太陽に住む生物の話、クラークの「遭難者」
平凡な男がTV番組で命をかけるシェクリイの「危険の報酬」
火星で二人の男が対立したことが生んだ悲劇ラリイ・ニーヴンの「ホール・マン」
三遊亭円朝とその連れが体験した文明開化による怪異、ブルース・スターリングの「江戸の花」
テレパシーや共感能力を持つ異星植物とニンゲンのファーストコンタクト、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの「いっしょに生きよう」
輝く疫病から町でただ一人生き残ったイノセンス修道士が、唯一、ダニエル少年に見出した希望、イアン・マクドナルドの「耳を澄まして」
素粒子物理学者の実験装置の故障修理に行き、帰ってこない三人を救出に行った者たちが体験したこと、イーガンの「対称」
科学者の母親が、異星の風習を知るために子どもたちをその星で育てた結果とは、ル・グィンの「孤独」
何も観光資源の無い町に降ってわいたツアーバスの客の目的とその正体、コニー・ウィリスの「ポータルズ・ノンストップ」
悲しき未来の出産風景、バチガルピの「小さき供物」
毎日、肺を入れ替える人々の日常とその未来を描いたテッド・チャンの「息吹」
どれも、とても面白く読めました。
日本人としては、「江戸の花」をひいきにしたいところですね。
ところで、英語で噺家ってどう言うのでしょう?ちょっぴり気になります。
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