町中で車を走らせていて、ふと横を見るとコインパーキングで不思議な光景を目にしました。
そこでは駐車している車の前に柄の長いアームが下りているのでした。
今まで見たことのないコインパーキングのシステムでしたが、見た瞬間にピンときました。
これは冬の積雪期に止めた車を管理するための装置なのだと。
これまでのコインパーキングのシステムでは、止められた車がお金を払わずに出ていくことを防止するために、前輪と後輪の間に置かれた金属板がせり上がるものをよく見かけました。
しかしこれは雪が降って地面の高さが高くなると役に立たなくなりますし、その対策のために駐車場の除雪をするのは大変です。
そうしたことの対策のためなのでしょう。止めた車の上にぶつからないようにアームが降りてきて車体の近くで自動的に止まります。
本州から持ってくるさまざまな道具や機械類も、結局は北海道の冬でも機能が果たせるのかどうかが最大のポイントです。
このパーキングのように、北海道の冬を正面からとらえて解決する姿勢を見せるのは清々しい思いです。
困りごとはアイディアの種なのです。