今日は地域の氏神であることに神社の春の例大祭。
コロナのために例大祭は3年ぶりという事で、琴似神社が面する琴似本通りには3年ぶりに露店が数多く出て大賑わい。
特にお好み焼きや焼きそばなどの食を提供するお店には出来上がりを待つ客がずらりと並んでいました。
北海道ではお神輿を担いだり山車を引くようなお祭りへの参加はあまり盛んではありませんが、露天の出る賑わいはやっぱり楽しみです。
露店は本通りの歩道上に並んでいますが歩道が狭くなっているところに大勢の客が押し寄せるのですし詰め状態です。
しかし老いも若きも子供連れの親たちも、こういう雰囲気は久しぶりなだけに大いに楽しんでいる様子。
若いアベックたちなんかも多かったけれど、彼らは青春時代のこの3年間にこういう機会がとんとなかったわけですから、そりゃ楽しみなわけです。
最近、若者たちにとって『家』と『学校or職場』以外に安心して集える第三の居場所『サード・プレイス』が注目されています。
普段暮らす家(=家庭)はファースト・プレイス、そこから出かけて行かなくてはならない学校や職場はセカンド・プレイスというわけですが、自分が過ごす場所がこの二つしかなくて、そこでの居心地が悪くなったらどうなるでしょう。
家でもなく学校でもないところで息抜きができたり、義務的に向かうのではなく自発的に行きたくなるような魅力のある場所があれば、人生は少し気楽なものになるでしょう。
最近は子供たちのためにも行政がサードプレイスを用意してはどうか、といった議論も出始めています。
昔なら学校の前に必ずあった駄菓子屋なんかはそんな場所だったのではないでしょうか。
そんなサードプレイスが恒常的に用意されていれば良いけれど、地域のお祭りやイベントなどは臨時の期間限定のサードプレイスと呼んでも良いかもしれませんね。
天気も良くて涼しくて楽しい時間になりました。
6月の北海道神宮例大祭は札幌市民がこぞって露天に出かけて大変なことになりそうな予感がします。