自転車整備を進めている 1974 年製造 National ナショナルのロードレーサー
今回はハンガー小物を取り外します Campagnolo カンパニョーロの四角テーパー小物です
何時もは天井に吊るして保管していますが整備の間はメンテスタンドに載せて置いています
前回チェーンホイールを外しています 今回はハンガー小物を分解しましょう
この四角テーパーのシャフトには現在 JIS と ISO 規格が
有りますが このオールドカンパ時代にはその様な規格の
案内は有りません 我々はカンパテーパーと呼んでいました
では現在の物と互換性は無いのかと言うと ISO 規格に類似
していますね
工具はこれだけ用意しました 何か有ればまた用意します
分解する前に今の回転状態を確認しています まだグリスも
効いています でも・・・ ちょっと指先に違和感が有ります
まずロックリングを外すのにフックレンチを使います
※ 正ネジです
左ワンを外します ここにはカニ目レンチを
使いましょう Park-Tool SPA-1 SPA-2 の 2種類です
これはこの飛び出したピンの太さの違いです
この小物には SPA-1 の方が良さそうです
スパナのピンを左ワンの穴に入れます
スパナでワンを緩めます ベージュのカンパグリスが
しっかりと塗って有ります このグリスを見ると少し嬉しく
なります オールドカンパ愛好者には特別なグリスです
固着も無く左ワンが外れました ネジ部のグリスは
大切です あ、これか・・・
ワンの中に水が入っています 先程、手応えに違和感が
有ったのはこれですね 水が回ると独特の手応えを感じます
洗車の時に入ったのでしょう
リテーナーとシャフトが見えています それを指で
引き出しましょう シャフトにも錆を防止する為に
グリスを塗っています
ハンガーシェルの中を覗くと水が溜まっています
ペーパータオルで吸い取ると結構な量の水が入っています
防水機能が施されていない時代です 雨の日に走ると毎回
分解していたのを思い出します
右側のワンを外します
Campagnolo の専用工具 UT-BB030 ペダルレンチと
右ワン用が兼用になっています
右ワンに工具をセットします この小物は JIS 規格で
右側は逆ネジです
この工具は掛りが浅くとても良く滑ります ハンドルに
力を加える時は工具が逃げない様にしっかりと保持します
工具が外れると思わぬ怪我に繋がるので 注意して下さい
ハンドルに力を入れも緩まなかったので プラハンマーを
使い工具を殴ってやります ここは遠慮しないでガツン!と
ワンが緩みました
これが右ワンです カンパグリスにほとんど汚れも無く
綺麗な状態です 以前のグリスアップから走行距離も
少ないからですが こんな事も分解して初めて解ります
内部の確認も含め今回の整備は無駄では有りません
これでハンガー小物の分解が終わりました
BB の規格は
JIS 左 正ネジ 右 逆ネジ 巾68mm
ITA (イタリアン) 左右共 正ネジ 巾70mm
FRE (フレンチ) 左右共 正ネジ 巾68mm が有ります
ワンの規格もそれぞれ異なり
JIS 1.37X24TPI
ITA M36X24TPI
FRE M35X1 となっています
ハンガーシェルの内部を綺麗にしておきます
幾らか錆も出ているかと思いましたがそれも無く
良い状態です
ネジの状態にも異常は有りません 綺麗なネジをしています
普段は中々手の入らない所ですから こんな時に
ワックスを掛けておきます
これでハンガー小物の取り外しの作業は終わりです 折角自転車を触るのですから
怪我をしない様に気を付けながら色々な事を感じると良いと思います
次回は今回外した部品達を洗浄してやりましょう
前回の作業 【 チェーンホイール 取外し 四角テーパー 】
次の作業 【 パーツクリーナー 比較 ハンガー小物 洗浄 】
今回はハンガー小物を取り外します Campagnolo カンパニョーロの四角テーパー小物です
何時もは天井に吊るして保管していますが整備の間はメンテスタンドに載せて置いています
前回チェーンホイールを外しています 今回はハンガー小物を分解しましょう
この四角テーパーのシャフトには現在 JIS と ISO 規格が
有りますが このオールドカンパ時代にはその様な規格の
案内は有りません 我々はカンパテーパーと呼んでいました
では現在の物と互換性は無いのかと言うと ISO 規格に類似
していますね
工具はこれだけ用意しました 何か有ればまた用意します
分解する前に今の回転状態を確認しています まだグリスも
効いています でも・・・ ちょっと指先に違和感が有ります
まずロックリングを外すのにフックレンチを使います
※ 正ネジです
左ワンを外します ここにはカニ目レンチを
使いましょう Park-Tool SPA-1 SPA-2 の 2種類です
これはこの飛び出したピンの太さの違いです
この小物には SPA-1 の方が良さそうです
スパナのピンを左ワンの穴に入れます
スパナでワンを緩めます ベージュのカンパグリスが
しっかりと塗って有ります このグリスを見ると少し嬉しく
なります オールドカンパ愛好者には特別なグリスです
固着も無く左ワンが外れました ネジ部のグリスは
大切です あ、これか・・・
ワンの中に水が入っています 先程、手応えに違和感が
有ったのはこれですね 水が回ると独特の手応えを感じます
洗車の時に入ったのでしょう
リテーナーとシャフトが見えています それを指で
引き出しましょう シャフトにも錆を防止する為に
グリスを塗っています
ハンガーシェルの中を覗くと水が溜まっています
ペーパータオルで吸い取ると結構な量の水が入っています
防水機能が施されていない時代です 雨の日に走ると毎回
分解していたのを思い出します
右側のワンを外します
Campagnolo の専用工具 UT-BB030 ペダルレンチと
右ワン用が兼用になっています
右ワンに工具をセットします この小物は JIS 規格で
右側は逆ネジです
この工具は掛りが浅くとても良く滑ります ハンドルに
力を加える時は工具が逃げない様にしっかりと保持します
工具が外れると思わぬ怪我に繋がるので 注意して下さい
ハンドルに力を入れも緩まなかったので プラハンマーを
使い工具を殴ってやります ここは遠慮しないでガツン!と
ワンが緩みました
これが右ワンです カンパグリスにほとんど汚れも無く
綺麗な状態です 以前のグリスアップから走行距離も
少ないからですが こんな事も分解して初めて解ります
内部の確認も含め今回の整備は無駄では有りません
これでハンガー小物の分解が終わりました
BB の規格は
JIS 左 正ネジ 右 逆ネジ 巾68mm
ITA (イタリアン) 左右共 正ネジ 巾70mm
FRE (フレンチ) 左右共 正ネジ 巾68mm が有ります
ワンの規格もそれぞれ異なり
JIS 1.37X24TPI
ITA M36X24TPI
FRE M35X1 となっています
ハンガーシェルの内部を綺麗にしておきます
幾らか錆も出ているかと思いましたがそれも無く
良い状態です
ネジの状態にも異常は有りません 綺麗なネジをしています
普段は中々手の入らない所ですから こんな時に
ワックスを掛けておきます
これでハンガー小物の取り外しの作業は終わりです 折角自転車を触るのですから
怪我をしない様に気を付けながら色々な事を感じると良いと思います
次回は今回外した部品達を洗浄してやりましょう
前回の作業 【 チェーンホイール 取外し 四角テーパー 】
次の作業 【 パーツクリーナー 比較 ハンガー小物 洗浄 】