納戸を片付けているとものすごく昔のビデオカメラとテープが出てきました。
娘たちが生まれた30数年前と言うのはちょうどハンディビデオが出始めたころです。
当時で20万円以上した記憶があって今思うと「高いなあ」と思いますが、思い出を残すための道具としてカメラとともに新しい必需品になりかけていたのです。
今でも撮りためたビデオテープはたくさんあるのですが、いわゆる「撮りっぱなし」の状態で、当時はテープに残る動画を思い出として編集するような技術や道具がなかったのです。
それが今や、Goproに代表されるアクションカメラの登場と、パソコンの性能向上で、動画を取り巻く環境は劇的に変わりました。
スマホで撮影した動画をスマホでいじるだけでも30秒程度のコンパクトなストーリーはできてしまいます。
今や動画撮影のカメラは数万円で手に入りますし、動画ソフトも1万円程度で手に入る時代。良い時代になりました。
ただ、撮影した動画をどこに保管しておくか、ということはパソコンでもスマホでもやはり大問題です。
ここ一発の記念になるような映像は、どうでもよいくだらない映像の山があるからこそ撮れるともいえます。
【動画保存のサブスクに申し込む】
私自身は、定額料金を払えば使い放題になるといういわゆる「サブスク」は消費者にうまく取り入って儲けるシステムじゃないか、とあまり良い印象を持っていませんでした。
しかし、Goproで撮影をするようになってから撮りためた動画の保管に困って、ついに昨年からサブスクの動画バックアップサービス「GoProサブスクリプション」に申し込みました。
料金は1年間6千円。
撮影した動画は、自宅でカメラの充電を行うと同時に家のWifiに接続されてクラウドにアップロードされるので、いちいち自分でアップロード作業をすることはありません。
そして容量は無制限で、自分のハードディスクの容量など全く気にせずにいくらでも取れば良いのです。
容量に制限があると、良い動画は残してどうでも良いものは消去するような作業が生じますが、そうしたストレスは全くありません。
実際にやってみて(なるほど、このような容量制限のストレスがないというのはお金を払う価値がある)とつくづく思いました。
アップロードされた動画は日付によって管理されていて代表的なシーンのサムネイルで動画の中身がある程度予想されます。
動画を編集しようとするときは、目的の動画をダウンロードしてこちらのパソコンに取り込む作業が生じますが、それ以外のいらない動画はクラウドの向こう側に置いておけば良いというものです。
Goproの場合は、サブスクに登録するとカメラやアクセサリーが安く買えたり交換無償のサービスが付いたり、とお得感もセットになっているのですが、やはり動画の保管ストレスを解消するための一カ月500円は高くはないと思っています。
まだネットフリックスやアマゾンプライムなどの動画配信サブスクリプションにはなんとなく拒否感があって応募していないのですが、実はやってみるとその価値が分かるのかもしれません。
時代はサブスクを効果的に便利に使ってナンボの時代になりつつあるようです。
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