今日は私の実家の両親の父93歳と母90歳の誕生祝食事会を行いました。
両親は両方とも誕生日が5月上旬なので、この時期に両方の誕生日を合わせてお祝いすることが慣例になっています。
とはいえコロナのために、2019年を最後に3年間開催ができなかったもので、今回は4年ぶりの開催となりました。
私が長兄で弟と妹の3兄弟とその家族、さらに娘たち夫婦家族など総勢15名での会食です。
久しぶりにあったそれぞれが笑いネタを持ち寄って笑いに包まれた時間が過ぎてゆきました。
と、そこに実家にときどき出入りしている弟が、「こんなのをみつけたよ」と父の年金手帳なる冊子を渡してよこしました。
昭和5年生まれの父が19歳になる昭和24年の4月から会社などに務めて年金掛け金を支払ってきた記録の手帳です。
父は高校を卒業した後に親類を頼って木材会社に事務員として務めはじめ、昭和32年に開発局に非常勤職員として採用され、翌年に正式に行政職員として採用になりました。
手帳にはその昭和24年からの人事記録と給与の記録が記されています。
これを見ていると、非常勤職員の時の記録が日給400円、翌年正式に行政職として採用になった昭和33年で月額7,400円という記録がありました。
母に見せると、「そうだったそうだった、『せめて月に1万円あればねえ』という話をしたのを覚えているよ」とのこと。
そのときから65年が経過し、物価や給与水準も随分上がりました。
そんなちょっと昔の歴史が垣間見られて興味深い資料でした。
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昔話や恥ずかしい話も、良い持ちネタです。
人生の恥ずかしい話こそが自分の歴史なんだな、と思います。
物事にチャレンジして、失敗でも成功でも笑えるネタを増やしてこその人生です。
記念日や節目を大切な思い出にいたしましょう。