Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ブレーキの交換 取り付け

2013-12-10 20:07:50 | ロードバイク スプートニク
ロードレーサーのブレーキの取替えをするのに 前回は少し手入れをしました
今回はそのブレーキ本体を取り付けしましょう





今回取り付けるブレーキは DURA ACE BR-7403 少し古いタイプですが
私のロードレーサーには相性が良い様です






普段外さないブレーキ こんな機会にワックスを
掛けておきましょう




シートブリッジは良く汚れが付着する部分 少しは
気遣ってあげた方が良いですね






ブレーキ本体にギザワッシャーを付けてフレームに
装着します




あら、シューホルダーがシートステーに当ります
これはいけませんね・・






いざ、ここに使うスペーサーを探すと中々有りません 
こんな時の為に幾らか買い置きをしています 
何時手当したのか記憶が薄いのですが多分シマノの
純正パーツだったと思います






このワッシャーを一枚使い




フレームに取り付けると丁度良かったです






シートブリッジの裏側からナットで締め付けます






ここでは 5mmのアーレンキーを使いますが
シートチューブに当るので短い奴が良いかな?






本体を取り付けたのでワイヤーを有る程度
張っておきましょう






ブレーキシューやワイヤーの張り代の調整はこれから
行うので ここでは本締めにしなくて良いですよ






ブレーキシューの位置やトウインの調整を行います
白い紙はトウインにする為 ゴムの後ろ側に適度な
厚さに折って挟んでいます






ブレーキシューの位置はリムの上端から 1~2mm下へ
下った位置で絶対にタイヤに当る様な事をしてはいけません
そして必ず必要では有りませんが ややトーインに調整
します これはブレーキの鳴きを抑える効果が有ります




最後にブレーキのセンターを出しナットを本締めします
センターとはリムとブレーキシューの間隔を左右揃える
事で 一旦緩めた取付けボルトをブレーキレバーを強く
握り再度ボルトを締めるとほぼセンターは出ます






微妙なセンター調整は本体アーム上部に有る
アジャストボルトで行えます 3mmのアーレンキーか
マイナスドライバーが使えます 但しこのネジで調整
するとブレーキシューの高さが変わるので微調整で
留めた方が良いですね




はみ出した油脂類はウエスで綺麗に拭き取って
おきましょう






これでリアブレーキの取替えが完了しました ブレーキの
インナーワイヤーの端末処理をハンダで行っています 
この処理は何度でもワイヤーの抜き差しが出来るので 
この様な時には助かりますね




取り外した BR-7700 これは又保管しておきましょう





この日はお天気も良くとても気持ちの良い日でした





前後のブレーキを交換しとても良くなりました 私が使っているリムは ARAYA ADX-1
本来トラック競技用のリムなのでブレーキの当り面の事まで考慮されていません
現実にブレーキシューの半分程度の面積しかリムに触れていないと思います

私がブレーキが全く効かないと言うのは皆さんが想像なさっている以上の状態じゃ
ないかと思います でもこれで安心出来るレベルまで改善されました、良かったです

前回の作業 【 ブレーキの交換 手入れ 】

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ブレーキの交換 手入れ

2013-12-07 20:29:08 | ロードバイク スプートニク
新車組立時から全くブレーキが効かなかったロードレーサーでしたが
前回フロントブレーキを交換したら凄く改善されました 今回は後ろの
ブレーキも同じ物に交換します






これが前回フロントブレーキを交換したロード
ブレーキは DURA-ACE BR7700を使っています
フロントも同じ物を使っていたのですが全く
効きませんでした






ブレーキを外しましょう まずブレーキワイヤーを
解放します 使うのは 5mmのアーレンキーです






ブレーキの取付けネジはシートブリッジの裏側です
ここも 5mmのアーレンキーで緩めます 正ネジです






ブレーキワイヤーを本体から抜きます






ブレーキ本体を引っ張りフレームから外します






DURA-ACE BR7700 の刻印






取り換えるブレーキはこの LATIDO ラティードから
外します 使っているのは DURA-ACE BR7403
8速時代の古いタイプです








こちらも基本的な構造は同じで取り外し作業も
先程のブレーキと同じ手順です






DURA-ACE BR7403 デュラエースの 7400系が登場したのは
1984年で その後同シリーズで 1991年に STI 手元変速が
登場しています




外したブレーキをそのまま使うのでは無く
少し手入れをしてやりましょう






これは BR7700 を後ろから見ています




これは BR7403 ですが スプリングの保持部に
何か細工がしてあります






これは BR7700 には無い機能ですが マイナスドライバーで
この保持部を回す事が出来ます その機能は赤い指示棒の
先に見る事が出来ます






これを回す事で偏芯されたパーツが回り 
スプリングの強弱を選ぶ事が出来ます
7400シリーズは素晴らしいと良く言われますが
この様な細かな部分にそれが表れています






