岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

『被災の思想 難死の思想』 小田実著 

2013-06-07 16:35:49 | 
小田実は作家であり市民運動家だった。
東日本大震災後の今、彼の不在を思う。

小田実は、生涯で二度の大災害に遭遇している。
一度目は大阪大空襲である。
この体験が小田実の思想の源となる。
彼がぶれなかったのはこの原点への回帰によってであるのかもしれない。
二度目は、阪神淡路大震災の体験である。
震災後の日々を綴ったのが『被災の思想 難死の思想』 だ。

松岡正剛が『被災の思想 難死の思想』について書いている。
千夜千冊の1432夜である。
書評というより抜き書きだが、それはそれで価値がある。
本のエキスと言っていい。

被災の思想 難死の思想
小田 実
朝日新聞社


小田実のホームページは今も生きている。


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