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16年前を思い出します。
昨夜から京都の自宅に滞在しています。
朝、5時30分過ぎから起き出し、5時45分をむかえました。
16年前、この京都の自宅で阪神淡路大震災のゆれを体験しました。
震度5でした。
兵庫県の現場に入ったのは翌日の18日。
大阪府から兵庫県に入ると様相が一変し、今まで見たことのないような建築物や道路、河川護岸の崩壊が
そこここに見られました。
電車は西宮と途切れ、人々は10km以上歩いて神戸の中心に向かっていました。
16年を経過し、目に見える街はかつて以上にきれいになっています。
しかし、人々の心の傷はそのように快復することはありません。
昨日は、早朝に岡山から神戸に向かいました。
途中、雪が深くなり線路のポイントが凍結し、運行が大幅に遅れました。
須磨アルプスを歩きました。
尾根を歩くと冷たく強烈な風に悩まされました。
下山路は、JR新長田駅にとりました。
この街は震災時は火災で壊滅状況になりました。
今は、再開発が進み、昔日の風景を見つけることはできません。
解体→再生という「再建のかたち」です。
駅前に置かれた「鉄人28号」を見上げて、この街を後にしました。
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