北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

北のビーナス冬まつり~音別地区の冬の楽しみ

2011-02-13 23:38:33 | Weblog
 昨日の嵐も収まって、今日は音別地区の催し「北のビーナス冬まつり」へ出かけてきました。

 このイベントは今年で八回目となる冬のお祭りで、寒い時期に負けずに地域で遊ぼうという企画です。

 かつては白糠町と共同で馬主来(パシクル)沼に張る氷の上で行っていた時期もあったとのことですが、環境問題その他で開催しなくなり、場所を移して音別の中心地区で開催するようになったとのこと。

 しかしなぜ「北の【ビーナス】」なのか分からずにいて、地元支所のセンター長に訊いてみました。

「なぜビーナスって言うんですか?」
「あ、よく訊いてくれました。帰ったらぜひ行政界の地図を見てみてください。旧音別町の行政界がミロのビーナスの後ろ姿に似ていると、ある方が気づいて、そこから『北のビーナス』と呼ぶようになったんですよ」

 早速家に帰ってから調べてみると、「本当だ!(笑)」

 ミロのビーナスを左右反転させた上半身によく似ています。これもまたこの地区の話題のネタですね。


                 【ミロのビーナスの上半身にそっくり(笑)】


    ※     ※     ※     ※     ※

 催しとしては、雪の滑り台…というよりもリュージュコースや人間番場大会、ビンゴ大会、それに女性会や音別学園などによる焼き鳥や豚汁などの出店が出て盛り上げています。

 この地域はそもそもあまり雪の降らない土地柄ですが、山の奥からせっせと雪を運び出して大きな雪の滑り台コースを作ったのだそう。

 開会式の挨拶の後に早速私も試乗。お尻の下にプラスチックの板を当てて滑るのですが何人かが繋がって滑るとスリルが増すというので、スタッフと四人で滑ってみました。


                 【遠くから雪を運んで作りました。結構背が高いのです】


                 【滑ってみるとかなりのスリル、冬はこうでなくちゃ】

 最初の斜面がかなりの急こう配でコースから飛び出すかと思うくらい。実際結構なスリルで、一緒に滑ったセンター長は声が出なくなっていました(笑)

 釧路市内の氷まつりより急こう配で、待たなくても良いのがいいですね。

    ※     ※     ※     ※     ※

 人間ばんばは、下がつるつるの氷のリンクの上で行われます。踏ん張りがきかないのであちこちで転倒の続出に会場は爆笑に包まれました。

 寒い冬だからこそ家に引っこんでいないで、地域の人たちと一緒に盛り上がりたいものです。

 このイベントを陰で支えてくれた実行委員会は、「北のビーナス発見隊」と呼ぶ、地元商工会、女性会、各種企業、そして支所の職員の皆さんたち。

 地元の顔役の方は「今山の奥で高速道路の工事が進んでいますよね。その現場の代理人の皆さんは音別市内にアパートを借りて住民として住んでくれていて、そのうえこうしたイベントにも積極的に協力いただいています。工事がなくなるとまたいなくなっちゃうのかと思うと寂しいものですよ…」とおっしゃっていました。

 地域をだれがどうやって支えてゆくのか。行政と言う富の再配分のなかで、地域が社会全体にどうすれば貢献しながら誇りと笑顔を保ち続けられるのでしょうか。

 早く一度年寄りや若者たちと一杯飲む機会を作りたいと願っていますがなかなか叶わずにいます。

 地域の課題も悩みも幸せも、直に聞けるのが現場の良いところなのにね。

 また日を改めて参ります。

 

                 【子供たちの人間バンバに爆笑です】
コメント (2)
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