佐藤雅彦さんのFB・タイムラインからです。
認知症の私からあなたへ 20のメッセージ
佐藤雅彦 (英訳・小竹朝子)
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1 認知症になりたくてなる人はいない。
2「二重の偏見」が私たちの力を奪う。
3 できなくなったことを嘆くのではなく、できることに目を向ける。
4 認知症になっても、新しく覚えられることがある。
5 記憶が消えても、記録は残る。
6 認知症にともなう困りごとは、知恵と工夫で乗りきれる。
7 いまの苦難は永遠に続くのではないと信じる。
8 自分が自分であることは、何によっても失われない。
9 人は、何ができなくとも、価値のある尊い存在である。
10 認知症になると、不便だけれど、不幸ではない。
11 ちょっとした手助けがあれば、いろいろなことが楽しめる。
12「できること」ではなく、「したいこと」をすればいい。
13 一人ひとりの「認知症」がある。
14 私には私の意思がある。
15「してもらう」「してあげる」より、「一緒にしたい」。
16 他人から何かをしてもらおうとするのではなく、他人に何ができるかを考える。
17 私たちは単なる介護の対象ではなく、私たちが形成する社会の一員である。
18 勇気をもって、自分が感じていること、思っていることを伝える。
19 当事者が声をあげれば、世の中は変わる。
20 認知症になっても暮らしやすい社会をともにつくろう。
Twenty messages from a person with dementia
Masahiko Sato (translated by Tomoko Otake)
1 Nobody chooses to get dementia.
2 “Double prejudice” robs us of our power, not the illness itself.
3 I focus on what I can do, instead of mourning what I can do no longer.
4 I can learn new things even after getting dementia.
5 I may lose my memory, but records of my life remain.
6 I can overcome inconveniences caused by dementia with wisdom and ingenuity.
7 I believe that this suffering will dissipate some day.
8 I am who am, and nothing will change that.
9 People are valuable, regardless of ability.
10 Life with dementia is inconvenient, but not unhappy.
11 I can enjoy life with just a little bit of help.
12 I’ll do what I want to do, not what I can do.
13 Life with dementia varies from person to person.
14 I have a will of my own.
15 I’d rather do something with you than have you do it for me.
16 I think of what I can do for others, not what others can do for me.
17 We are not just subjects of care; we are part of our society.
18 I muster up the courage to tell others how I feel and think.
19 If people with dementia speak out, society will change.
20 Let us together create a world where people can live happily with dementia.