岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

『共生原論ー死の質、罪の赦し、可傷性からの問いー」 加藤博史著

2012-11-29 19:12:37 | 
晃洋書房 2011年2月出版

タイトルも驚きますが、内容は私にとってはとても重要なものです。

加藤博史さんには「福祉哲学」(2008年)という著書があります。
根源的な問いかけをされる方です。
現在、龍谷大学の教授であり、たしか同志社で学んでいらっしゃる。
キリスト教と仏教ともにとても造詣の深い方です。

研究会でお会いすることもありますが、この本に書かれたような深い思考をされるかたとは。
驚きです。

この本も図書館に書棚にありましたが、購入しなくてはなりません。

目次だけでも紹介します。

序章 社会福祉の定理と位相
第1章 自己実現目的とQOL
第2章 死の質(QOD)向上のための信仰風土と家族介護
第3章 臨終の様態の変遷と自己決定権の保障
第4章 氾濫する死に方論と喪の仕事の劣化
第5章 死の質の外的、内的要因と文化的条件
第6章 余命告知に関するデス・エディケーション
第7章 専門ソーシャルワーカーの必要性と課題
第8章 更正とは何か
第9章 明治・大正期の教護と教誨
第10章 明治期教護の意義と今日的課題との対話
結章 子殺し・自傷を克服する社会の創造

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