岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

アイヌの生活実態把握へ=有識者懇が初会合

2008-08-11 20:18:12 | 北海道とアイヌ
8月11日19時55分配信 時事通信

アイヌ民族の権利回復や地位向上について審議する政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」
(座長・佐藤幸治京大名誉教授)の初会合が11日後午後、首相官邸で開かれた。
会合では、来年夏ごろのアイヌ政策に関する提言取りまとめに向け、北海道の現地視察を通じて
アイヌの生活実態を把握することや、他国の少数民族政策を調査することを決めた.

※何気ない記事だが、懇談会の委員次第では、画期的なことができる。
日本におけるマイノリティ問題を検証できるか。研究者の力が試される。

懇親会メンバーは以下のPDFで見ることができる。
http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/rireki/2008/07/01siryou.pdf

写真はオホーツク海の流氷。アイヌはこの海を越えて北海道にやってきた。
酷暑の夏向きの写真ではないでしょうか。

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2 コメント

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ハンセン病の問題との共通点 (bonn1979)
2008-08-12 09:55:03
私も
かって5年間北海道に住んだのですが
アイヌの問題は深まりませんでした。

この政府の有識者懇談会メンバー
8名中、アイヌの方は加藤氏だけだという。

昔住んでいた当別町(とうべつ)は、
アイヌ語の「沼から来た川」の意味と教わる。
たしかに、沼と川が多い。

学生の発表で
アイヌ語を挿入したものがあったときは
教室が一瞬静まったです。

貴ブログを読むにつれ、
ハンセン病やアイヌの問題を自分の問題と意識できることが「社会福祉学」を学ぶ第一歩だと気がつきました。
(すでに、2005年10月の3回の記事で問題提起されている)
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自分を括弧にいれない。 (岩清水)
2008-08-12 19:42:32
コメントありがとうございます。

自らを課題の中に置く。
自らを加害者の一人であるという視点に立つ。

多くの人からは自虐的な考えではないか、
といわれると思います。
ある思想の人々からは自虐的歴史観と呼ばれます。
では、私の思想は自虐的なのでしょうか。
そうではないと後押ししてくれる本が、
細川瑞子先生や加藤博史先生の本だと思っています。
もちろんbonn1979さんもそのような方だと
勝手ながら考えています。
このようなことを考えさせてくれるブログとは
何なんでしょうかね。
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