有川浩さんの『コロボックル絵物語』を読んで、応募していた「チーム・コロボックル缶バッジ」
今日、届きました♪
確か、春でしたよね。すっかり忘れていましたよ。
58と封筒に書かれていましたので、それくらいの方々が当選したということですね。
いやー、嬉しいです。
このお手紙によりますと、来年にはまた、有川さんの長編「コロボックル物語」が出るようです。
楽しみです。
高萩音斗は、健康体なのに体が弱く、倒れてばかりいた。
そんな中、去年の夏に亡くなった曾祖母の残した手紙に、丈夫になるための連絡先として、遠い親戚の住所が記されてあった。
藁にもすがる思いで連絡をとったところ、やってきたのは吸血鬼を名乗る三人の美青年。
実は、音斗は吸血鬼の血を引く子どもだったのだ。
今となっては生き血を飲むのは非衛生的で非文明的だと言い、成分が近い牛乳を飲む彼ら。
実家も酪農を営んでいて、今回のことで町で乳製品を使ったパフェ屋さんを開いたのです。
しかも、彼らの活動できる夜だけ。
吸血鬼にしては、のどかで牧歌的な彼らには、ほのぼのしました。
ま、性格はともかくですけどね。
音斗と彼らが同居してから起きた、様々な出来事が、面白くも温かく読めました。
続編もあるようですが、ブックオフに入るのを待っています。
(P[さ]4-1)ばんぱいやのパフェ屋さん (ポプラ文庫ピュアフル) 価格:¥ 670(税込) 発売日:2013-07-05 |
交番勤めの警察官だった赤坂淳は、刑事として花咲小路一丁目に帰り、祖父母の店<和食処あかさか>に同居することとなった。
そして非番の日は、祖母がご近所から相談された困りごとを解決して回ることが日課となってしまった。
橋本さん家の猫マロンちゃんが家でごはんを食べないのは、他所でもらっているからではないか?
ラーメン屋の政田さん家に届く、亡くなったおじいちゃんからの手紙。
<万屋洋装店>のオーダーメイドスーツの客の謎。
<大学前書店>の本の上に、レモンから始まって様々な果物が置かれるようになった理由。
最後に、何もないと思った非番の日に起きた、一番大きな事件。
初めに、閉店後の店の前で出会った女性、ミケさんが、何かしら不思議な形で度々登場します。
また、商店街の個性的な面々が、様々な形で解決に協力してくれます。
人の良い淳ちゃんと、不思議な魅力のミケさんのコンビ。
まだまだ活躍を読みたいと思っています。
この商店街自体、好きですしね。
花咲小路一丁目の刑事 (一般書) 価格:¥ 1,728(税込) 発売日:2013-11-12 |
台風で、来週まで取りに行けないと思っていたこの本ですが、昨日、晴れ時々雨といった感じの天気でしたので、受け取りに行って、今日、読むことができました。
さて、内容はというと、ミカルとハルル姉妹がAmazonで買い物をしたことで、奇妙な世界とつながりができてしまった。それからの物語。
毎回、その世界のモネとグラフトに関わっていくのかと思いきや、回が進むにつれて話はずれていき、ミカルが魔女めいてきます。
そして!
うーん、これは話がループしていると思うべきなのでしょうか?
何とも奇妙で不思議な物語です。
混沌とした捉えがたい世界が好きな方に、特におすすめします。
Amazonで変なもの売ってる 価格:¥ 1,728(税込) 発売日:2014-08-07 |
九歳で大学に入学したアスペルガー症候群のジェイコブ・バーネット。
数学に際立った才能を示し、数学、物理学、宇宙物理学などを学んでいる。
そんな彼が二歳で重度の自閉症と診断されたときには、読み書きはおろか、自分で靴ひもも結べないだろうと言われていた。
これは、母親のクリスティン・バーネットさんによって書かれた自叙伝です。
既存の学校では息子はダメになると直感した彼女が編み出したのは、自閉症児の得意なところを伸ばしながら苦手なところも学ばせる学習法。
それがジェイコブばかりか、他の自閉症児もそれぞれの才能を開花させました。
今は、自閉症児や特別な支援を必要とする子どもとその家族のためのコミュニティ・センター「ジェイコブズ・プレイス」を運営されていますが、不況などもあって、そこに到達するための道のりは困難だったようです。
そんな中、前向きに強く子どもたちを育てた彼女が、どのように考え行動していたか、とても素晴らしいと感じられる一冊でした。
ぼくは数式で宇宙の美しさを伝えたい 価格:¥ 1,836(税込) 発売日:2014-01-30 |