北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

新生JALの復活鶴丸初号機、釧路へ到着

2011-02-28 23:46:33 | Weblog
 新生JALの明るい話題、復活した「鶴丸」ロゴによる初号機が釧路空港にやってきました。

 初号機はボーイング767ー300ER型機という新鋭機で、前回書いたように初フライトをツルにあやかって釧路へやってきました。

【JALの鶴丸復活。初号機ツアー、本当は…】 http://bit.ly/e5Wxnl

 空港ではJAL初号機を待つ間に地元観光圏のシンボルマークとイメージキャラクターの発表が行われていました。

 新しいキャラクターについては、タンチョウヅルをモチーフにしたゆるキャラで実に偶然なことにその名も「(ひらがなの)つるまる」という名前でした。今後阿寒・弟子屈地域での観光PRに使われてゆくことでしょう。どうぞよろしくお願いします。


                 【ゆるキャラの「つるまる」】


    ※     ※     ※     ※     ※

 
 さて、初号機は釧路空港へ15時25分に到着した後、二班に分かれてタンチョウヅルの保護活動が行われている鶴居村へ向かい、そこでタンチョウヅルの観察を楽しむこととなっていました。

 ところがキャラ発表の式典が終わったころに「羽田空港が悪天候で出発が大幅に遅れるらしい」という連絡が入りました。なんと羽田空港でヒョウが降り、機体に氷がついてしまったのを除去するのに時間がかかってしまい、出発が一時間遅れたとのこと。

 飛行機が釧路へ到着した後は鶴居村の伊藤タンチョウサンクチュアリへ行くこととしていたのですが、鶴居村までは片道45分かかるために到着が1時間も遅れてしまっては折り返しの飛行機の時間に間に合いません。

 しかしながら折角鶴丸に乗ってきてツルを見るツアーなのですから、なんとしてもツルを見ていただこうということで、急きょ事務方で協議して近場の施設でツルを見ていただけるように再検討をしました。

 その結果、一班は阿寒国際ツルセンターへ向かい、二班は丹頂鶴自然公園へと向かいツルの姿をカメラに収められるように対応しました。後は飛行機が到着するのを待つばかりです。


    ※     ※     ※     ※     ※


 やがて当初の予定から1時間遅れて、16時25分に鶴丸マークを背負った初号機が釧路空港に降り立ちました。展望デッキにはカメラを抱えた航空ファンが集まって次々にシャッターが切られていました。


                 【鶴丸到着!】


                 【記念放水のアーチをくぐる鶴丸】


                 【鶴丸、エプロンに到着】



 到着した鶴丸初号機は消防車の記念放水のアーチをくぐりながらエプロンまでやってきました。最新機には白い機体に赤い鶴丸がくっきりと描かれて実に美しい姿です。

 乗客が飛行機から降りてロビーへ出るところでは、地元幼稚園の子供たちや関係者が小旗を振ってお出迎えをしました。乗客の皆さんは子供たちの歓声に一瞬驚いたようですが、すぐに笑顔に変わって子供たちの姿をカメラに収める人もいました。


                 【子供たちの歓声が乗客を迎えます】

 
 到着後は慌ただしいけれどほぼ日没です。早く現地に向かわなければなりません。バスに分乗すると目的地に向かいます。夕日に映える鶴丸もきれいです。


   


 私も同行した丹頂鶴自然公園では、日も落ちてしまって暗くなる中ではありましたが、なんとかツルの姿をみることができました。乗客の方は「きれいだね」と喜んでくださって、とりあえずツルにあやかったツアーは形が整いました。とりあえず良かった。


                 【丹頂鶴を見ることができてとりあえず良かった】



    ※     ※     ※     ※     ※


 ツル見物ツアーから帰った後は、釧路市とJALとの間でセレモニーが開かれ、JALの大西社長からは「今日は美しいタンチョウが飛び立つ様子を見ることができました。私たちは新生JALとして、その姿に未知の領域へ飛び立つ勇気をいただきました」とのコメントが寄せられました。

 同時に大西社長から蝦名市長には、記念品として今日到着した鶴丸初号機のプラスチックモデルが贈られセレモニーは無事終了。


                 【大西社長からは記念のプラモが贈られました】



 当初予定よりも出発を30分遅らせた初号機は関係者の見送りを受けながら東京へと戻っていきました。

 今回の初号機はこれから先は国際線の飛行機として用いられることから、釧路空港で見るのはこれが最初で最後のことでしょう。

 日本の瑞鳥丹頂鶴を背負って、世界中のお客様を安全に運んでほしいものです。


 今回のツアーでは予期しない出来事もありましたが、様々な障害を乗り越えて力強く羽ばたく姿を象徴する新生JALによる鶴丸初号機のツアーとして乗客の皆さんの心に残ることでしょう。

 頑張れ新生JAL!頑張れ鶴丸!
 

                 【尾翼には鶴丸がライトアップされています】



【JALが復活「鶴丸」1号機披露】Jcastニュース
  http://bit.ly/gXnnq8
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする