今日は絶好の陽気の中、初めての東京ウォーク。たくさんの町を知りたいものです。
【歩いて歩いて…】
今日の朝は、6時前に目が覚めました。ご飯を食べておにぎりを作り、掃除をすると町へ飛び出すことにしました。
今日はまず定期の使える区間から開始することにして、8時半に家を出発。外は薄曇りですが気温もちょうど良い行楽日和です。
まずは代々木上原駅に降りることに。今日はそこから代々木公園や明治神宮、新宿御苑方面へ向かおうという計画です。
小田急線代々木上原駅はどうということもない高架の駅。地図を眺めながら、駒場公園へと向かいました。
隣に東大の先端科学センターがある駒場公園は、目黒区で二番目に大きい公園なのだとか。
あまり訳も分からずに地図を見ていると「旧前田侯爵邸洋館」とあったので、行ってみることにしました。
見ると実に立派なお屋敷。中の見学は無料だというので、早速入らせてもらうことにしましたが、写真を撮って良いものかどうかを事務室の中にいたご年配の女性に尋ねてみました。
すると、「営業用では困りますが、個人でお使いになるのでしたら結構ですよ」とのこと。そうですか、と中に入ると、その女性がわざわざ部屋から出てきて、「最近は業者さんが本格的な機材を持って撮りに来られることが増えてきたんです」とのこと。
洋館の中は、それはそれは上品で、和洋折衷様式の豪華なつくりです。
そして業者の撮影が駄目な理由というのは、「最近はブライダル産業から依頼が来て、このお屋敷を借り切って新郎新婦やご家族の写真を撮るというご商売が増えているんですよ」とのこと。
なるほど、豪華な衣装にはそれが映える舞台装置として豪華なお屋敷が必要というわけ。
特に緋毛氈を敷いて、螺旋状に昇って行く階段などは実に美しいもので、見とれていると、「このお屋敷で、先日、『華麗なる一族』のロケもあったんですよ。鈴木京香さんのご自宅、という設定でしたけど」
「おや、それはすごいですね」
「ええ、一日貸し切りにしてずっと撮影されていたので楽しみにしていたんですけど、放映されたのはたった30秒で、ちょっと期待はずれでしたけど、ホホホ…」
ここにお屋敷を建てられたのは、加賀前田家十六代当主の前田利為(としなが)候とのこと。前田侯爵は一時ロンドンで駐在武官をしていたということもあって、西洋の様式をふんだんに取り入れた建物になったのだそう。
残念ながら前田侯爵は昭和17年に戦地ボルネオで飛行機事故のため帰らぬ人となり、建物も敗戦と共に米軍に接収され連合軍司令官の官邸として使われたという歴史もあるのです。
家や庭の管理のための使用人だけでも150人はいたと言いますから、昔のお金持ちがどれだけのものであったかと、驚くばかり。
最近の金持ちは、こういうような後世に残るような事業をしないのが残念です。
※ ※ ※ ※
続いては代々木上原駅から一駅電車に乗って代々木八幡駅で下車。
代々木八幡というからにはどこかに八幡神社があるのだろうと地図を見ると、やはり近くに代々木八幡神社がありました。
駅から徒歩10分ほどで詣でてみると、小さな神社。縁起を読むと、なんと鎌倉時代に鎌倉二代将軍頼家の死をはかなんで遺臣が勧進したとのこと。随分古い神社だったのですねえ。
ところで、「代々木」はなぜ「代々木」なのか。それは、現在の明治神宮御苑の東門近くに、「代々の大樅」といわれたモミの木があって、その名が由来といわれているのだとか。
戦災で失われたとのことですが、井伊家の下屋敷があったころの大樅は、当時の記録に残るほど大きなもので、黒船が江戸湾を測量していたころ、その動静をこの木の上から見張らせ、桜田門外の上屋敷に報告させたという記録もあるそうですよ。
※ ※ ※ ※
ここから先はひたすら徒歩の旅。平地を歩く登山そのものです。
代々木公園~明治神宮~国立競技場~新宿御苑と、てくてく歩き、だんだん足が棒になってきました。
新宿御苑では昨日安倍総理主催の桜を見る会が催されたというニュースが流れていましたが、なるほど、まだ八重桜やしだれ桜などは美しい花盛りでした。
都内のこんな一等地の憩いの場なら、入園料200円は安いものです。
さて、今日の最後は新宿西口で、パソコンの音を出すサウンドボードの購入です。5千円くらいは覚悟したのですが、2千円弱のごくごく安いボードがあったのを発見して、ヨドバシのポイントで買いました。
家に帰ったのは5時過ぎ。約8時間は歩きづめに歩いたということでしょう。平均時速2kmとすると約10km以上は歩いたと言うことになります。さすがに疲れが溜まっています。
それでも、代々木公園や明治神宮、新宿御苑と、いままでいこうとしてもなかなか行く機会のなかった場所を訪ねることができ、満足です。
来週はどちら方面に足を伸ばしましょうか。下町の商店街の風情なんかも見てみたいですね。
