使用済みプラスチックからの水素とは、よい発想だと思います。
広がりに期待。
水素パイプラインはひいていないのだろうか?
**********日経20180531******************
水素社会へ施設着々 使用済みプラ由来 川崎のホテルで利用
「水素社会」の実現に向けて、神奈川県内で水素エネルギーの利用・供給施設の新設が相次いでいる。川崎市の臨海部では、水素エネルギーを利用するホテルなどを含む都市開発を大和ハウス工業が進めており、30日、同社と川崎市などが「まちびらき」セレモニーを開いた。県は燃料電池車(FCV)に水素を供給する水素ステーションの建設に力を入れている。
大和ハウスが開発を進めているのは、生命科学分野の企業や研究機関が集積する殿町国際戦略拠点「キングスカイフロント」の「A地区」。同地区内に東急ホテルズ(東京・渋谷)が6月1日、「川崎キングスカイフロント東急REIホテル」を開業する。燃料電池のエネルギー源として、ホテルでは世界初という使用済みプラスチック由来の水素を使う。
延べ床面積約7500平方メートルの5階建てで部屋数は186室。同地区を訪れる研究者・技術者の潜在需要に応える。多摩川を挟んで羽田空港の対岸に位置する立地の良さも売りだ。
使用済みプラスチックを熱分解して製造した水素を使い、東芝製の燃料電池(出力100キロワット)による発電と給湯でホテル全体のエネルギーの約30%を賄う。昭和電工の川崎事業所で使用済みプラスチックから水素を取り出し、アンモニア生産の原料としており、その一部をパイプラインでホテルに供給する。ホテルの宿泊客が使った歯ブラシなども原料として使う。
神奈川県は水素ステーションの設置に力を入れている。4月にはキリンビール横浜工場(横浜市)で、再生可能エネルギーによって稼働する「スマート水素ステーション(SHS)」を県内で初めて設置。通常の水素ステーションは天然ガスなどから抽出した水素を供給するが、SHSは太陽光発電などで水を電気分解するため、化石燃料を使わずに水素を作れる。
水素ステーションは現在、県内に13カ所。県は2020年までに25カ所の設置を目指す。神奈川県のFCVや水素ステーションの普及率は愛知県、東京都に続き全国3番目だ。FCV1台あたり70万円を補助する制度を設けており、17年度末までに約190台に補助した。20年度までに5000台に増やす。
ただ、水素エネルギーの普及にはコストの高さが課題だ。水素ステーションの設置には1カ所あたり3億9000万円かかる。県と経済産業省で2億8500万円を補助するが、1億円以上は事業者の負担だ。県の担当者は「いずれは必要なエネルギーだが、高額なため、本当に普及するか不安視する企業も多い」と話す。
広がりに期待。
水素パイプラインはひいていないのだろうか?
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水素社会へ施設着々 使用済みプラ由来 川崎のホテルで利用
「水素社会」の実現に向けて、神奈川県内で水素エネルギーの利用・供給施設の新設が相次いでいる。川崎市の臨海部では、水素エネルギーを利用するホテルなどを含む都市開発を大和ハウス工業が進めており、30日、同社と川崎市などが「まちびらき」セレモニーを開いた。県は燃料電池車(FCV)に水素を供給する水素ステーションの建設に力を入れている。
大和ハウスが開発を進めているのは、生命科学分野の企業や研究機関が集積する殿町国際戦略拠点「キングスカイフロント」の「A地区」。同地区内に東急ホテルズ(東京・渋谷)が6月1日、「川崎キングスカイフロント東急REIホテル」を開業する。燃料電池のエネルギー源として、ホテルでは世界初という使用済みプラスチック由来の水素を使う。
延べ床面積約7500平方メートルの5階建てで部屋数は186室。同地区を訪れる研究者・技術者の潜在需要に応える。多摩川を挟んで羽田空港の対岸に位置する立地の良さも売りだ。
使用済みプラスチックを熱分解して製造した水素を使い、東芝製の燃料電池(出力100キロワット)による発電と給湯でホテル全体のエネルギーの約30%を賄う。昭和電工の川崎事業所で使用済みプラスチックから水素を取り出し、アンモニア生産の原料としており、その一部をパイプラインでホテルに供給する。ホテルの宿泊客が使った歯ブラシなども原料として使う。
神奈川県は水素ステーションの設置に力を入れている。4月にはキリンビール横浜工場(横浜市)で、再生可能エネルギーによって稼働する「スマート水素ステーション(SHS)」を県内で初めて設置。通常の水素ステーションは天然ガスなどから抽出した水素を供給するが、SHSは太陽光発電などで水を電気分解するため、化石燃料を使わずに水素を作れる。
水素ステーションは現在、県内に13カ所。県は2020年までに25カ所の設置を目指す。神奈川県のFCVや水素ステーションの普及率は愛知県、東京都に続き全国3番目だ。FCV1台あたり70万円を補助する制度を設けており、17年度末までに約190台に補助した。20年度までに5000台に増やす。
ただ、水素エネルギーの普及にはコストの高さが課題だ。水素ステーションの設置には1カ所あたり3億9000万円かかる。県と経済産業省で2億8500万円を補助するが、1億円以上は事業者の負担だ。県の担当者は「いずれは必要なエネルギーだが、高額なため、本当に普及するか不安視する企業も多い」と話す。
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