Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

シティサイクル 半年後の点検

2018-05-05 20:09:03 | シティサイクル 塗り替え
昨年の 11月に色の塗り替えに加え一通りの整備をしたシティサイクルが引き渡し後
半年経ったので点検を行いました どの様な調子だったのでしょう





これは新車から 25年経った自転車を全て分解してから 色の塗り替えと
グリスアップを行ったシティサイクルです






25年毎日使い続け 駐輪場にも預けるので色々な所が
傷付き色も剥げていました






後のマッドガードの整備前後ですが かなり錆も発生していました
新しく塗った塗料は艶消しのカーキ色です




そんな自転車も持ち主の元でまた毎日通勤に使われています






塗装に関してはミッチャクロンも使い剥げ難い様に
塗装をしましたが 泥除けなど保管中に他の自転車と
当った所以外は良い状態を保っています






この自転車の整備をした時に 後ろのフリー内部の爪が
片方割れていました、それを溶接しリューターで成形して修理をしています
そのフリーは爪の掛りも良くスムーズな回転をしています 修理後半年経って
も異常がないのでこれは成功だったと言っても良さそうです

その時の修理風景 賭け要素の強い修理でした
【 フリーホイールの修理 良く出来たと思います 】






チェーンの状態ですが 半年経てば多くの物はオイルが枯れています
処がこの Super Lube の超耐久潤滑剤は まだしっとりと潤いを
持っています これは街乗り用の自転車には本当に良い潤滑剤だと
思います 各リンクに 1滴ずつ追加塗布をしておきました




自宅近くの河原で見掛ける草花です
整備後半年経った自転車の出張点検 自分に甘いと言われるかも分りませんが
合格点を与えても良いでしょう 空気がもう少し入っていれば完璧でした。

この塗り替えシリーズはここから始まっています お時間が有ればご覧下さい
【 カーキ色って どんな色ですか 】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自転車の塗り替え 完成写真

2017-11-05 20:28:03 | シティサイクル 塗り替え
新車から 25年が超えたシティサイクルの塗装の塗り替えを行いました 
その様子は毎回ご案内させて頂きました、今回はここで完成した写真を
着手前の写真と見比べながらご紹介させて頂きます




完成写真

持ち主の ERI さんの希望で グリーン系のカーキ色をマット塗装にしています
艶消しを自転車に塗るのは初めてでしたが 落ち着いた雰囲気に仕上がりました


着手前

新車から 25 年経った Miyata ミヤタの完成車 ピンク系の色が塗られていました
多少のメンテナンスをしながら故障も無く頑張っていた自転車です




before after



リアホイール周りはこの様に変わりました 今回は塗装の剥離はせずに
古い塗装の表面を均し下地に使っています







ハンドル付近 ハンドルやステム ブレーキレバーにはマットな黒色を塗り
ベルの樹脂部は自転車と同じ色を塗っています この部分だけでも自転車が
新しくなった様に感じます




メンテナンス



塗装だけでは無く自転車の乗り味に係る部品の整備も行っています 
チェーンは丁寧に洗浄をしてから 用途に応じたオイルで仕上げています









整備については分解した回転部分は全てグリスアップを行っています
そんな中でフリーホイールを分解すると 2個有るラチェット機能の爪の片方が割れていました
アーク溶接で爪を溶接しリューターで爪を成形し修理を行いました これの修理をしたおかげで、
今後、私自身の整備の巾を拡げる事が出来そうです




before after



特に傷みが酷かった後ろの泥除け 錆を落しへこみと曲りを修正しました
私に板金の技術が有る訳では無いので、有る程度は妥協しています
錆の再発に気を付けながら塗装をしました







サドルは本人の希望もあり茶系の物に交換しています この鋲が可愛いと言っています







雰囲気が随分と変わり全く別の自転車になりましたね
作業日数は 9 日間 毎日 7 時間程度の作業でした 材料と手間代を考えると
とても割りの合わない作業です でも所有者も私もそんな事は考えていません
本人は後 20 年乗るって言っています(笑)
皆さんには長くお付き合いを頂き有り難くお礼を申し上げます。

