世界で称賛された日本映画「ドライブ・マイ・カー」濱口竜介監督のハリウッドでの言葉が気になりました。
Q:日本映画は注目されていますか?
監督:注目されているとは感じなかった。
低予算で数多くの作品を生み出している日本ですが国際的には注目されていないのですね。
制作本数からいえば、インド、中国、米国、日本、韓国と続きます。
市場規模では、米国、中国が突出しています。あとは日本、イギリス、インド、韓国が並びます。
入場者数は、インド、中国、米国、メキシコ、韓国、ロシアと続き日本は9位くらいです。インド、中国は人口も突出していますからね。
もちろんインドや中国では娯楽の中心に位置しています。日本映画は日本人自体もあまり見ていないことになります。
日本人俳優を中国などアジアの映画でよくみます。需要があるのでしょう。
ただ、日本では公開されていない場合が多いですね。
理由は、映画に出てくる日本人の役柄があまりよくないのです。例えば中国映画ではよい印象がありません。
米国映画でも歴史物、戦争物では日本人はあまりよく描かれていない映画があるのも事実です。
世界の日本観が垣間見れます。
国産の映画を鑑賞している国というのでは、
イラン(100%)、米国(89%)、インド(88%)、カンボジア(67%)、そのあと日本、トルコ、中国と続きます。
米国の数字には驚きます。外国映画を観ているのはよほどの映画好きということになります。濱口監督の言葉が理解できます。
興味深いのが人口当たりの映画館スクリーン数です。
米国、アイスランド、アイルランド、フランス、オーストラリア、ニュージーランド、ノルウェー、スウェーデン、マルタ、デンマークと続きます。日本はなんと50位です。ここでも米国民の映画好きがわかります。
これは「映画が好きな国民がどれだけいるのか」の実態ではないでしょうか。
ただ、家で映画を観ている人は統計に入っていませんが。
データは、グローバル・ノートからでした。
お読みいただきありがとうございました。
💛ウクライナに平和を💛