今度使う 7403の方のパーツを簡単に外しました
シャフトに付けているギザワッシャーが割れました
思っているより硬い材質の様です




油汚れをしているパーツは洗浄します






本体の可動部はテフロン樹脂をスプレーしオイルも
差しておきます このテフロン樹脂はオイルでは
有りませんが独特のスベスベ感を感じる事が出来ます






白いシューホルダーは私が塗装した物ですが
これはワックスで汚れを落しましょう

白い塗装の様子 【 ロード ブレーキシュー 交換の準備 】

ゴールドにも塗りました 【 ブレーキ シューホルダーを塗装する 】






ブレーキゴムの修正もしておきましょう
用意しているのはペーパーです




それ程距離は使っていませんがかなりリムの癖が
付いています このシューは BR7900の物です






綺麗に修正出来ました 2~3分で済む作業です
気が付いた時 食い込んでるアルミ片や砂の
除去に併せ修正もしてやれば良いですね




両方の面合わせが出来ました




ギザワッシャーも買い置きが有りました こんなに
直ぐに割れる物なら幾らか持っておいた方が良い
ですね






これで使う方のブレーキ本体の手入れが終わりました
少しの整備ですが部品が又活力を取戻します






どうして BR7700より古い BR7403 の方が良く効くか
その理由ですが 私が考えているのはテコの原理

BR7700のワイヤークランプと可動部の寸法
力点と支点の距離は 約 63mm






それに対し BR7403 はその距離が 約 69mmで
6mm の差が有ります おそらくこの違いでブレーキの
効き具合が変わってくるのでしょう





保護色、良く見ないと分かりません こんな寒い時期にバッタが居ました
さすがに近づいても動かなかったです 可哀想に越冬は出来るのかな?

じゃブレーキの取付けは次回に致します、次もお付き合い下さい

次の作業 【 ブレーキの交換 取り付け 】

フロントブレーキはこちら 【 効かないブレーキ 】

コメント (2)
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効かないブレーキ

2013-12-05 20:46:18 | ロードバイク スプートニク
現在メインで使っている私のロードレーサー スプートニク 組立ててもう少しで
1年になりますがその当初からブレーキが全く効きません 今回はその対策を
施してみます





石川県のカツリーズサイクル&デザインさんのオリジナルブランドのフレームです
塗装は全てオーダーで塗ってもらっています






ブレーキレバーはシマノ DURA-ACE ST-7801
ブレーキ本体は DURA-ACE BR-7700 を使っています
このブレーキが全く効かない・・・ 
これはブレーキ本体とフレームの双方に原因が有ると
思います 但しこれは決して欠陥が有ると言う意味
では有りません






その効きの悪さを解消する為に 今まで乗っていた
LATIDO ラティードのブレーキ本体と交換してみます






少し子供の頃に習ったテコの原理を思い出し
力点、支点、作用点などを考えてみます 私に
解るのは精々この辺りまでです

スプートニクのブレーキは 力点~作用点
ワイヤークランプから駆動部までの寸法が
約 63mmです






それに対してラティードのブレーキは 約 69mm
この差が 6mm有ります






そしてブレーキゴム 作用点の位置がこれだけ違います
これはフロントフォークの長さの違いでこんな状態に
なります スプートニクを組んでいる時にブレーキが
効かないだろうなとは思っていました

スプートニクのフォークが何故長いのかそれには理由が
有ります シートアングルとの関係です フォークの寸法で
どの様に変わるか一度考えてみて下さい・・・








両方のブレーキ本体を外しました






DURA-ACE BR7700 と BR7403 この7400時代のシマノは
良い物を作ってやろうと言う気合が入っているのを部品で
感じます






取り換える BR-7403 のパーツを綺麗にしておきます
アジャストネジが少し潰れていたのでヤスリで修正も
してやりました






ブレーキ本体の駆動部も フッ素フイルムをスプレーし
オイルも差しておきます






簡単に一通りの手入れをしました






ブレーキを取り付けましょう 折角外したブレーキ部分
この機会に汚れを拭き取り、ワックスを掛けました




ブレーキ本体を取り付け






フォークの裏から取り付けボルトで軽く締め込んで
おきます




ラティードで使っていたブレーキシューの位置です
かなりの違いが有ります




ブレーキゴムを下に下げ ワイヤーを少し張って
おきます






ブレーキゴムを一度外し 細かな所を拭き取っています
作業テーブルの上でしておけば良かったですね 反省






ブレーキゴムの位置決めと、ややトウインに調整します




ブレーキゴムの位置が決まったので ブレーキシューの
本締めをします






ワイヤーの張り調整と本締め ブレーキのセンター出し
ゴムとリムの隙間を左右揃えて取付けボルトをしっかりと
締め込みます




はみ出したグリスなどを拭き取り取替えは完了です





少し古いタイプのブレーキです、私はブレーキにそれ程拘りは無いのでブレーキレバーと
本体が別の物でも全く気にしません 自転車が確実に止れば良いと思っています
それで有りながら交換前のブレーキは恐さを感じる程効かなかったですね

