近くなって来ました
お迎えの用意をしておきましょう




こちらの倉庫が手狭だったので仕事用の倉庫で保管していましたが
こちらに持って来て軽くワックスを掛けました 預ってから 5 回以上
ワックスは掛けています そうすると深い艶が出てきます






車で来た友人が何か重い物を差し入れしてくれました
きっと好物の奴だ お気遣いに申し訳なく思いながら
有り難く頂きました





異音の原因も解らないまま、考えられる所を丁寧に整備を進めましたが自転車が大きくて
試走していません 直っていれば良いのですが・・  早速友人に乗ってもらいました
音は止まっているらしいです 良かったです、預った責任は果たせた様でほっとしました
また遊びに来て下さい

BB からの異音解消整備 このシリーズはここから始まっています
【 友人が自転車小屋を来訪 ランチはネパール料理 】

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フロントフォーク 塗装下地調整 プラサフ

2017-06-24 20:44:05 | 自転車 塗装
自転車の塗装を引き受けました フレーム本体に掛る前にフロントフォークで感触を
確かめてみます 下地を調整しプラサフまで吹いてみます





後輩から依頼を受け全塗装をする事になったクロモリのロードフレーム
剥離剤でも塗装が剥がれなかったらしいですがどの様な塗装がされているのでしょう
塗装を剥離せずに下地としてそのまま使います






前回にフレームの洗浄は終わらせています
かなり小傷が目立つフロントフォークですが
ペーパーで均して行きます 空研ぎ用の 600番を
使ってみます






この様な深い傷が沢山有ります ペーパーを適度な
大きさに切り手作業でやってみましょう






塗装自体はそれ程硬くは有りません どうしてこれが剥離剤に
反応しなかったのでしょう 幾ら柔らかくてもこの様な深い傷を
手作業で均していたら先が見えません






オービダルサンダーを使います これで全てが済む訳では
有りませんが作業時間は飛躍的に速くなります




この様な邪魔者が無い所なら直ぐに終わります
機械が入らない所は手で削りました もう少し
全体を均し今日はプラサフまで吹いてしまいます




全体を溶剤で拭き 脱脂します






塗料を付けたくない部分はマスキングテープで養生します




プラサフを拭く前に塗料の食い付きを良くする
ミッチャクロンを使います






ミッチャクロンを吹きました この時期なら 15~20分で
次の塗装が出来ます






実はまだ仕上げの色が決まっていないのですが
いずれにしろサフェーサーは吹くので塗ってしまいました






下地の処理が少し粗いかと思いながらプラサフを吹きましたが
思っていた程 下地が透けませんでした





フレームの塗装は下地作りで仕上げの良し悪しが決まります 今回は手早く作業を進めました
かと言って先日の洗浄と下地作りまでで 3時間半ほど掛っています フレーム本体は錆も多いし
有る程度の時間が掛るのは覚悟しないといけませんね

前回の記事 【 新たな依頼 フレーム塗装 】

次回の記事 【 フレーム塗装 選んだ色は キャンディブルー 】

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