これが「真空地帯」です。落選された皆様へ。

選挙をたたかった皆様へ。

参議院選挙開票の熱狂と落胆の時間が過ぎ、奇妙な沈黙が訪れている。

大きな地震の後の静けさのよう。

勝者は、次の数手を考える時間が欲しい。

敗者は、まず痛手から立ち直らなくてはならない。

「敗者は復活すべきだ」という真理を信じることができるか、試される。

評者は様々な分析をするが、後出しじゃんけんをするなら今ではない。

たたかった人々の気持ちはどうだろうか。

勝ち方はどうだったか。

負け方は納得できるのか。

祭りの後は、けだるいものだが、それは勝者の感覚に近い。

敗者は、深い淵のほとりに佇むしかない。

ステップとしての敗戦ならいい。

そうでない敗者にとっては、この先が読めない「真空地帯」だ。

政治家にとって選挙という洗礼は並大抵のものではない。

選挙途中でこそこそと逃げた候補をほとんど知らない。

ただし、これは選挙区選挙の話。比例区は別。

そして、当選後に目くるめくような栄誉が与えらるかといえばそんなことはない。

「信念」なくしては、とてもできない仕事だと思っている。

落選された皆さん、本当にお疲れさまと言いたい。

疲れを癒した後は、再度の挑戦を期待していますよ。