【歩いて歩いて…】
今日の朝は、6時前に目が覚めました。ご飯を食べておにぎりを作り、掃除をすると町へ飛び出すことにしました。
今日はまず定期の使える区間から開始することにして、8時半に家を出発。外は薄曇りですが気温もちょうど良い行楽日和です。
まずは代々木上原駅に降りることに。今日はそこから代々木公園や明治神宮、新宿御苑方面へ向かおうという計画です。
小田急線代々木上原駅はどうということもない高架の駅。地図を眺めながら、駒場公園へと向かいました。
隣に東大の先端科学センターがある駒場公園は、目黒区で二番目に大きい公園なのだとか。
あまり訳も分からずに地図を見ていると「旧前田侯爵邸洋館」とあったので、行ってみることにしました。
見ると実に立派なお屋敷。中の見学は無料だというので、早速入らせてもらうことにしましたが、写真を撮って良いものかどうかを事務室の中にいたご年配の女性に尋ねてみました。
すると、「営業用では困りますが、個人でお使いになるのでしたら結構ですよ」とのこと。そうですか、と中に入ると、その女性がわざわざ部屋から出てきて、「最近は業者さんが本格的な機材を持って撮りに来られることが増えてきたんです」とのこと。
洋館の中は、それはそれは上品で、和洋折衷様式の豪華なつくりです。
そして業者の撮影が駄目な理由というのは、「最近はブライダル産業から依頼が来て、このお屋敷を借り切って新郎新婦やご家族の写真を撮るというご商売が増えているんですよ」とのこと。
なるほど、豪華な衣装にはそれが映える舞台装置として豪華なお屋敷が必要というわけ。
特に緋毛氈を敷いて、螺旋状に昇って行く階段などは実に美しいもので、見とれていると、「このお屋敷で、先日、『華麗なる一族』のロケもあったんですよ。鈴木京香さんのご自宅、という設定でしたけど」
「おや、それはすごいですね」
「ええ、一日貸し切りにしてずっと撮影されていたので楽しみにしていたんですけど、放映されたのはたった30秒で、ちょっと期待はずれでしたけど、ホホホ…」
ここにお屋敷を建てられたのは、加賀前田家十六代当主の前田利為(としなが)候とのこと。前田侯爵は一時ロンドンで駐在武官をしていたということもあって、西洋の様式をふんだんに取り入れた建物になったのだそう。
残念ながら前田侯爵は昭和17年に戦地ボルネオで飛行機事故のため帰らぬ人となり、建物も敗戦と共に米軍に接収され連合軍司令官の官邸として使われたという歴史もあるのです。
家や庭の管理のための使用人だけでも150人はいたと言いますから、昔のお金持ちがどれだけのものであったかと、驚くばかり。
最近の金持ちは、こういうような後世に残るような事業をしないのが残念です。
※ ※ ※ ※
続いては代々木上原駅から一駅電車に乗って代々木八幡駅で下車。
代々木八幡というからにはどこかに八幡神社があるのだろうと地図を見ると、やはり近くに代々木八幡神社がありました。
駅から徒歩10分ほどで詣でてみると、小さな神社。縁起を読むと、なんと鎌倉時代に鎌倉二代将軍頼家の死をはかなんで遺臣が勧進したとのこと。随分古い神社だったのですねえ。
ところで、「代々木」はなぜ「代々木」なのか。それは、現在の明治神宮御苑の東門近くに、「代々の大樅」といわれたモミの木があって、その名が由来といわれているのだとか。
戦災で失われたとのことですが、井伊家の下屋敷があったころの大樅は、当時の記録に残るほど大きなもので、黒船が江戸湾を測量していたころ、その動静をこの木の上から見張らせ、桜田門外の上屋敷に報告させたという記録もあるそうですよ。
※ ※ ※ ※
ここから先はひたすら徒歩の旅。平地を歩く登山そのものです。
代々木公園~明治神宮~国立競技場~新宿御苑と、てくてく歩き、だんだん足が棒になってきました。
新宿御苑では昨日安倍総理主催の桜を見る会が催されたというニュースが流れていましたが、なるほど、まだ八重桜やしだれ桜などは美しい花盛りでした。
都内のこんな一等地の憩いの場なら、入園料200円は安いものです。
さて、今日の最後は新宿西口で、パソコンの音を出すサウンドボードの購入です。5千円くらいは覚悟したのですが、2千円弱のごくごく安いボードがあったのを発見して、ヨドバシのポイントで買いました。
家に帰ったのは5時過ぎ。約8時間は歩きづめに歩いたということでしょう。平均時速2kmとすると約10km以上は歩いたと言うことになります。さすがに疲れが溜まっています。
それでも、代々木公園や明治神宮、新宿御苑と、いままでいこうとしてもなかなか行く機会のなかった場所を訪ねることができ、満足です。
来週はどちら方面に足を伸ばしましょうか。下町の商店街の風情なんかも見てみたいですね。