連休も半ばですが、同居中の娘はリモートワークに追われ、妻は家事で忙しい。
余された孫と私は久しぶりに家の近くの公園へ出かけて一緒に遊んできました。
歩いて100mの街区公園には幼児用の複合遊具があるのですが、もうすぐ2歳の孫は段々それで遊ぶのにも慣れてきました。
そこでもう少し足を伸ばして300m歩くともっと大きな複合遊具がある河川敷公園まで行くことに。
途中疲れた孫はおんぶをせがむようになり、らくちんな移動を覚えてきました。
大きな複合遊具のある遊び場は、孫よりも少し年齢が上の子たちと親が群がって楽し気に遊んでいます。
まだ階段を上るのにようやく慣れたくらいの孫は周りの雰囲気にちょと気後れしながらも、好奇心が勝って滑り台に向かう階段に果敢にチャレンジしました。
一番高さのあるステンレス製の滑り台は角度も急で一人で滑らせるには危険なので私が抱きかかえながら滑り降りましたが、そのスリルには喜んでいる様子。
そうこうするうちに二番目の高さのプラスチック滑り台に気がついてこんどはそちらに向かいました。
段々が付いた滑り台に向かうので、一人でやらせるのがちょっと不安でしたが、手助けするのを我慢して一人で滑らせてみると、ちゃんと滑り降りてきました。
本人はそれが気に入って何度も繰り返して滑ります。
気に入ったことは飽きるまで何度も繰り返すのが子供ならではで、それがまた成長の過程です。
見ていると、同じ遊びも10回くらいやると本人の中で慣れてきて飽きてくるようです。
そうするとちょっと滑り方を変えてみたり、違う遊具の方に目が言ったりして遊び方にバリエーションが加わってきます。
はじめはおずおずしていたのに、すぐに慣れてどや顔になってやがて遊び方に自分なりの変化をつけるという様子が目の前で見られて、子供成長の過程が目の前に展開しているようです。
現役の時の仕事として公園づくりに携わりましたが、良い公園はやっぱり良いものですね。
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さて我々も新しいことを始めるときは、まず不安に思っておずおずと手探りでやりはじめ、次第に慣れて来ると今度はより良いやり方がないかと改善することに気持ちが移ります。
そういう過程って子供時の遊びにもうすでにみられるのだと思って、子供にとっての遊びは実に大事なことだと思い知らされます。
遊具の遊び方も、大人はすぐに正しい遊び方を教えたくなりますが、それも子供本人が遊びながら見つけてゆくその過程を大事にしたいところ。
成長の仕方に正解はないのだと思って見守ってあげましょう。