この映画を観て一番の思ったことは、韓国は元気、大丈夫ということです。
映画を観た後の場内は、映画を堪能した雰囲気が溢れていました。
実はこれはあまりないことなのです。
私もなにか元気をもらいました。
韓国で大ヒットしているそうですが、日本では韓国映画を上映する映画館が少ないのが残念ですね。
主演は、チェジュンソクとユナ。
ユナは少女時代のセンターだったそうです。知りません。
でもよかったですよ。
ストーリーはシンプルです。
言ってしまえば、襲ってきた有毒ガスから逃げまくるという話。
でもこれが面白くなるのが力量ですね。
有毒ガスってなんだろうと思いますね。
ご存知のように韓国ではフッ素水素酸(有毒ガス)の事故がありました。
地域が汚染され死亡者も出ました。
フッ素水素は昨年日本が韓国に輸出することを制限(厳格化)した物質ですが、猛毒ですね。
ということで日本のサリン事件とともにリアリティのあるテーマです。
防災という視点からの見方もできます。
この有毒ガス事故は、会社に恨みをもつ男が化学会社の玄関にタンクローリーを停め、積載物の有毒ガスを放出することから始まります。
このガスは下にたまる性質があり、段々と上昇していきます。
人びとはビルの上に逃げていくしかないないのです。
洪水や津波に近い避難方法です。
主人公の男性(仕事につけない)は、母親の古希の祝いのためにビルの一室にいました。
そこに有毒ガスが押し寄せるのです。
ユナはその宴会場の副所長という役です。
二人は、同じ大学の山岳部員だったのです。
偶然にあったのです。
そして、ダメ人間だったはずの彼が彼女とともにクライミング技術を駆使して、
人々を救いながらも、自らは一段と窮地に陥っていくというまさにサバイバル映画なのです。
もちろん、ハラハラドキドキシーン満載です。
私もクライミングしますが、ロープも使えない場面設定もあり、特殊撮影でカバーしたようですがリアルでした。
このあたりでストーリー語りは止めておきます。
結構ほっこりする場面もあり、韓国の家族愛の強さも観ることが出きます。
日本人に比べ喜怒哀楽の表現が溢れていますが、それがわかりやすいですね。
日本映画を観ていると、そのあたりが分かりにくいです。
日本人の私でもわかりにくい。
感情は表さないと世界の人にはわかりませんね。
いやー面白かったです。
お読みいただき有難うございました。