北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

びーたーしてー!

2020-06-25 23:52:27 | フライフィッシング

 

「びーたーしてー!」とラジオで叫んだのは、シンガーソングライターにしてラジオパーソナリティの松崎真人(まつざき・まこと)さんでした。

 松崎さんは北海道の民放ラジオ"STV"で、ナイター中継のない11月から3月にかけて「MUSIC☆J 」という音楽番組のパーソナリティを務めています。

 本来は4月以降はナイター中継が始まって、「MUSIC☆J 」はお休みになるはずなのですが、今年は4月からのナイター中継がなくなったために、「ナイタースペシャル MUSIC J」として臨時の番組を継続し、2か月半に亘って多くのラジオリスナーを楽しませてくれました。

 そんな彼が、ナイター中継がいよいよ始まってこの番組も終了する間際に叫んだのが「びーたーしてー!」でした。

 「びーたーしてー」とは単語をひっくり返す芸能界の言い方で、これを訳せば「たーびーしてー → 旅してー → 旅がしたい」ということになります。

 松崎さんは本来今頃の時期は全国各地を巡ってコンサートを行っているはず。

 しかしコロナ騒ぎでコンサートの予定が立たないことと、ラジオ番組が延長されたことで旅に出るわけにいかなくて悶々とした日々を送っていて、いよいよラジオ番組が終わるとなった直前に冒頭の発言が飛び出したもの。

 全国をコンサートで巡ることが当たり前だった日常が壊れて、旅に出られない日々が続くことで改めて「旅に出ていたころの楽しさ」に気が付いて、心底「旅がしたいなあ」と思ったことでしょう。

 
 私も今回久しぶりに函館出張に行って、途中や現地の方とお会いすることができました。
 
 遠くの友人に会って、知らない知識を得ることは楽しくて、やっぱり旅は良いものです。

 昨夜泊まったホテルは、朝食が美味しいことで知られたところでしたが、チェックインの際にフロントからは「朝食ですが、ワンプレートでのお食事でご提供させていただいておりますのでご了承ください」と言われました。

 (そうかコロナ対策なので、豪華な朝食バイキングはないんだな)と思い、簡素な食事を予想していたら、どうしてどうして、料理スタッフが思い切り料理を出せない残念な気持ちをぶつけてきたような豪華な朝食でした。

 広い朝食会場も、コロナ対策で距離をあけているのと、そもそもお客が少ないので閑散としています。

 そんな中サービススタッフはきびきびとしてお客さんの対応に当たってくれています。

 本当なら余裕がありすぎるのでしょうが、そんなことは感じさせずに「お客さんがいることが嬉しい」という様子がうかがえます。

 朝食を終えて出口のスタッフさんにお客の様子を訊くと、「少しずつですが戻り始めています。ありがとうございます」とのこと。

 ホテルスタッフは相当力を持て余しているようです。

 旅は良い。ホテルのおもてなしの力を見せてもらおうではありませんか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする