今日は午後から実習生と家庭訪問しました。
訪問する前に、簡単なレジメをつくって読み合わせをしました。
内容は、地域を知る
1. 地域の歴史 地域の変遷(地誌):人々の移動、人々の暮らし
2. なぜ、家庭訪問をするのか? ともに生きる人間としての信頼関係の構築
3. 家庭訪問から何を学ぶか。
自転車に乗って、2人の利用者を訪問しました。
旭川沿いに北上しました。
地区の特徴などを石井十次やぺティ・アダムスの活躍した場所も指し示たりして説明しました。
が、どうもピンとこないようすです。
家庭訪問が終わり、木陰で話し合いました。
どんどん質問してくれるので答えるかたちで1時間ほど話しました。
介護保険に関してずいぶん細かなことまで質問です。
認定審査会のこと。認定の有効期間のことなどです。
先生にすべて教えてもらいなさいと言われたとのこと。
私の答えられる範囲で答えましたが、今度はこちらが質問したくなりました。
「もっと大きなことをまず勉強してはどうですか?」
「えー、大きなことってなにですか?」
今度は私が口ごもります。
「福祉とはなにかとか、歴史からなにを学ぶかです」と応えました。
どうもピンとこないようです。
私はピンときました。
「そうか、大きなことは学んでいないんだ」
実は実習のテーマを読むと、ずいぶん細かなこと(失礼!)を課題にしています。
地元の大学でありながら、地域の社会福祉の先人や先進的な制度をきちんと勉強していないのでは。
「福祉とはなにか」という基本的な問いかけや、歴史的考察が抜けているのではないか。
もしかすると、教員に「福祉原論といわれる部分」の深い考察がないのではと思ってしまいました。
この8月には実習の本番があります。
その時、実習生と熱く語ってみましょうか。
※写真は京都市内春日学区。福祉の先進学区です。学童クラブとデイケアセンターが併設ですね
コメントありがとうございます。
受け入れる側のなかなか体制がととのはないですね。
今回の実習は、プレ実習で5日間ですね。
本番は8月末から4週間です。
プレ実習にはテーマはあるのですが、まずは
5日間実習して、本番に備える(テーマ変更も)ことになるのでしょう。
確かに私たちも刺激になりますね。
本番が楽しみです。
かえって、それは利用者さんに迷惑をかけてしまうのかな?
と思う時もありますが、
なかなか、直接、高齢者のかたと接する事の少ない世代。
少しでも、高齢者の生の声を聴いて欲しいです。
そして、何かを感じて欲しいと思います。
それはさておき、
私のような、民間の一居宅介護支援事業所には、
そのような実習生が来られることがないので、
うらやましいです。