前回の記事 【 シティサイクルの塗り替え計画 完了しました 】

このシリーズは
ここから始まっています 【 カーキ色って どんな色ですか 】

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シティサイクルの塗り替え計画 完了しました

2017-11-01 20:07:25 | シティサイクル 塗り替え
25 年乗り続けたシティサイクルの色の塗り替えを行い 長く皆様にお付き合い頂きましたが
今回の組付けで全てが完了します 完成後の写真は最後になりますがどうぞご覧下さい





ピンク系の塗装がされていた Miyata ミヤタのシティサイクルですが
この様に緑系のカーキに塗り替えました 今回の保安部品等を取付けて完成です






ハンドルにベルを取付けましょう
ベルの樹脂部にフレームと同じ色を塗っておきました








マスキングテープを剥すと綺麗に塗れています
ハンドルに取付けました






シートステーに後ろから視認し易い様に反射鏡を付けます 
これは灰色をしていたので樹脂部に艶消しの黒色を吹きました






マスキングを剥すとこの様に仕上がっています
これを取付けましょう








分解前と同じ場所にしました






ペダルを取付けます ペダルには新しいグリスを入れています






樹脂製の一体構造のペダルです 残念ながら回転部分が
分解出来ない構造でしたが グリスポンプを使いベアリングに
グリスを注入しています
 






ペダルの取付けネジにはグリスを塗布します
一般車でペダルの外れない物を良く見ます 
グリスは固着防止が目的です








ペダルをクランクにねじ込み ペダルレンチでしっかりと
締め込みます ※ 右側は正ネジです






取り付けた後ではみ出したグリスは良く拭き取って
おきます






左側のペダルもネジにグリスを塗り取り付けます
※ 左側は逆ネジです






ペダルレンチを使い締め込みます








ペダルが取り付きました グリスは、はみ出す位
しっかりと使えば良いですね 拭けば綺麗になりますから・・




これでペダルの取付けが出来ました




このバイクスタンドは自転車が直立するので
整備がやり易く作業がはかどりました






元々 LED の補助灯が付いていたので 付けておきましょう






前後のタイヤの空気圧も点検し 空気を入れておきます






サイドスタンドなど部品の駆動部にオイルをスプレー
しておきます ヴィプロスのグレサージュです






最後に鍵を取付けます 新しいリング錠を用意しています






ブレーキを取付け場所にセットしシートステーにバンドで
取付けます






シートステーの左側にもバンドで固定すれば 
鍵の取付けも終りました






鍵のキーホルダーは元の奴を付けました
鈴です




ブロワ―で埃を飛ばします






柔らかいウエスで組立て中に付いたオイルなどを
拭き取っておきます




完成です・・



新車から 25 年経った Miyata ミヤタのシティサイクルです ピンクの塗装は長年使い
錆が出ている所も有り 持ち主の ERI さんの希望で マットなカーキに塗り替えました
限られた時間の中で出来るだけの事はしたつもりです ご覧になって頂いている皆様にも
長くお付き合いを頂き有難うございました 着手前後、 before and after は写真を整理して
また改めてご紹介させて頂きます

前回の作業 【 シティサイクルの組立て ブレーキ グリップ サドル 】

完成後の写真はこちらです 【 自転車の塗り替え 完成写真 】

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シティサイクルの組立て ブレーキ グリップ サドル

2017-10-31 20:07:37 | シティサイクル 塗り替え
自転車塗装の塗り替えに伴い分解した自転車を組立てています すでに 8 割程度は
組めていますが 今回はリアブレーキの調整 ハンドルグリップ サドルの取替えを
行って行きます




前回はフロント周りの組立てが終っています 今回はリアのブレーキワイヤーの
取付けから始めます






ブレーキは左レバーを後ろにします 一般車の殆どが 
右前、左後ろになっています 今回もブレーキワイヤーは
アウターとインナーを新しい物に交換します 特別な物では
有りません、何処ででも買う事が出来る補修部品です






ブレーキワイヤーを仮に取付け後ろブレーキまで
ワイヤーを持って行き長さを決めます 
この時にハンドルを一杯に切ってもワイヤーが無理をしない
長さは必要です ワイヤーが短いと転倒などした時に何処かを
傷める事になります








リアブレーキのアジャストボルトの所でワイヤーをカットします
切り口は内部の金属がいびつに潰れるので これにヤスリを掛けて
平面に仕上げると良いでしょう 内面も細いキリなどで真円に整えています






インナーワイヤーのタイコにはグリスを塗り
ワイヤーにはオイルを塗布します 
それをブレーキレバーに取付けてからリアブレーキの
アジャストボルトまで持って行きます






リアブレーキのワイヤークランプ部にワイヤーを通し
ワイヤーを固定します この時はブレーキレバーを
操作し握り代を確認します 
微調整は後で、アジャストボルトで行えば良いでしょう






このサドルも一度交換していますが 長く使っています
座面のヘタリも出ているので交換します




次は自転車の所有者 ERI さんが新しいフレームの色に合せ
茶色が良いとのリクエストが有りました この鋲も
可愛いのでこれが良いとの事です 残念ながら鋲が
可愛いと言う感性は私には有りません(笑)








サドルを取り外します このタイプのクランプ部はヤグラとか
菊座と呼びます 菊座に使われているナットには 13 mm の
レンチを使います






ナットを充分緩めてサドルを取り外しました




シートピラーのサドルクランプ部の汚れを拭き取り 
全体に錆と固着防止の為にグリスを塗っておきました






新しいサドルを取付け 交換前の高さと前後位置を
復元しています これは分解前に測っておきました






新しいサドルの菊座を固定します サドルは想像以上の
力が掛っています しっかりとネジは締めておきます






次はハンドルグリップを取付けます




これも茶系を探しましたが長さが上手く合うのが
無かったので 一般車用の黒い物にします








グリップの取付けにはパンク修理に使うゴム糊を
使います 古い自転車屋のオヤジさんなんかは
唾で入れていましたが そんな風景はさすがに
今は見なくなりました

ゴム糊を使うのは 競輪で使う長い握りゴムを
入れる時にも古くからやっていました、少なくとも
50年前からやっていた方法で 今でもこの方法は
使います






ゴム糊の量が少ないと途中で止まりますが 適量を
塗っておくと最後まで簡単に入ります




左右のグリップが装着出来ました





自転車の組立てもここまで進み主要部品の取り付けは終わりました
塗り替え前の写真はこの自転車が完成したら比べてみますが 随分雰囲気が
変っています





近くの公園に有った百日紅の種です これから茶色くなり弾けますね
さて長くお付き合い頂いたシティサイクルの塗り替え いよいよ次回で
最後の組立てになります どうぞ完成までお付き合い下さい

前回の作業 【 シティサイクルの組立て フロント周り 】

次の作業 【 シティサイクルの塗り替え計画 完了しました 】

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シティサイクルの組立て フロント周り

2017-10-30 20:03:36 | シティサイクル 塗り替え
自転車の全塗装をしたシティサイクルの組立てを行っています 今回は前カゴの他
ヘッドライト、ブレーキワイヤーの取付け等 フロント周りの作業を行います





