北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

ニッチを探せ

2007-04-06 23:23:50 | Weblog
 関東のさわやかな快晴の一日。気温も上がって暖かくなりました。春だなあ。

【ニッチを探す】
 昨日は小田急線の混雑について書きました。さすがに大都会の通勤ラッシュは地方では味わえない体験です。

 北海道のイナカモンにとってみると、大都会はさも恐ろしいところのように思えるのですが、よくよく観察してみるとこれがまた結構面白い対象です。

 泥炭地とハルニレやミズナラ林の代わりに、都会のシステムというジャングルがあるようなものと考えれば、自分にとって未開拓の世界があるということ。まずは恐れずにジャングルに飛び込んでみることかな。

 さて小田急線。果たして日本一かどうかはよくわかりませんが、混雑率が大きいのはわかりました。

 しかしただ漫然と「混んでるー!つらいー!」などと天を仰いで恨み言を述べても仕方がないので、どうしたら少しでも快適になるのかということを、いろいろと探ってみるのがよいでしょう。

 ニンテンドーDSの「脳を鍛える」シリーズで有名な川島隆太教授も、「通勤経路を変えてみると脳が鍛えられますよ」などと教えてくれています。まずは、通勤電車を多面的に捕らえてその実態を把握することが大事です。

 そこで早速この三日間は通勤時間帯のなかで、乗る電車を変えてみてどの電車がどのような感じかをみてみました。

 朝乗る駅で、8時10分ころの電車に乗れば朝の出勤時間に間に合うのはわかったので、少しずつ電車を早めてみて混雑の度合いや接続の有利・不利を見ています。

 小田急線は、途中の代々木上原で地下鉄千代田線として、新宿へ行かない電車もあるので要注意だとか、どこでどう乗り換えるのかが便利かが少しずつわかってきました。

 小田急線は大抵、各駅停車が8両で準急、急行、特急などは10両編成なのですが、混雑度でいうと真ん中は明らかに不利。駅でもさかんに「最後尾方面は比較的空いております。分散乗車にご協力をお願いします」と叫んでいます。

 (なるほど、では乗る車両を変えてみよう)ということで、昨日は最前列車両に、今日は後ろの車両に乗ってみました。

 小田急線も朝の通勤時間帯は、最後尾の1号車は女性専用車両になるので要注意です。昨日のネットニュースでは、「<女性専用車両>利用できるのに…視覚障害の男性、困惑」として、実は男性でも障害のある人は女性専用車両を利用できるようなのですが、それが周知されていないためにいたたまれない思いをした視覚障害を持つ男性の話を載せています。なるほどねえ。


 ところがこの最後尾の一両手前というのは確かに穴場で比較的空いているのでした。連結部付近には立たないように、という注意書きがあるものの、特にその付近には余裕がありそうです。カバンさえ荷棚に乗せることができれば、それほどの苦しい状況ではありません。特に代々木上原では多くの乗客が降りてしまって、新宿までの一駅はどうということもない状態になりました。

 どこの世界にもニッチ(すきま)な部分はあるものです。なんとかしてこういうところが探せると、全体をマクロ的に見ると大変だったり苦労が多いことでも、案外苦しまずにすむものです。

 ニッチを生み出すのも、人が多い都会ならではという思いもありますが、どのあたりにニッチがあるのかということをアンテナを張って柔軟に考えられると、いろいろなことが見えてくるものですね。

    ※    ※    ※    ※

 私の勤務先は、本務地が新宿なのですが、横浜の本社に兼務が掛かっているので、週のうち1~2日は横浜へ向かいます。

 今日は横浜の職場で歓迎会を開いてくれました。横浜の馬車道界隈を歩いていると、歴史を上手に活かした風景づくりが良くできています。

 今度は横浜もレポートしなくてはね。
コメント (4)
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