自転車のチェーンが伸びたと言われる状態になった時にアウターリンクとインナーリンクでは
違う事が起っています それはどの様な事かご覧頂きます
自転車に使われているチェーンは走行する事に依り各部が摩耗し チェーンを引っ張ると
チェーンが伸びたと表現される状態になります それは全体が均一に伸びるのでしょうか
決してそうでは無い事に気が付いたのでここに書き留めておきます
だだこの記事はチェーンが伸びる原因を理解して頂かないと難しいかも分りません
そこにも少し触れて行きましょう
基本
チェーンの種類は幾つかに別れますが どの様なチェーンも
アウターリンクとインナーリンクで構成されています
伸びの測定
チェーンの伸びをチェックする道具はこの様な物ですが
チェーンのローラーに道具を当てて測定します
測定ヶ所はリンクの中に道具を差し込み ローラー間の距離、
寸法でその判断を行います
伸びる原因
今回の考察をする為に実際のチェーンを使い色々と考えて行きます
これはチェーンのアウタープレートを一ヶ所外し インナーリンクが
見える様にしています
アウターリンクから インナーリンクを外したところですが
使用時にはインナーリンクのブッシュの中にチェーンピンが
差し込まれていてここが屈折を繰り返します
インナーリンクです
インナーリンクのブッシュにチェーンピンが刺さった状態です
クランクを回し前後のギアを通過する時にここが折れ曲がり
ギアを通り越すと真っ直ぐになる事を繰り返します
屈折を繰り返す事でブッシュの内側とピンが摩耗し遊び=隙間が
大きくなります そうしてブッシュの中心に有ったピンが、チェーンを
引っ張る事で芯ずれを起こします これがチェーンが伸びる原因です
ここまではチェーンが伸びる理屈を簡単にまとめました
これ以下は想像力を働かせながら読んで頂ければ幸いです
チェーンの駆動部の摩耗が進んでも アウターリンクに固定された
チェーンピンの位置は変らずそのままです
しかしインナーリンクに差し込まれているチェーンピンは
摩耗で大きくなったブッシュとの隙間分、任意の方向へ動きます
その為チェーンを引っ張るとアウターリンク同士の距離が離れます
この様にチェーンが伸びるとアウターリンクとインナーリンクでは
チェーンピン間の距離に違いが出来ます
そして
チェーンの伸び測定器具の基準になる ローラーの位置を考えた時
インナーリンクではブッシュの位置が変わらないので ローラーの位置も変りません
アウターリンクではチェーンピンがインナーリンクのブッシュ内で
芯ずれを起こす事でローラー間の距離が広くなります
この結果チェーンが伸びるとインナーリンクより
アウターリンクの方がローラー間の距離が広くなります
実際の使用では均等に配置されたギアとの関係で
ローラー間の距離は大切です しかしチェーンの構造上
伸びたチェーンではその寸法に歪みが出るのは仕方が
無い事なんでしょうか
※ 芯ずれはブッシュとローラーの間でも起りますが
それはアウター・インナーリンク双方で同じ影響を与えますので
今回はそれには触れていません
今回の記事は少し理屈っぽくなりお疲れになったかも分りませんね
この現象はチェーンが伸びた時だけでは無く ブッシュとチェーンピンの間に隙間が
有る以上新品の時にも同じ様に起っています ただアウターとインナーリンクの差が大きくなると
変速性能も落ち歯数が偶数のギアでは偏摩耗が大きくなります それを避ける為にも早目の交換が望ましいのでしょう
Kino さん間違っているよ! なんて言う所が有ればコメントでご指摘頂ければ幸いです
チェーンが伸びる現象の原因はこちらで詳しく書いています
過去記事 【 チェーンが伸びるとは その原因と症状 】
違う事が起っています それはどの様な事かご覧頂きます
自転車に使われているチェーンは走行する事に依り各部が摩耗し チェーンを引っ張ると
チェーンが伸びたと表現される状態になります それは全体が均一に伸びるのでしょうか
決してそうでは無い事に気が付いたのでここに書き留めておきます
だだこの記事はチェーンが伸びる原因を理解して頂かないと難しいかも分りません
そこにも少し触れて行きましょう
基本
チェーンの種類は幾つかに別れますが どの様なチェーンも
アウターリンクとインナーリンクで構成されています
伸びの測定
チェーンの伸びをチェックする道具はこの様な物ですが
チェーンのローラーに道具を当てて測定します
測定ヶ所はリンクの中に道具を差し込み ローラー間の距離、
寸法でその判断を行います
伸びる原因
今回の考察をする為に実際のチェーンを使い色々と考えて行きます
これはチェーンのアウタープレートを一ヶ所外し インナーリンクが
見える様にしています
アウターリンクから インナーリンクを外したところですが
使用時にはインナーリンクのブッシュの中にチェーンピンが
差し込まれていてここが屈折を繰り返します
インナーリンクです
インナーリンクのブッシュにチェーンピンが刺さった状態です
クランクを回し前後のギアを通過する時にここが折れ曲がり
ギアを通り越すと真っ直ぐになる事を繰り返します
屈折を繰り返す事でブッシュの内側とピンが摩耗し遊び=隙間が
大きくなります そうしてブッシュの中心に有ったピンが、チェーンを
引っ張る事で芯ずれを起こします これがチェーンが伸びる原因です
ここまではチェーンが伸びる理屈を簡単にまとめました
これ以下は想像力を働かせながら読んで頂ければ幸いです
チェーンの駆動部の摩耗が進んでも アウターリンクに固定された
チェーンピンの位置は変らずそのままです
しかしインナーリンクに差し込まれているチェーンピンは
摩耗で大きくなったブッシュとの隙間分、任意の方向へ動きます
その為チェーンを引っ張るとアウターリンク同士の距離が離れます
この様にチェーンが伸びるとアウターリンクとインナーリンクでは
チェーンピン間の距離に違いが出来ます
そして
チェーンの伸び測定器具の基準になる ローラーの位置を考えた時
インナーリンクではブッシュの位置が変わらないので ローラーの位置も変りません
アウターリンクではチェーンピンがインナーリンクのブッシュ内で
芯ずれを起こす事でローラー間の距離が広くなります
この結果チェーンが伸びるとインナーリンクより
アウターリンクの方がローラー間の距離が広くなります
実際の使用では均等に配置されたギアとの関係で
ローラー間の距離は大切です しかしチェーンの構造上
伸びたチェーンではその寸法に歪みが出るのは仕方が
無い事なんでしょうか
※ 芯ずれはブッシュとローラーの間でも起りますが
それはアウター・インナーリンク双方で同じ影響を与えますので
今回はそれには触れていません
今回の記事は少し理屈っぽくなりお疲れになったかも分りませんね
この現象はチェーンが伸びた時だけでは無く ブッシュとチェーンピンの間に隙間が
有る以上新品の時にも同じ様に起っています ただアウターとインナーリンクの差が大きくなると
変速性能も落ち歯数が偶数のギアでは偏摩耗が大きくなります それを避ける為にも早目の交換が望ましいのでしょう
Kino さん間違っているよ! なんて言う所が有ればコメントでご指摘頂ければ幸いです
チェーンが伸びる現象の原因はこちらで詳しく書いています
過去記事 【 チェーンが伸びるとは その原因と症状 】