岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

『峠うどん物語』 重松清 著

2013-07-17 10:49:13 | 
「峠にうどん屋」というと、讃岐うどんを思い出してしまう。
私の思い込みでしかない。
この物語には方言は登場しないのでどの地方の話かわからないのだ。

峠にうどん屋があって、そのうどん屋の傍に、市営斎場ができてしまった。
うどん屋の名前は「長寿庵」だったのだが、これはまずいと「峠うどん」と変えてしまった。

おじいちゃんがおばあちゃんと一緒に切り盛りしている。
孫娘の「よっちゃん」が街から手伝いにやってくる。

おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん。そして『峠うどん』の暖簾をくぐるたくさんの人たちが教えてくれる、命についてのことー。

帯より

2006年~2008年にかけて「小説現代」に掲載された小説を単行本として出版された。
発行は、2011年8月18日です。
東日本大震災から5か月後です。

命の意味を考える本です。


峠うどん物語(上)
重松 清
講談社


峠うどん物語(下)
重松 清
講談社


上下巻ないと、峠うどんにならないのだ。


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