札幌に約三年間単身赴任をしていた友人が、今度東京の本社へ戻るというので送別会を兼ねた飲み会をしました。
札幌や北海道には全く縁のない中で、突然札幌へ赴任しての三年間の感想を尋ねると、「最高でした!」と全面的に賛辞を送ってくれました。
転勤族と言うのは、そもそも赴任期間が限られているので地元民よりも熱心に地域をめぐる傾向がありますが、彼もご多分に漏れず道内各地をドライブして巡ったそう。
「夏のゴルフと温泉は本当によかった。ゴルフ場だって、近くて安い。まちなかで飛び込んだ個人経営の飲み屋さんのレベルが本当に高いことに感動しました。もう体も舌も北海道仕様になってしまったので、東京に戻ったらどうなるかとちょっとブルーですよ(笑)」
今日のお店も彼が紹介してくれた、もつ鍋のとっても旨いお店。私の職場からもすぐ近くだったのですが、これまで一度も来たことがありませんでした。
こういう隠れ家的なお店を探すのも地元民と転勤族の違いと言えそうです。
「なにか不満や物足りなかったところはありますか?」と訊いてみたところ、「そうですねえ。冬道のドライブに自信がなかったので、冬にあまり行動ができなかったのがもったいなかったですね」という返事。
運転もあくまでも慣れることしかないのですが、不安なのは仕方のないところ。もっと早く言ってくれれば、ワカサギ釣りに連れて行ったものを、惜しいことをしました(笑)。
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かくいう転勤族の彼は、半分本気で札幌のマンションを買おうかと思っていたそうです。
「でも、僕が赴任してきたときよりも、マンションの値段が一千万円くらい上がったよ。便利の悪いところだとそうでもないけれど、新築なんかだともう手が出ないね」
札幌の価値は街歩きや旅の拠点と考えると、もっと価値があがるのでしょうか。
でも「待ちを楽しむなら、友達がいるかどうかが一番のポイントだよね」ということでは意見が一致。
東京へ帰ってからも札幌へ足蹴く通ってきてほしいものです。まだまだ知らない楽しみがあるはずですぞ。
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