交換後少し乗ってみました とても良く効く様になって全く別物ですこれなら合格です
力点と支点の関係、中学校で授業を聞いておいて良かったです(笑) 今回は特に
効かなかった前だけ試してみましたが これなら続いて後ろも交換しましょう

コメント (2)
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スプートニクで 筆休め

2013-09-09 20:19:25 | ロードバイク スプートニク
お買い物用自転車の整備が続き、お付き合い頂いている方達も
少しお疲れかと思います 私も何も考えずちょっと楽をさせて
頂きましょう





今年の一月に組上げたスプートニク 今はこの自転車が私のメインになっています
この場所に今迄自転車を置いた事が無かったのですが以外に良い光が入り 少し
写真を撮ってみました






何かの衛星のデザインとチェンホイール
この緑色を思い通りに何故か写せない・・
これなんかが実物に近いのでしょうが
何か自分のイメージと重なりません






フロントフォークの Спутник スプートニクの文字 
でもキリル文字って読めないですよね
フォークとダウンチューブそしてアジャストネジ ここに
カメラを向けると白い色が綺麗に写ります カメラって
周りの色によって発色が違うのかな






縦パイプに Союз ソユーズの文字
シートブリッジ部分は 3色の塗り分け





トップとシートチューブ それにシートステーの集合部 ここの塗装でこのマスキングは
手間が掛かったと思います 最初はこのブルーを断ったのですが、押し切られました
でもそれは塗って正解 この色が自転車を引き締めてくれます






そのトップチューブは拘ったグリーンに白いソユーズの
文字が入ります ここはシールでなく塗装です
ダウンチューブにはシールで文字入れ グリーンが
これだけ違う色で写ります






チェーンステーには KINO55CRAZY55 の文字が 
この字体はお気に入りです





独特な形をしたシートポストですね でもとても調整に苦労します サドルポジションを
一度決めれば 私は動かさないのでその苦労は一度で済みますが 絶えずポジションを
変える人には不向きなピラーだと思います

すみません 独り言の様な記事にお付き合いを頂きました、又明日から整備の再開です

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エミネンザ Eminenza カーボン ボトルゲージ

2013-06-05 20:13:45 | ロードバイク スプートニク
横浜山王スポーツが販売している Eminenza エミネンザシリーズの
カーボンボトルゲージです ここはお安い価格帯のカーボン製品が
色々と用意されています





これはエミネンザ カーボンボトルゲージ BOT-65 重量 23g お値段 3360円です
この他に 5種類程商品が用意されていますが他の商品も同程度の価格帯ですね




Web サイトの写真を見ていて ボトルゲージの
この黒い突起は何だろうと何時も思っていました






私と同じ様に思っておいでの方もいらっしゃるでしょう
これは付属されたボルトをこれで止めて有ります
素材はゴムらしい物です これでスッキリでしょ?(笑)






外側が黒いカーボン柄 内側がシルバーのカーボンで
数種類ある中でこれを選んだのは この形が私の好み
と言う単純な動機です






今迄に何度かボトルゲージの交換を試み ボトル
同士が接触し上手く行かなかったロードレーサー
今回は上手く行くでしょうか






では新しく用意した物に交換しましょう 実は
ダウンチューブに使っているのと同じモデルです




ボトルゲージを外し 普段掃除が出来ない部分を
綺麗にしましょう ワックスも掛けておくと良いですね




この取り付けボルトにはワックスを塗っておいた方が
絶対に良いですね ボルトより直付けのメスネジの
腐食が起こると大変面倒な事になります

ここが錆びて脱落したなんて事も聞きますが そうなれば
簡単に修復出来る所ではないですから






取替え自体は難しい作業では有りません ネジを
確実に締め込むだけです 以前のゴールドより随分
すっきりしました でもこれで安心してはいけません






ボトルが 2個とも上手く収まるか確認 今回は
セーフです






こちらのツールボックスはいかがでしょう
ピッタリ 測った様にギリギリです






縦のゲージにボトルの出し入れは出来るのか う~ん 
トップチューブを擦りながら入るのは入ります
ちょっと嫌だ・・






こちの少し長いボトルは かなり無理をすれば入りますが
止めておいた方が無難でしょう






私などが使う小さなフレームではボトルが上手く収まらない
と言う事は良く有り ここで悩んでいらっしゃる方も多いの
じゃないでしょうか 

今回の様にボトルの頭がトップチューブに当る場合 
ゲージの開口部が違った形状の物を選ぶ事でクリア
出来る事も有りますね





出来るだけ手元に有る物で自転車を組み立てる これは昔からこの様にしてきましたが
今回の様に見た目を考えるなら ある程度の予算を持っていた方が良いですね

エミネンザのボトルゲージ、他の物と比べると結構お安いと思いますが
機能的には問題も無くこの辺りの物で充分じゃないかと思います

コメント (2)
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