こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『カブキブ!<3><4>』榎田ユウリ

2025-01-28 20:08:53 | 読書感想
 
 
文化祭での「三人吉三」は大盛況。
そして次の舞台になるのは、新入生歓迎会。
演目は部員数を考えて「白波五人男」
キャストはほとんど決まったが、黒悟の中で気になる人物がいて・・・。

3巻ではいつもの(?)メンバーで演じられより盛り上がりますが、4巻ではまた違った趣向となり大受け。
まあそれはいいのですが、どうも毎回トラブル続き。
小説だからと言ってしまうのは簡単ですが、4巻のトラブルの根が深そうでこのまま諦めてはくれそうにない予感がします。
とはいえ、黒悟くんはまだまだ歌舞伎同好会を盛り上げていきそうですね。
楽しみです。
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『ビブリオフォリア・ラプソディ』高野史緒

2025-01-17 20:18:30 | 読書感想
 
本をテーマにした短編集。

まずは新刊を出せば誰もがある程度の本は読んでくれる世界。
まるで作家や本好きには夢のような世界と思いきや・・・。
とても怖くて悲しい世界でした。

どの物語も幻想的で、心の奥深くに潜っていくような話です。

特に心に残るのは、亡き祖母にもらったお守りに願いをかけた少女のその後を描いた「詩人になれますように」
また、広大なのかダンジョンなのかどこまでも奥深くに探検していけそうな古本屋で古本を探索していく「本の泉 泉の本」も、楽しくも怖い内容でした。

どちらかと言えば闇の世界かもしれませんが、そういうものがお好きな方には強くお勧めします。
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『カブキブ!<1><2>』榎田ユウリ

2025-01-14 19:52:24 | 読書感想
 
 
以前から気になりつつも何となく読むきっかけというか、縁が無くて後回しになっていたこのシリーズ。
最近、SNSで紹介されたので読んでみました。

主人公は来栖黒悟。
祖父の影響で歌舞伎好きに育った。
そこで高校入学早々、担任に演じる方の「カブキブ」設立を願い出る。
観る方ならともかく、指導者がいないからとか様々な理由から許可が出ない。
しかし同好会なら5人集まればと許しが出たので、あちらこちらの目ぼしい生徒に声をかけ、色々ともめながらも始めることが出来た。

困ったことにお披露目では黒悟が熱中症で倒れ、文化祭でも一波乱。
予定では3巻で本格的な歌舞伎としての大舞台が観られるはずだが、さて?

黒悟が心底歌舞伎が好きで、みんなとその楽しさを分け合いたいと思っているからこそ、この同好会を立ち上げることが出来たのでしょうね。
読んでいてもワクワクします。

私自身は一度だけ3階席でイヤホンガイドをおともに拝見しましたが、台詞回しが聴き取りにくいのが難です。
ただ、落語が元ネタの「文七元結」は聴き取れたので、古い演題が聴きづらいのかもしれません。

この話で出てきた「三人吉三」も面白そうです。見栄を決めるところが格好いいんでしょうねえ。
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MINIATURE LIFE 展 in 旧大連航路上屋(門司区西海岸)

2025-01-08 20:43:22 | アート・文化
門司港レトロ地区にある旧大連航路上屋で、田中達也さんによるミニチュアの見立ての展覧会があり、行ってきました。

すべて撮影可だったのでたくさん写真を撮ってきまして、数えると70枚にもなってしまいました(;^ω^)
さすがにすべてを載せるのはデータ容量的に難しいので、一部、載せますね。 
アボカドの島や

花見に付箋で場所取りしたり

ボタンの花畑だったり

毛糸玉に鹿や小さな人々が歩いていたり

ココット皿の斜塔だったり

様々な見立てで楽しませていただきました。
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