岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

伊藤さん無事解放を祈る。

2008-08-26 23:52:36 | 世界のなかま
ペシャワール会のスタッフが拉致されたとのニュースが、今日の午後飛び込んできた。
たまたま休暇をとっていたので、続報を待っていたら、無事解放のニュースが
午後8時過ぎにアフガニスタン政府から伝えられた。
やったと思ったが、確認できていないというコメントが入り、少し心配したが、
アフガニスタン政府から連絡が誤報とわかった。
錯綜する情報に振り回される。

ペシャワール会の活動は有名だ。
中村哲先生の講演を京都のノートルダム女子大に聴きに行ったことがある。
すごい人だと思った。2003年頃だった。

先生は、米軍の介入に否定的だった。
うまくいくはずがないとのこと。
ペシャワール会が井戸や水路を掘って、水源を開発する活動は現地でも高く評価されていた。

タリバンを観ましたか?
という質問には、タリバンとの接触はないということだった。
そして、アフガンでは、どこにでも隠れることができる。
ビンラビンを捕らえることなど100%不可能だと言われていた。

日本でアフガニスタンを想像することなど不可能だと思う。
先生の言葉、一つひとつが聞き逃せなかった。

その後、先生の見方通りに事態は進行していった。
ペシャワール会のスタッフは現地の人々によって守られていた。
今回は不幸にも事件が起こってしまったが、救出に村民が駆けつけていることから
信望の厚さがわかる。

犯人が無理な要求を取り下げて、一刻でも早く伊藤氏を解放することを祈る。

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