ピンク系だった色を艶消しのカーキ色に塗り替えています 全てを分解した自転車ですが
ここまで組立てて来ました 今回はフロント周りの作業を進めます






前回は前後のホイールを取付け チェーンの張り調整も
終らせました フロント周りは現在ブレーキ本体だけが
付いています






カゴは一度交換しているのでそれ程傷みは有りません
取付け用のステーは 錆止めを塗った後、艶消しの
黒色を塗っています 今日はこのカゴも取り付けましょう






カゴを取付ける前にフロントブレーキのワイヤーを
取付けてしまいます カゴが無い方が作業がやり易いでしょう
ワイヤーは新しい物にしますが 特殊な物では有りません
一般的な物で充分使えますし耐久性も問題は有りません
この後ろ用のアウター、インナーセットで 価格が 200円程です
何か信じられないですね






右前(右のレバーが前ブレーキ)で取り付けます
レバーを握るとインナーワイヤーの装着部が出て来ます






装着部にはインナーのタイコが収まる穴が有ります
そこにタイコを収めます






ワイヤーを仮に装着し長さを決定します






決めた長さでワイヤーカッターを使いカットします




切り口はどうしても歪になり潰れてしまいます








切り口の金属スパイラルをヤスリで擦り クジリで
穴を成形しています




競技用自転車では当たり前の様にする作業ですが
一般車でもこの様な積み重ねで良い自転車になって行きます






インナーもそのまま使うのでは無く レバー内部に装着する
タイコにはグリスを ワイヤーにはオイルを塗っておきます






レバー側は先程と同じ様にタイコをセットし 
ブレーキ本体ではアジャストボルトにインナーを通します






インナーワイヤーはブレーキ本体のワイヤークランプに
差し込み 10mm レンチで軽く締めておきます 
そしてブレーキレバーの握り代を確認し 丁度良い所で
本締めします 









インナーは丁度良い所で切ってしまいます
ワイヤーの切り口はほつれやすいので直ぐに
アルミキャップをしておきます






ブレーキのセンター調整を行います 今はこの様に
リムとブレーキゴムの隙間が左右、揃っていません
この様な状態を片効きと言いますね これを左右
揃えてやります






ブレーキのセンター調整は取付けボルトを一旦緩め
ブレーキのシャフトを左右に回す事で行います
最終的に取付けボルトを締め込みますが センターが
出るまで気長にやって下さい






これでセンターが出ました ブレーキに依っては
中々難しい物が有ります、それは個別の癖としか
言えませんがセンターだけは諦めずに調整しましょう






ヘッドライトを取付けます 付ける所はこのブラケットです






取付けはボルトとナットでしっかりと行います
工具は 10mm のレンチです






では前カゴを付けましょう




まずはステーを自転車に取付けます






一旦ハブナットを外し、前カゴのステー 泥除けのステーの
順番に取付け最後はナットです

※ 前カゴのステーと 泥除けのステーの取付け順を間違っています
  フォーク・泥除けステー・前カゴステー・ワッシャー・ナットの
  順番が正解です この作業をされる方はどうぞお気を付けて下さい
  尚、入れ替える写真が無い為、記事はこのまま続けさせて頂きます






反対側も同様にしてナットを軽く締めておきます






先にカゴをヘッド小物に付いているブラケットに
固定します 






裏のナットが共マイすればレンチで押えます
これでカゴの位置が決まりました






ステーをカゴに合せて取付けネジで固定します






最後に左右のハブナットを本締めして完了です




今回作業をしたフロント周りです 少しずつ
自転車らしくなって来ましたね



訂正写真

本文中にも加筆させて頂きましたが 前輪のハブ回りの部品の取付け順を
誤ってご紹介していました 分解前の写真ですが この写真の様に取り付けるのが
正しい方法です ご自分でされる時はどうぞお間違えの無い様にお願い致します





白くて清潔そうな花ですね 気持ちが良いです
ここまで来れば組立てもあとわずかです 次回は後ろのブレーキを仕上げましょう
どうぞ次回もお付き合い下さい

前回の作業 【 シティサイクルの組立て ブレーキ ホイール チェーンの張り調整まで 】

次の作業 【 シティサイクルの組立て ブレーキ グリップ サドル 】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする